いち早く価格競争の波にさらされた加工業界で、生き残りを駆けた設備投資がなされ、職人の世界と言われた機械加工現場に革命をもたらした。
　今やＮＣやＭＣは加工現場に無くてはならない、有って当たり前の時代になっています。 同じ職人の世界でダイカストの世界でも遅れること１５．６年ダイカスト業は海外同業との国際価格にさらされている。
　入社して間もない職人の卵がベテラン職人のアドバイスを受けながらスプレーのかけ方をロボットに教示している。若いゲーム世代はキーボードの持つ奥の深さを良く理解しており、短時間の内にロボットの教示方法をマスターし先輩の指示を器用にロボットに教えていく。
　その確かな経験は若い鋳造マンの意欲を掻き立て、工夫することの楽しさを覚えいつしか一人前の鋳造屋に成長する。
　職人社長はＤＣＭや人が増えてくる事に依る無駄、ムラも承知していて、それを省くためにもロボットの導入を計画する。教えを忠実に実行するロボットは導入台数が増えても無駄やムラが無く、効率的な人員配置と相まって相乗効果をもたらす。ベテラン職人の管理余力、は更なる問題解決に振り向けられ、職人社長は安心して提案営業に出かける。必要個数の鋳造、ＮＯ検査、３Ｋ現場へのロボットの導入効果は計り知れない、最初の試打ちを見た社長が次の発注をされる実例は枚挙に暇がない程である。

　ダイカスト業界に於けるロボット化の流れはまだこれからであるとロボテックは思います。