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スプレー屋の提言

物作りに対するロボテックの考え方を明確にし、
スプレーロボットの在るべき形を求める。
お客様と作り手の意識の共用が儲かる夢工場の実現の
近道だとロボテックでは考えます。
スプレーロボットの導入で失敗しないために
御一読ください。

Title : 下請け会社で使えてこそ親会社で使える1

 ロボットの導入前にシステムメーカーの営業に、何処か見学できる処はないか、問い合わせが有ります。
 大抵のシステムメーカーは納入した大手内製や専業大手ダイカスターを案内する。
 大手で使用される程の信用有るシステムで有ることを裏付けたい訳で、しかし考えて下さい。大工場で優秀な若き大勢のスタッフでサポート体制が整っている、至れり尽くせりの工場で稼働しているロボットシステムのどこに、信頼性があるのか私は疑問を感じざるを得ない。限りなく最小限の鋳造スタッフで寸分の無駄を血眼で探りながら生産に携わる。生産をしながらティーチングをする、焼き付きを発見して修正を加える、無駄を発見して又修正する、その繰り返しでいつの日からか、常識のAIRブローも省略しサイクルは親企業の2倍を叩き出す。当然システムのエラーも発生する、全て鋳造マンの仕事となり、ダウンタイムは数秒で回復され、型温が冷めないうちに生産が継続される。
 こんな中小企業の生産システムにこそ信頼性が高いと私は思います。
 導入を目的に見学を計画される方へ、是非大企業ではなく、中小零細を見学される事をお勧めします。下請け会社には親企業が要求する、最高レベルの品質やコストに、答えられる十分なノウハウがある。規模の小さい所にこそ、物作りに必要な知恵がさりげなく、目立たずに転がっている。

執筆者 スプレー屋  2000年01月01日 (土) 00時00分(8)
 


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