曽我ひとみさんをテレビで拝見していると、なんだか こっちまで胸が痛くなってくる。 お母さんは一緒に連れ去られたまま、どうなっているのか もわからないままだし、あっちに残していた家族も今回は来日 しなかった。 でも、笑顔を絶やさず看護士をしている。えらいなぁ、もの すごく我慢強い人やなぁ。世の中の、ちょっと自分の思い通りに いかなかっただけで、すぐにブチ切れるガキに「曽我さんを見習え!」と言ってやりたい。
でもなぁ正直、ジェンキンちゃんは元々「北がええ」と言って 自分からそっちに行った人やろ。その人に「日本に来い」言うて も無駄かも。ほんまに脱走兵なんかどうかも疑わしい。アメリカ が嫌になったのではなくて、向こうの餌に釣られてホイホイと ついていってアメリカの情報を売って、それなりの待遇を手に入れた のかも知れぬ。 もしそれやったら、余計に北を捨てて日本に来るはずはないよな。
それに、あのジェンちゃんと曽我さんが普通の恋愛をして 結ばれたなんてはずはない。そう考えると、いったい曽我さんの 人生って何やったんやろう?って他人事ながら思ってしまう。 せめて今、日本に帰ってきて、昔「なろう」と思っていた看護婦の 仕事をしていることで、本当の自分の人生を送っているという 充実感を味わっておられるのであれば幸いである。
ほんまにあの人には頭が下がる。
投稿日:2004年05月26日 (水) 23時13分
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