ロボット用スプレーノズルは鋳造経験をベースに設計されるべきだが、殆どのスプレーロボットのメーカーは鋳造経験のないノズル屋からノズルを買い求めてスプレーロボットと称して販売している。
　そのシステム屋も鋳造を知らず現場で立ち会う事もせず、金型に最適なスプレーノズルの有るべき形を検証する事もしない、いや出来ないと言ったほうが正しい、何故なら鋳造経験をベースにした有るべき形を知らないから。
　一方ノズルメーカーもロボット用スプレーノズルとして販売しながら、どの様に現場で使用されているか見たこともない。ましてや実際にロボットに触りスプレーをかけてみる行為などできるはずもなく、結果として導入した会社は最悪な結果を招く。
名古屋の取りだしロボットメーカーが、取り出しのついでにスプレーノズルを持たせのが、日本で最初のロボットスプレーの始まりだったと記憶していますが、品質に深く関わるスプレー部門は、取り出しのついでにスプレーする様な形ではだめだと考え、固定プラテンにロボットを乗せた、スプレー専用ロボットとして誕生し今日に至っております。
　スプレーロボットはその後順調な実績を残し、今日では売れると見た後発メーカが大手ＤＣＭメーカーや、海外も含め多くのシステム屋が同様の方式でロボットを販売している。しかし鋳造経験の無いシステム屋では、所詮物まねでしか無く、ロボテックのスプレーシステムとは程遠い。