志の人、坂本竜馬(龍馬) (3340) |
- 日時:2011年07月14日 (木) 08時09分
名前:伝統
”コスモス さま” いつもありがとうございます。
>坂本竜馬の9番目の言葉、本当に凄いと思います。 >こういう人でなければ、とても大きな仕事は出来なかったでしょうね。
本当に、日本国にとって、坂本竜馬(龍馬)は偉大な功績を残しました。、 そして、今は護国の英霊として、日の本の国を導いてくれているのではないでしょうか。
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さて、 明治維新の志士は数多ですが、司馬遼太郎が坂本竜馬を取り上げる前までは、 マイナーな存在でした。
現代において、坂本竜馬が注目が浴びるようになったのは、 司馬遼太郎のベストセラー小説「竜馬がゆく」があればこそです。
その司馬遼太郎は、竜馬の生涯を次のように描いております。
竜馬は十二になっても寝小便をするくせがなおらず、近所のこどもたちから 「坂本の寝小便たれ(よばあったれ)」とからかわれた。
からかわれても竜馬は気が弱くて言いかえしもできず、すぐ泣いた。
十二のとき、ひとなみに父は学塾に入れた。
ところが、入塾するとほとんど毎日泣いて帰るし、文字を教えられても、 竜馬のあたまでは容易におぼえられない様子なのである。
ついにある雨の夜、師匠の楠山庄助がたずねてきて、 「あの子は、拙者には教えかねます。お手もとでお教えなされたほうが、よろしかろう」
見はなされたのである。
もはや家門の恥辱といってよかった。 このときだけは父の八平(はっぺい)も長嘆して、 「えらい子ができたものじゃ。この子は、ついに坂本家の廃れ者になるか」
このように、子供時代に、親を落胆させ、友人からバカにされておりましたが、 33年間の短い生涯に、すこぶる大きな足跡を残しました。 日本の歴史を変えるほどの働きであった。
勝海舟は、 「薩長連合、大政奉還、あれぁ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と言ったくらいです。
現在も竜馬の人気は高いです。 「歴史上の好きな人物」を調査すると、必ずベスト5に入ると言われます。 また、京都にある竜馬の墓には、年間7万人もが訪れております。
地位も学問もなく、 ただ「志」を高く持って、激動の時代を生き抜いた姿が感動を与えているのであろう と思われます。
竜馬の語録に、上の (3324)で紹介した言葉以外で、次の光り輝く言葉があります。
(1)「世に生利を得るは事を成すに在り。人の跡を慕い、人の真似をする事なかれ」
人間として、この世に生を得たのは、大事なことを成すためなのだ。 ただ無批判に、周りの者に従い、真似をして生きてはならない。
自分の人生は、何を成すためにあるのか、よく考えて行動せよ。 一生はアッという間に過ぎていくのだ。
(2)「世の人は われをなにとも ゆわばいえ わがなすことは われのみぞしる」
世間の人間が、自分のことをどう非難しようがかまわない。 好きなように言えばよろしかろう。
自分が目指している目的の大きさは、自分だけが知っているのだ。 たとえ一人であろうとも、自ら信ずる道を行く。
竜馬の情熱が伝わってくるような言葉です。 いつの時代であっても、志を持って生きる人は輝いております。
<平成23年7月14日 記>
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