みえこさん、こんばんは。
ご指摘のとおり、まったく同感です。
藤原さんがお元気なころ、日本人のクルーズファンをいかに増やすか、いろいろとご指導いただいた昔のあのころは、藤原組の劣等生ながらも影響を受けて日本にクルーズ愛好家をいかに増やすか、などと考えたり思ったりしたころもありましたが。。。
みえこさんはもちろんご存じでしょうが、藤原さんは昔、こういうことも、こちら、メールマガジンで ↓ で書き残してらっしゃいます。
http://blog.livedoor.jp/cpiblog00656/archives/50234490.html少々長いですが、一部引用いたします。
『□□ 耐震強度偽造問題とリスク対応 □□
建設業界に対しては従来から「値切ると手を抜かれる」との不信感が根強くあ
りました。それがここに来て「本当にそうだった」と多くの人々が確信する事
態となりました。建設業界にとっては大きな打撃です。
利益追求の企業経営にとって、コスト低減は至上命題です。そこで企業は必死
になってコスト低減に努めます。ところがどうしても他社に勝てぬと、「安か
ろう悪かろう」に走り、挙げ句の果てに今回のような違法行為にまで走る危険
性はどこの業界にも存在していると思います。
私たち消費者も「ただ安いだけに飛びついてはいけない」との大きな教訓を得
たと思います。残念ながら「安いのはなぜか」まで追求しなければならない世
の中になってしまいました。たとえば一世を風靡したユニクロは「製造小売り」
という当時としては革新的なビジナスモデルで圧倒的な優位を築きました。
このように「なぜ安いか」の明確な理由が見つからない高額な買い物の場合、
これからは「これは不良品である」との前提に立って、売り手をチェックしな
ければなりません。』
↑ この文章で「建設業界」を「クルーズ業界」に置き換えると、さすがに、実に含蓄のある文章だと、外国船の日本近海参入したころから、しみじみと考えておりました。
いろいろと書きたいことはありますが。。。
ご存じのとおり、書き始めると妙に理屈っぽく、長々と書き散らす癖があるもので、ここらで止めます。
けれども。
自分は、かつてご指導を受けたとおり、ただ安いだけには飛びつかない、賢い消費者でありたいと念じております。消費者が賢くなければ業界は育たず、ホンモノとして根付かず、結局クルーズの発展などは成し遂げられず、尻すぼみになるほかはないのでしょうね。きっと。藤原さんが願われていたことを思うと、最近の風潮は内心、忸怩たるものがあります。