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- 寅 - 2009年04月24日 (金) 08時43分
さっそくのご質問 ありがとうございます。 ネットでの検索もしていただき、探索の力に敬服いたします。 なじみのない用語を用いてしまった不注意をお詫びします。 また、朝7時から出かけ10時にもどり、11時にふたたび外出して ただいま帰宅したため、ご返事が遅れてしまったこと、重ね重ねお詫びいたします。 >ネットでソーシャル・クレジットと検索してもわかりません。 ネットでの検索で見つからなかったとのご指摘、貴重な資料とさせていただきます。 グーグルで in this age of plenty(この ありあまった時代に) と入力して検索していただきますと、ソウシャル・クレジットの言葉を用いた最初の人とされています クリフォード・ヒュー・ダグラスが1920年から30年にかけて言葉にしだした着想の展開、1990年代 までの展開を成長させる資料を見つけることができるはずです。 前置きはさておきまして、私がソウシャル・クレジットの考え方にたどり着きました出発は、 ベイシック・インカムへの関心からです。 今年になり、ベイシック・インカムという言葉もだいぶ使われだしました。 基礎所得保証、基礎所得保障の二つ、保障か保証かといった議論もあります。 わたし自身は、基礎ではなく基盤といい、大地震に見舞われても陥没しない基盤、 その基盤を念頭においているので、個人主義的ではなく共同重視の偏見を持っている 人間です。この偏見を前提にして(開き直っているのではありません。三谷様との交信 に救われて、自分の偏見が解きほぐされるなら、これに優る幸いはありません。) ソウシャル・クレジットへの関心は、「金は天下の回りもの」あるいは、お金を「御あし」 とよび、お金が闊達に歩き回っていたとの図、あるいは「行く川の流れは絶えずして、しかも もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたはカツ消え、カツ結び」と謳われたことと、 1970年代以降、金は天下に回らず、よどみに浮かび続けることもできず、よどみで腐り、 腐敗し、悶絶する姿への痛ましさがあります。 ダグラスがソウシャル・クレジットと言葉にしたきっかけは、さまざまな工業プロジェクトに 資金計画の担当者として関わったことにあります。 どの会社の損益計算書を見ても、人件費比率が1000パーセントになって持ちこたえている 会社はありません。サービス業など人件費率30パーセントを超えないことを原則としている ものもあります。
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