[425]幼児
多呼吸、陥没呼吸、チアノーゼを主症状とした遷延性の呼吸障害を示す。ほぼ全例が在胎32週未満、体重1500g未満の超未熟児で、成熟児にみられることは、極めて少ない。生後1日より発病するものもあるが、多くは生後数日から2週間の間に徐々に発病する。病状は次第に強くなり、無呼吸発作を伴うようになって、4〜8週で極期に達し数週間ないし数ヶ月持続する。肺炎合併症などにより、予後不良のことも多く、死亡率20%〜40%にも達するとされている。治療は突発性呼吸窮迫症候群に準じて行われ、特異的なものはない。病因は不明だが、肺の未熟性によると考えられ、無気肺部と気腫状に変化した部分の混在がみられる。胸部X線所見で、小円形透亮像が全肺野に散在し、泡沫状陰影を呈するので、泡状肺症候群とも呼ばれる。経過が進むと肺門部より放射状に広がる粗い策状陰影が多くなり、これは気管支肺異常形成症bronchopulmonary dysplasia の最後の時期の胸部X線所見と区別がつきにくい。
重病なんですね。ミキティ。
2002年04月04日 (木) 23時18分
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