スプレーロボットを導入する企業の全てが、１ランク上の鋳造グレードと、１ランク上の鋳造品質で、海外ローコスト品に対抗出来る、生産システムを指向して導入されております。
　スプレーロボットは製品品質を、確認しながらロボットの教示をします。従って良品を安定して連続鋳造する事が出来ます。鋳造中にスプレー条件が変わる事が無いので、良品の計画生産が可能になります。また検査工程の省略、焼き付きの発生が無い事による、型整備時間の半減、ピン類などの折損事故半減、離型剤消費量従来比３／５減、離型剤の水処理不要、作業環境を　汚さない、段取り時間の短縮など、導入による投資効果は計り知れない。
と、ここまでは競合後発ロボットスプレーメーカー各社共、おおむね共通の特性を示すと思われます。問題はここから更に、その扱い安さ、多数個取りのノズル法案、離型剤量は極少量吹きから大流量まで、スプレー量が長期間安定して制御されているか、ロボットの運動速度と離型剤量のバランス等々、生産性と直接関わる問題で、そのノーハウを得るまではロボットの経験とスプレーの経験、何よりスプレーロボットによる、金型を前にした教示経験、鋳造経験の豊富かさが、確かなシステム作りには欠かせない事だと思います。
　結果として弊社スプレーロボットを採用したお客さんは次々と導入台数を増やし全マシンにスプレーロボットを付けた工場が、数社出て来た事は、目ざして来たことが正しかった事の証明ではないでしょうか。