「こちらスネーク、聞こえるかオタコン」
「ああ、聞こえる問題ないよ。いまどこ?」
「・・・おそらく、格納庫だろう。ASが置いてある」
「気をつけてくれ、なんせ正体不明の部隊の潜水艦なんだからさ」
「わかっている・・・通信切るぞ」
スネークはコンテナの陰に隠れつつ進む
目の前には、見たことのないASがあった
「M9・・・いったいなぜ?」
「M9だって?!だってそいつは・・・・」
M9はまだ実戦配備もされていない新型ASだった
「だが事実だ・・・ここは何かの実験部隊なのかもな」
「まさか・・・只の実験部隊なら、メタルギアを持つ理由はないよ」
「・・・調べる必要がありそうだな。この潜水艦・・・」
スネークは再び進む。すると向こうに一人の兵士がいた
何かいっている
「ちぇ・・・人使いが荒すぎるぜここの連中。」
「だいいち、俺様が何でこんなことしなくちゃいかんのよ・・・」
ぶつくさと悪態を吐きつつもせっせと武器の入っている
BOXを運んでいる
「敵兵か・・・捕まえて情報をききだすか・・・」
スネークはその兵士に忍び寄る・・・そして!!
「うごくな・・・」
もっているUSPを敵兵の後頭部につきつける
「うっ・・・何の冗談だ?・・・」
その兵士は悲痛な声を出す
「BOXを置いて、武器を捨てろ・・・今すぐだ」
「へいへい・・・まったく最悪だぜ今日は」
「いちいちうるさい奴だな・・・」
「へっ、余計なおせわだぜ」
兵士はしぶしぶ、武器を落とす
「前向け、聞きたいことがある、手を上に向けろ」
「へいへい・・・わかりやしたよ」
兵士は言われたとうりスネーク目をあわす
「これでいいだろ・・・あんたのいうとうりにしたぜ」
その兵士はまるで今の状況を理解していないようだ
それ以前に一つ気づいたことがあった
かなりの美青年だった
「名前は・・・」
「おれ?俺はクルツ・ウェーバー、階級は軍曹。あんたは?」
「・・・貴様に名乗る名はないがな・・・」
「おおこわ・・・それで何し来たんだ、こんな潜水艦に?」
「それもしゃべるわけにはいかんのでな・・・」
「あ、そう。まあどうでもいいけどさ、俺、早くかえりたいのよ?」
「わかる?おっさん」
「・・・・・・・・・・・・・」
「どうした?おっさんって言われて傷ついたか?」