ベネチア(ベニス、ヴェニス)以外でも疑問点ある投稿内容がありました。いちいちコメントを書くのもばかばかしく時間の無駄なので控えていましたが、来年にでも地中海クルーズを計画されている方がこれを読まれて誤解されると困るので、トビが超長くなって申し訳けありませんが、疑問な箇所を列挙しましす。
私は各項目のエキスパートではないので、どなたでも問題のある記述とかより良い方策があれば別トビで教えてください。
>ベネチアは車は走れない。
本島のほとんどの地域はこのとおりだが、本土からローマ広場、クルーズターミナルまでは車が入れる。したがって、荷物の多いクルーズ旅行の場合は本土(メストレ)に前泊し当日はタクシーでクルーズターミナルに横付けする。あるいは、メストレ駅からバスでローマ広場にはいるか、電車でサンタルチア駅※に入り、モノレール(ピープル・ムーバー)に乗りクルーズターミナルへ。
※サンタルチア駅からローマ広場(ピープル・ムーバーの乗り場)まで大運河を越える橋を荷物を持って超えるのは大変なので、サンタルチア駅構内に設けられた
クルーズ会社の荷物預かりを捜すのが良い。数ユーロの料金で船の部屋まで荷物を届けてくれるとのこと。
>従って、ホテルに泊まる時は、自分で歩かないといけない。
ホテルの場所による。水上交通網が発達しているので、歩く代わりに
水上バス(ヴァポレット)、水上タクシー(モトスカーフィ)を利用すればこの問題を回避できる。ただし、水上バスの場合、下(乗)船場からできるだけ近い(間に水路がない)ホテルが良いのでは。
別の回避策は本土のメストレとかさやかさんの「ローマ広場」、bibiさんの「リド島」のホテルでも回避できる。
>至る所に巨大から小さな橋が架かっている。その橋は見た目にはロマンチックだが、自分でよじ登るとなると大変。
正しい。
>ベネチアの街は迷路の様になっていて、しかも道は狭い。まっすぐには行けない。
正しい。道路の交差点には主要な行き先ごとの案内(矢印の看板)が設置されているのでこれにしたがって歩く。
>ホテル代が大変高価。近接他エリアの3倍はする。一泊3万円程度は覚悟しなくてはイケナイ。
一般的に、本土(メストレ)よりベネチア本島内のホテルは高価。その差はホテルのレベル、宿泊日、予約日による。具体例では今日 Hotel.com で
予約と仮定、4星
クラス、客評価が4以上のホテルで平日1部屋の料金(この他に税10%が必要)は
ベニス本島内 : 11月21日(オフシーズン) ¥8,000 〜 \13,000+税
6月20日(オンシーズン)¥25,000 〜 \30,000+税
本土(メストレ): 11月21日(オフシーズン) ¥6,000 〜 \8,000+税
6月20日(オンシーズン) ¥10,000 〜 \15,000+税
リド島 : 11月21日(オフシーズン) ¥6,000 〜 \8,000+税
6月20日(オンシーズン) ¥18,000 〜 \25,000+税 >オマケに部屋が激せま。クルーズ船の部屋より狭い?
昔からの建物で、拡張の余地もない(内装のリノベーションは有)ので、一般論としては狭い。「激せま」かどうかは選んだホテルによる。最初から狭いと覚悟して泊まれば※、それほどのショックはないかも。
※特にオンシーズンには料金ほの内容を期待しない方が良い。旅行社パンフレットの「ダニエリ宿泊」に期待してベニスのカーニバル期間に宿泊したが、狭くて、古くてそのツアーで最低のホテルだった経験もあります。
>どこに行っても激込み。まともに歩けない。
一般論として、観光客が多く、道路は狭いので主要な観光地は込んでいる。「激込み」かどうかは訪問時期による。観光客が多いと思われるカーニバル期間に訪問したが、リアルト橋周辺は主要駅(東京、大阪)程度の込み方だった。
>恐ろしくレストラン代が高い
選ぶ店により
ピンからキリまで。一般的な料金はリストランテ > トラットリア > ピッツエリア > バール
>コーヒー代が6000円ぐらいだった
ベネチア本島内で一番高いと思われる(ホテルを除く)サンマルコ広場前のカフェ・フローリアンで@6.5ユーロ(エスプレッソ:約750円)、@9ユーロ(カフェラテ:約1040円)。
>運河の悪臭と、虫
特に、気温が上がってくると運河から悪臭(ドブ川に臭い)が発生し始める。夏季のゴンドラは写真の見た目ほど楽しいものではないように思う。虫に困った経験はないが、夏にはやぶ蚊がいるので虫除けが必要とのブログも見かける。
>従って、前泊するならベネチアは最悪の港という事になります。
これらの事例を根拠に「最悪に港」との結論にはならない。交通手段、宿泊場所、時期に工夫すれば「最良の港」の可能性あり。
>10日程度しか取れないなら、カタール航空が良いのでは。
カタール航空はお勧めできません。現役の方で休暇を短くするため、仕事が終わってから当夜に出発するとして
2017年のGWは無理なので、8月4日(金)夜10時以降に東京を出発し、8月13日(日)に帰国する条件で
スカイスキャナーで検索してみました。所要時間が短い順に並べると
ルフトハンザ航空 羽田空港:00:50 →(FRA)→ 09:40(翌日):ベネチア空港 所要時間:15時間50分
ベネチア空港:13:15 →(FRA)→ 10520(翌日):羽田空港 所要時間:14時間35分
トルコ航空 成田空港:22:25 →(IST)→ 08:25(翌日):ベネチア空港 所要時間:16時間50分
ベネチア空港:20:25 →(IST)→ 19:20(翌日):成田空港 所要時間:15時間55分
エアーフランス航空 羽田空港:22:55 →(CGD)→ 09:00(翌日):ベネチア空港 所要時間:17時間05分
ベネチア空港:18:05 →(CGD)→ 18:20(翌日):羽田空港 所要時間:17時間15分
カタール航空 成田空港:22:20 →(DOH)→ 12:05(翌日):ベネチア空港 所要時間:20時間45分
ベネチア空港:18:30 →(DOH)→ 18:40(翌日):成田空港 所要時間:17時間10分 となっています。船への乗り遅れ(および、ロストバッゲジ)を防ぐ観点からの評価としては
ルフトハンザ航空かフランス航空が望ましい:
両社とも船の出港前到着のフライトが他に2便ある。このため,乗り遅れ,ロストバゲッジの可能性は格段に低くなる。
次点はトルコ航空。
到着は早朝08:05。10:05分着の便も運航。このため、乗り遅れ、ロストバゲッジの可能性はかなり低い。
最悪はカタール航空。これは避けた方が良いと思います。
到着は12:05。機体不良等で乗り継ぎ便の出発が遅れると船に乗り遅れる可能性が高い。また、ドーハ空港で荷物の積み替えを間違うとロスバゲッジとなり、翌日まで便はないので出港までに荷物は届かない。
乗り遅れのリスクより航空料金を抑えたいのであればトルコ航空。航空運賃は変動するのでルフトハンザとエアーフランスのディスカウント料金もフォローしておくのが良いと思います。
バルセロナ発着のクルーズへの乗船を計画する場合もほぼ同じ状況。
このプランは夜行便で体力的に厳しく、乗り遅れ(ロストバゲッジ)のリスクはあります。このリスクを減らすために時間が許せば出港地での前泊が望ましいとは思います。
>日数は調べれば解るけれども、アラスカとカリブを除けば、2週間以上でしょう。
調べればこの間違はすぐにわかります。地中海のクルーズでも7日〜10日はいくらでもあります。ベネチア発も。
どうしても米国系のクルーズ会社は米国人のニーズから日数は比較的長く(8日〜14日)設定されています。ヨーロッパ系のクルーズ会社(乗客人数が多い)コスタ、MSCであればベニス発7泊8日をクルーズをたくさん設定しています。
バルセロナ発着だと米国系のクルーズ会社も7泊8日クルーズを設定していますから選り取り見取りに近い状況です。
添付は
VacationToGo※の検索結果です。
※日時でクルーズを検索したい場合はこのサイトが使いやすいと思います。購入が易しいかどうかは別の話。
>直行便だからといってロストバゲッジの心配がないなんてとても考えられません。
発生の可能性が重要ではないですかね。1%でも99%でも「心配がある点では同じ」ですが、その程度は大違い。
ロストバゲッジ(ディレーバゲッジ)の大きな原因は乗り継ぎ時にあると言われています※ので、この要素がない直行便ではこの可能性が大きく下がると思いますが・・・
もちろん、出発カウンターで荷物に付けられたタグの行き先が目的空港名であることを必ず確認してください。
※参考資料:
http://kaigairyokou.ehoh.net/contents/nimotufunsitu.html乗り継ぎ空港で他の行き先の便に乗ってしまうと早くても翌日※になるので前泊は有力なリスクヘッジと思います。
※ヨーロッパ内の空港の乗り継ぎであれば行く先が違う便に乗せられても便数が多ければ届くのも早くなる。
>トータルで考えると、なぜか一番時間のかかる、カタール航空が一番ラクです。
「ターキッシュ、カタール、アエロフロートを使えば前後泊なしで激安で行ける。ただし、体力的に大変」と書かれているのは前後泊がないのが原因なのですかね。カタールのプロモーションを拾えば財布はラクですが、1〜2泊前泊しても夜便なので体力的にはラクでないと思いますが。
>私にはわかりませんでしたね。ドブログニクの行き方。どうすればわかるのでしょうか?
「ドブロブニク クルーズ」と入力すればすぐに回答は得られます。例えば3番目に表示されている
「MSCでアドリアエーゲ海クルーズG ドブロブニク寄港」に「ここもシャトルがでた。20.9ユーロである。・・・・路線バスも走っているようではあるが、・・・実際、観光して非常に良い街だったので、シャトルバスを使って、滞在時間を長くして正解であった。」との記述があります。
>私にとってスマホ恐怖の存在です。万が一青天井のキャリアに繋がったら目もあてられません、ヴィルフランシュで経験しました。
それは大変な目に会いましたね。「パケ死」と言う言葉ができたぐらいですから、かなりの人が海外でのデータ通信でひどい目に会ったのだと思います。
2010年にNTTドコモが
「海外パケ・ホーダイ」の名称で海外でも定額制にデータ通信サービスを開始してから、この事情は大きく変わってきています。
国内で「パケット定額サービス」および「WORLD WING」を契約をしており、提携している海外のキャリアに接続する限り※一日最大2980円になり、これ以上の請求が発生することはないとのことです。もう少し安く利用したい時は
「海外1dayパケ」が用意されています。これには申し込みが必要なようです。
※日本にいる間にドコモの「ドコモ海外利用」
アプリをダウンロードし、「海外パケ・ホーダイ限定」機能を設定しておけば「海外パケ・ホーダイ」対象国・地域の事業者に接続されている場合のみパケット通信が利用できるようになる。
参考資料:
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/faq/index.html注意:国内で「パケット定額サービス」および「WORLD WING」を契約をしていないスマホを海外に持ち出し、
バックグラウンドでの通信を停止していない状態で不用意に「データーローミング:オン」「モバイルデータ通信:オン」にするとアプリのバックグラウンドの自動更新がかかりこのデータ通信料が発生する可能性があるので注意が必要。
>機内モードでGPSを使っていただけなのに、いきなり青天井キャリアに接続されたのです。
良くわかりませんね。「機内モードを「オン」にしておくと、通話・SMS・データ通信が利用できない状態になります。」とドコモの
Q&Aに書かれているのですが・・・
可能性としては、携帯電話をかけるため機内モードをオフにした時、前項の「注意」で書いた事が発生したとか・・・
「メールやサイトは見なくてよいが、電話だけ使いたい」場合は「機内モードオフ」より「データローミング設定をオフ」にするのがが
基本では。
>クルーズの様に国が次々変わる場合は、毎日確認しないと恐ろしいです。
「1日の間に複数の国や通信事業者でパケット通信を行った場合でも、同じ1日の「海外パケ・ホーダイ」料金として計算されます。」と
「利用料金のしくみ」に書かれていますから、ドコモの「ドコモ海外利用」アプリで「海外パケ・ホーダイ限定」機能を設定しておけばそれほど心配することはないと思いますが・・・
>相場と比べて高いホテルではないです。これより安いホテルの方が少ないぐらいですね。ついでに星なしです。
ヨーロッパで「星なし」のホテルがあるのですかね?ヨーロッパでは何らかの機関(その国や、州など)によって定められたランクとして星をつけると理解していましたが・・・イタリアの星はあてにならないのは有名ですが、どなたかベネチアで「星なし」のホテルがあるかどうか教えてください。
参考資料:
http://mytabi-italy.com/hotel-about/>スマホの青天井キャリアの存在を知らない人もいて驚きます。(一日定額が効かない)
「ドコモ海外利用」アプリ
アプリをダウンロードし、「海外パケ・ホーダイ限定」機能を設定しておけばこのようなキャリアには繋がりません。このような機能をご存知ないのかな・・・
>国別、キャリア別の一覧表をコピーして持って行くのは常識だと思いますが。
「ドコモ海外利用」アプリを日本でダウンロードして海外に出かければこのような一覧表は必要ありませんよ。
他社もこのようなアプリを用意しているはずですが・・・
最後に、
家族との「電話にだけ使う」目的でスマホを持ち出す場合は必ず「データローミング設定をオフ」「モバイルデータ通信をオフ」して海外に出かけてください。
国内で「パケット定額サービス」契約をしている方は「WORLD WINGを契約」(無料)を海外に出かける前にしてスマホを持ち出してください。海外の港に接岸した船上から日本に長電話をする場合データ通信のインターネット電話を使う方が最大でもドコモの2980円ですから、安上がりかもしれません。「海外1dayパケ」を使えはもっと安いでしょうね。