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本流宣言掲示板


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大御歌 (264)
日時:2011年03月29日 (火) 20時38分
名前:伝統

先々代の”生長の家本流復活宣言掲示板1”に掲示されていた大御歌に関する情報を、このスレッドに集約し、掲示しておきます。

投稿された方で、訂正事項がありましたら、この掲示板にて連絡をお願いいたします。

     <平成23年3月29日 記>


大御歌から  (265)
日時:2011年03月29日 (火) 20時39分
名前:伝統

日時:2010年11月23日 (火) 11時57分
名前:風の子

合掌、有り難うございます。

今日は新嘗祭、ネットで明治天皇のおおみうたを見つけましたので。

 「玉」
 曇りなき心のそこのしらるるは ことばのたまのひかりなりけり
 
 大意:少しも曇りの無い心の奥底(誠)の知らるゝのは まことに言葉の珠といふべき歌の上に 光となりてよく現はれて居るぞ、との御意と拝誦す。
 
 「子」
 思ふことつくろふこともまだしらぬ をさなこころのうつくしきかな
 
 大意:おもふて居る胸の中の事共を、取り繕ふことも、未だ少しも知らぬ、幼き頃の心は愛すべき(うつくしき)ものであることよ、の御意と拝す。
 
 「薬」
 こころある人のいさめの言の葉は やまひなき身のくすりなりけり
 
 大意:君に対して、忠誠の心篤き良臣の諌言は、我が身に病ひはなけれども、身に取っての良薬であるぞ、の御意と拝す。
 
 
「社頭祈世」
 とこしへに民やすかれと祈るなる わがよを守れ伊勢の大神
 
 大意:とこしへに何時々々までも、我が治めて居る国民が安くあれかしと祈って居る我が心を知ろしめして、わが世を守りたまへ、皇祖天照皇大神よ、の御意と拝す。

有難くて、日本は素晴らしいなあと自然に思えてきました。
そして、雅春先生のおうたはこちらです。

●住吉の 聖霊(みたま)あまねく日の本を 蔽(おお)ひつくして浄め給はん

本流復活に神様の祝福あれ!

明治天皇さまの大御心 (266)
日時:2011年03月29日 (火) 20時40分
名前:伝統

日時:2010年11月23日 (火) 17時28分
名前:伝統

風の子さまの「大御歌から」において、
明治天皇さまと谷口雅春先生の「御歌」を紹介していただき、
まことにありがとうございます。


明治天皇さまと谷口雅春先生の御歌は、非常に格調が高く、内容が濃く、
美しく感じます。

その中で、明治天皇さまが残された御歌は、実に九万首余にのぼるといわれ、
超人的な数です。すごいとしか言いようがありません。

明治天皇さまは、「人の心の誠は、敷島の道の言の葉、即ち歌にあらはれる」と
仰せられたそうです。

この明治天皇さまの、国を思い国民を思いたもうた大御心の御歌は、
そのまま日本人の、倫理観や、修身、鍛錬の御歌でもあります。

たまにお参りさせていただく神社にも、明治天皇さまの御歌が掲出されます。

その代表として(風の子さまが紹介された御歌以外で)


 ☆よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ
 (この御歌は確か、大東亜戦争開戦にあたり、このお歌を引用して、
  昭和天皇さまが、その御意志を表明されたと聞いております)

 ☆目に見えぬ かみの心に 通ふこそ ひとの心の まことなりけれ

 ☆まごころを 歌ひあげたる 言の葉は ひとたびきけば わすれざりけり

 ☆かぎりなき 世に残さむと 国の為 たふれし人の 名をぞとどむる

 ☆いかならむ ことにあひても たゆまぬは わがしき しまの大和魂

 ☆敷島の 大和心の ををしさは 事ある時ぞ あらはれにける

 ☆天地も 動かすという ことのはの まことの道は たれか知るらん

 ☆わがくには 神のすゑ(=末)なり 神まつる 昔のてぶり わするなよゆめ

 ☆とこしへに くに守ります 天地の 神の祀りを おろそかにすな
 
 ☆あまてらす 神のみひかり ありてこそ わが日の本は 雲らざりける

 ☆とき(=登起)おぞき たがいはあれど つらぬかぬ ことなきものは まことなりける

 ☆国民も つねにこころを あらはなむ みもすそ川の 清き流れに

 ☆たらちねの 親につかへて まめなるか 人のまことの 始めなり


  少しでも、明治天皇さまの大御心が、この世に展開いたしますことを、
  願ってやみません。

       <平成22年11月23日書き込み>


谷口先生の御歌 (267)
日時:2011年03月29日 (火) 20時41分
名前:伝統

日時:2010年11月23日 (火) 17時41分
名前:童子

合掌


昭和29年 『林』

           谷口雅春先生

 天地のいのちの底によこたはる静寂の林今東雲来ぬ

 富士の山のもすそに曳ける山なみにつづく林に朝日照わたる

           谷口輝子先生

 ささめ雪に真白くなりて夜は明けぬ林しずかに夫婦鳥啼く

 ささめ雪に林ましろく花咲きてあかときの光さし出でにけり

           谷口清超先生

 越後より会津にいりぬ山越えの林は青し月冱えわたる

         
昭和37年  『土』

           谷口雅春先生

 黒土ゆ黄金の花咲き出でぬ土を尊くしばしをろがむ (福寿草を見つつ)
 
 土の香のなつかしきかな耕して新しくなりし赭土を愛づ

           谷口輝子先生

 萬物を生みてはぐくむ我が庭の土に立ちをり合掌のわれは

 ひと塊(くれ)の土の中にもいのちあり我が折りしバラの花の色の香よ

           谷口清超先生

 冬の日の庭の木の間に焚火して土黒々と残りぬるかな

 日も水も枯葉も蟲もことごとく収めつくして静かなる土

           谷口恵美子先生

 雨あとの土の香りのかぐはしき草木も吾も生きる思ひを


昭和47年   『山』

           谷口雅春先生 

 低き山重なりて見ゆその奥に穂高の嶺は早や斑(はだ)ら雪

 月のこる筑波の峯の山裾に生き物の如く栗林つづく

 筑波山初日かすかに輝けどふもとの林深く眠れり (民衆の目覚めざるを嘆きて)

           谷口輝子先生

 御社の白く輝く奥宇治の山は常盤の色深くして

           谷口清超先生

 あへぎつつ岩場を踏みて登り行けばいと小さき池の光りてありぬ

 人知れず佇みてある山の肌に乳色の霧の湧き出づるかな

           谷口恵美子先生

 一面に燃ゆるがごとくもみぢして山揺れうごく風立つままに


昭和49年    『朝』

          谷口雅春先生

 朝、朝、朝、うまれかはりの朝なりき吾(あ)を祝福すと福寿草花咲く

 初詣で済ませて橋の袂まで来しとき燦と大日輪のぼる(神宮橋にて)

          谷口輝子先生

 純白のくちなしの花ひそと咲くまだ明けやらぬ我が庭の朝

 小鳥鳴く庭に草つむ娘らに希望はみてり我家の朝

          谷口清超先生

 朝未明(あさまだき)伊勢路の山紅葉しつ白き神宮に神鎮りまして 

 点々と杉の落葉は神宮の静寂の道に残りてありぬ

          谷口恵美子先生

 内宮にぬかづきをればさやかなる杉木立わたる朝風の音


昭和59年    『緑』
      
          谷口雅春先生

 柿の木の若葉の緑色冴えて恰も緑の花咲くと見ゆ

 渋柿の春の若葉の緑冴え〃絢爛〃とわれ讃嘆す

          谷口輝子先生

 さしのぼる朝日に映えて柿の樹の若葉の緑美しきかな

          谷口清超先生

 森の中に鳥の形の沼ありて白鳥のむれ緑に映えつつ

 のびやかなひろき芝生のただ中にみどり児ひとりこんこんと眠る

          谷口恵美子先生

 木洩れ日のきらめく中に若竹はみどりすがしく立ち並びたり


昭和62年   『木』

        谷口輝子先生

 奥津城を去りがてに佇む我れならで永遠に侍らんとすらし青き木々たち
 


心に響いた大御歌 (269)
日時:2011年03月29日 (火) 20時43分
名前:伝統

日時:2010年11月23日 (火) 22時47分
名前:風の子

伝統様、
合掌、ありがとうございます。

明治天皇の大御歌はほんとうに素晴らしいです。それにしても、
九万余首とは!天賦の歌詠みであらせられたのですね。
ご紹介のおうたの中で、特に心に響きますのは、

☆天地も 動かすという ことのはの まことの道は たれか知るらん

 ☆わがくには 神のすゑ(=末)なり 神まつる 昔のてぶり わするなよゆめ

 ☆とこしへに くに守ります 天地の 神の祀りを おろそかにすな
 
 ☆あまてらす 神のみひかり ありてこそ わが日の本は 雲らざりける

真にただ有難いばかりです。
きっと、先人の方達もこの大御心に応えたい一心で、国や家族のために努力したのでしょう。
また、それを愛国心と呼ぶのではないでしょうか。
嬉しい御紹介をありがとうございました。        再拝

代表的な歴代天皇さまの大御歌 (270)
日時:2011年03月29日 (火) 20時45分
名前:伝統

日時:2010年12月23日 (木) 06時12分
名前:伝統

代表的な歴代天皇さまの大御歌



「六合兼都、八紘為宇」で示された神武天皇の御心は、
歴代の天皇に受け継がれてきております。

その「まず、国民を第一義」とされるお心は
御読みになった歌やお言葉に垣間見ることができます。

(1)第16代 仁徳天皇

   「高き屋にのぼりて見れば煙り立つ 民のかまどは賑わいにけり」
   
   まず、国民がしっかりと食べるものがあるかどうか、
   ご飯の用意をするかまどの煙にもお心を使われ、
   そのかまどから立ち昇る煙を見て、ほつと安心をされたのでしょう。

(2)第56代 清和天皇

   「災いは偶然に起きるものではない。みな朕の不徳の致すところからである」

   肥後の国熊本地方で起きた洪水に際して、
   天災さえもご自身の不徳から国民を苦しめたのだと、心より反省なさっている。
   
(3)第59代 宇多天皇

   「天をうらまず、人をとがめず、神を責めず、朕が不徳の致すところである」
   「国を富ますはただひとつ、体を臣民にあわせるのみである」
 
   やはり、当時に起きた洪水や疫病の蔓延にお心を痛められての言葉である。
   自分の考えを国民に押し付けるのではなく、
   あくまでも国民の立場になって心を合わせなければならないと
   話されている記録がある。

(4)第96代 後醍醐天皇

   「世をさまり 民やすかれと 祈るこそ 我が身につきぬ 思ひなりけれ」

   世が治まり、民が安からであるようにと祈ることが、わが身に尽きること
   のない思いなのだ。
  
(5)第122代 明治天皇

   「罪あらば吾をとがめよ天津神 民はわが身の生みし子なれば」

   あまりにも有名な御歌のひとつである。
   御世は大変な時代の変わりようであり、不幸な出来事も数多く起きた。
   それらの責任はすべて自分にあるとされるお心である。

   (日露戦争時の御製 明治天皇)
   「 いたで(戦傷)おふ人のみとりに心せよにはかに風のさむくなりぬる」

(6)第123代 大正天皇

   (明治32年のとき)
   「限りなき山田の里のにぎはひもたてるけぶりしられけるかな」

   (北海道夕張なる若鍋炭山の爆発しける時) 
   「うもれたる国のたからをほる人のあまたうせぬときくぞ悲しき」

(7)第124代 昭和天皇

   (終戦時の御製)
   「爆撃にたふれゆく民のうえをおもひいくさとめけり身はいかならむとも」

   (御年60歳のときの御製)
   「さしのぼる朝日の光へだてなく世を照らさむぞ我がねがひなる」


(8)今上陛下

   (阪神大震災のお見舞いでの御製)
   「なゐ(=地震)をのがれ戸外に過す人々に雨ふるさまを見るは悲しき」

   (平成9年歌会始での御製)
   「うち続く 田は豊かなる 緑にて 実る稲穂の 姿うれしき」    

   (平成15年歌会始での御製)
   「人々の幸(さち)願いつつ国の内めぐりきたりて十五年経つ」



<平成22年12月23日 記>

この歌もぜひ…(皆々様からの御訂正願いをも添えて) (271)
日時:2011年03月29日 (火) 20時46分
名前:伝統

日時:2010年12月23日 (木) 11時06分
名前:祝生長の家復興

昭和天皇

    ふりつもるみゆきに耐へて色変へぬ
       松ぞををしき人もかくあれ


多くの国民に勇気をもたらした感動の1首。どこが漢字でどこがひらがなだったか、畏れ多いことながら思い出せません。どなたか御批正くださいませ。あらゆる種類の失意に沈む人々に勇気を与えてくれる1首と拝されます。それゆえ、やもたてもたまらず引用し奉った次第でございます。

”祝生長の家復興 さま”ありがとうございます (272)
日時:2011年03月29日 (火) 20時47分
名前:伝統

日時:2010年12月23日 (木) 11時56分
名前:伝統

”祝生長の家復興 さま”いつもありがとうございます。

さらに、この度は、昭和天皇さまの重要な御製を紹介いただき、
感謝申し上げます。

本当に、本当に、大切な御製を紹介していただき、
衷心より、お礼申し上げます。


>昭和天皇

    ふりつもるみゆきに耐へて色変へぬ
       松ぞををしき人もかくあれ




 ふりつもる
 深雪(みゆき)にたへて いろかえぬ
 松そを々しき 人もかくあれ

 (のようです)

 (通解)
 降り積もった深い雪にも耐えて色を変えない松の木は雄々しい。
 人もかくあれ。



 日本が焦土と化し、全国民が敗戦に打ちひしがれているときに、
 おそらく皇居の松を見ながら詠まれたのでしょう。

 降り積もる深い雪に、多くの木は葉が落ちて色も変えている。
 その中で松は全く衰えず色を変えていない。
 人もこうあって欲しい、と詠まれたのだと思います。

 日本の歴史の中で最も困難なときに、
 昭和天皇はこの歌を詠んで国民を励まされたのです。

 (これは昭和21(1946)年元旦の昭和天皇の御製です)



 さて、
 昭和天皇さまは、この日、次の詔書を発布されました。
 (俗にいう「人間宣言」と称せられた「詔書」です)

 繰り返しますが、当時の日本は、まさに焼土と化し、人々は貧困にあえぎ、
 外地には、まだまだ多くの軍人さんや軍属の方々が抑留され、
 巷には米兵が銃を持って走り回る、そんな環境下にあった。
 その中で、陛下が年頭にあたり発せられた詔書です。


件名は
「新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ
此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ」


ここに新年を迎えました。
かえりみれば明治天皇は、明治のはじめに国是として五箇条の御誓文を下されました。
そこには、次のように書かれています。

 一、広く会議をおこし、万機公論に決すべし。
 一、上下心を一にして盛んに経綸(=経済活動)を行うべし。
 一、官武一途庶民に至るまで、おのおのその志をとげ、
   人心をしてうまざらしめんことを要す。
 一、旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。
 一、知識を世界に求め、おおいに皇基を振起すべし。


明治大帝のご誓文は、まことに公明正大なものです。
これ以上、何をくわえるのでしょうか。
朕は、ここに誓いを新たにして、国運を開こうと思います。


私たちはもう一度、このご誓文の趣旨にのっとり、旧来のわるい習慣を去り、
民意をのびのびと育て、官民あげて平和主義に徹し、教養豊かに文化を築き、
もって民間生活の向上をはかり、新日本を建設するのです。


大小の都市が被った戦禍や、罹災者のなやみや苦しみ、
産業の停滞、食糧の不足、失業者の増加・・・。
現在の状況は、まことに心をいためるものです。


しかし、私たち日本人が、いまの試練に真っ向から立ち向かい、
かつ、徹頭徹尾、文明を平和の中に求める決意を固くして、結束をまっとうするなら、
それは、ひとりわが日本人だけでなく、全人類のために、輝かしい前途が開けることです。


「家を愛する心」と「国を愛する心」は、私たち日本人が特に大切にしてきたものです。
いまや私たちは日本人は、この心をさらに押し広げて、
人類愛の完成に向かって、献身的な努力をしていきましょう。


私たちは、長かった戦争が敗北に終わった結果、ややもすればいらいらと焦ったり、
失意の淵によれよれになって沈んでしまいそうになります。

だからといって、過激な言動に流され、道義心を喪失し、
思想を混乱させてしまうのは、心配にたえないことです。


しかし、朕は、常に汝ら臣民とともにあります。
朕は、常に皆さんと利害を同じくして、喜びも悲しみも一緒にわかちあっています。

そして、朕と汝ら臣民との間のきづな(=紐帯)は、
終始相互の信頼と敬愛とによりて結ばれているものです。
それは、単なる神話と伝説によって生じているものではありません。


そしてそのことは、天皇をもって現御神とし、
かつ日本国民をもって他の民族に優越せる民族として、
ひいて世界を支配すべき使命を有するなどという
架空の観念に基づくものではありません。


朕の政府は、国民の試練と苦難とを緩和するために、
あらゆる施策と経営とに万全の方策を講じます。

同時に朕は、わが国民が、当面する難題に対処するため、
心を定めて行動し、当面の困苦克服のために、
また産業および学問、技術、芸術などの振興のために、
ためらわずに前進することを希望します。


わが国民がその公民生活において団結し、
互いに寄り合い、援けあい、寛容で、互いに許し合う気風を盛んにするならば、
かならず私たち日本人は、至高の伝統に恥じない真価を発揮することができます。


そうすることで、私たちは人類の福祉と向上とのために、
絶大な貢献をすることができます。


一年の計は元旦にあり、といいます。
朕は、朕の信頼する国民が、朕とその心を一にして、みずから奮い、みずから励まし、
もってこの大業を成就することを願います。


御名 御璽
昭和21(1946)年1月1日


頓首、合掌、再拝・・・・ただただ・・・

<平成22年12月23日 記>

クリスマスと天皇誕生日 (273)
日時:2011年03月29日 (火) 20時50分
名前:伝統

日時:2010年12月23日 (木) 14時10分
名前:HONNE

今日は天皇陛下の誕生日。生長の家と(天皇国)日本は切り離せないと私は思っている。生長の家総裁のブログはクリスマスの話題である。一方、私が好んで見ているブログには次のように書かれていた。


天皇陛下が77歳の御誕生日を御迎えになられました。今の日本には一番に欠かせない人物です。
私は思想的なこだわりは無く、政治にも疎(うと)いのですが、霊的な視点で観て天皇陛下を非常に尊敬しています。
今の天皇陛下からは、まさに神界の匂いがします。とても懐かしい匂いです。このような御方が、反対勢力が居る日本の中でも、日本の象徴として存在するとは奇跡です。
歴代天皇の中でも今の天皇陛下は、神界での御魂(みたま)の位が高いエナジーが転生されています。ここ千年間でも、10人の中に入るぐらいの高位だと感じます。
私の神示でも示されるのは、とにかく宮中での神事を徹底して真面目にされているようです。近代の天皇の中では、一番に愚直(ぐちょく)なまでに真面目だと感じます。このことは後年になれば、元側近からのエピソードとして色々と開示されることでしょう。

なぜ陛下が、ここまで神事に真面目なのか?それは、神様のことが分からないからです。
分からないからこそ、真面目に尽くすのです。それは、国家と国民のタメだと言う思いからです。
”神が分からない”とは、とても大切な態度なのです。人間が見切れる神とは、それは神では無いのです。人間が会話できる存在は、神ではなく、人間以下だと言うことです。その大半は、欲心が変化した動物形象です。
もし陛下に対して、「神とは何ですか?」と質問をすれば、とてもお困りになられるでしょう。
その理由は、神について説明ができないし、口にするのも畏れ多くて嫌な感じがするからです。神道には、”言あげせず”という、暗黙のルールが古来から在るのです。
”言あげ”つまり、神を説明したり、押し付けたり、宣伝することはしないから、「受け取り手」が自分で判断して欲しいという潔(いさぎよ)さが在るのです。個人の自主性と神縁に任せるわけです。

宣伝して非常な営業努力をする集金教団が多い時代でも、伊勢神宮は黙ったままで自然と参拝者数の記録更新中です。
全国の氏神も、再生と掃除が進んでいます。
まだまだ、日本には大自然の精霊たちが現存している証拠です。
戦争や階級差別で苦労をした人間は、人間は平等だという理念のもとで色々な考えが在るようです。
その気持も分かりますが、やはり役割分担というものが人間界には有ります。
2千年以上も継続して国家の国魂(くにたま:国土の精霊)へ、国民を代表して感謝をする役職である「天皇」という存在をもし無くせば、霊的には大変な事態に国は必ず成ります。
そんな非科学的なことは、やってみないと分からないではダメなのです。そんな冒険を試させては絶対にダメです。
天皇の権威が低下しますと、日本の戦国時代を見ても、現代の大統領制にしても、強い者勝ちの騒乱が水面下で必ず発生します。

私の感応では、天皇陛下はロックフェラーやロスチャイルドなどの世界的な組織とも友好を持たれていると感じます。
陛下の内心は、自分を犠牲にしてでも国家と国民の存続のために友好されていると感じます。今までの日本の安定は、近代2代の天皇陛下による隠れた水面下での外交努力のお陰だと本当に感じています。
平成の時代が始まった年に、伊勢神宮が保有する田んぼにおいて、「イセヒカリ」と言う新種のお米が発見されています。
何十年もコシヒカリを植えていて、突然に産まれたのです。
それも台風通過で、神田(しんでん)の稲が全部倒れた中に立っていたのです。最新科学でも、遺伝子組み換えでの品種改良は難しいのです。
新しい天皇が即位する年に、伊勢神宮で新種の稲が発見されることが何回か起こっています。この前回は、内宮の正殿の御垣内で発見されていたと思います。
まさに天照太御神が、天孫(てんそん:神様のまご)が誕生した年に、”孫の印”として新種のお米をプレゼントされているのです。
お米を太陽神から授かった今の天皇陛下が長生きされることを、心から思います。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

昭和天皇さまは、実は畏るべき交渉者だった! (274)
日時:2011年03月29日 (火) 20時52分
名前:伝統

日時:2010年12月24日 (金) 17時06分
名前:伝統

Webニュースからの紹介です。


  昭和天皇は実は畏るべき交渉者だった
   〜大東亜戦争敗戦後、たった一人で占領軍と対峙した昭和天皇


  昭和天皇は実は畏るべき交渉者だった。
  漫画家の小林よしのり氏が解説する。


大東亜戦争の敗戦、敵国による占領という、日本史上例のない屈辱に
全国民が打ちひしがれ、絶対的な権力を持つ占領軍の前に政治家も誰ひとり
対抗する術がなく、「ネゴシエーション」など考えようもなかったはずの
状況下で、たった一人で占領軍と対峙したのが昭和天皇である。 

国民の生命を守るために、負う必要のない責任を全て引き受け、自らの命を
さし出そうとした、覚悟と無私の精神。

「人間宣言」をせよというGHQの命令に従ったかのように見せて、実は換骨
奪胎して国民に「日本の誇り」を説いていたしたたかさ。


極端に選択肢が限られた中で、沖縄を守るために採りうる唯一の方法を見出し、
米国側の事情も見抜いた上で、「主権を日本に残したまま」「租借方式という
擬制」というメッセージを絶妙のタイミングで提示したリアルな政治センス。


そして、強大な権力を一旦は「あ、そう」と受け容れ、
時が来たら断固として跳ね返してしまう、歴史に裏打ちされた叡智。
どれをとっても「畏るべき」と言う他ない。

日本の国民、国体、そして沖縄が守られたのは、まさに昭和天皇御一人による
奇蹟と言っていい。

だがそれだけの政治・外交の手腕を発揮されながら、被占領という非常事態
が終わると二度と政治に関わらず、何事もなかったかのように「象徴」の
地位に戻られた。


そのため、日本国民の多くがその業績に気づかぬままにいるほどだ。
だが、この大恩が忘れられたままでいいわけがない。
そんな思いを込めてわしは『昭和天皇論』(幻冬舎刊)を描いたのである。

※SAPIO2011年1月6日号


上記は、以下のWebからの転載です。
http://news.livedoor.com/article/detail/5228517/

<平成22年12月24日 記>

祝賀の大御歌 (275)
日時:2011年03月29日 (火) 20時54分
名前:伝統

日時:2011年01月04日 (火) 02時56分
名前:伝統

祝賀の大御歌

  「祝」
  ☆ 冬来れば四方(よも)の梢(こずえ)はさびしきに
          千代(ちよ)をあらはす住吉(すみよし)の松
                <後鳥羽院(82代)1185-1198>

  (冬が来ると、四方の梢は葉が落ち寂しくなるが、
                 永遠の年月を見せる住吉の松)
                *住吉:住吉神社

  「祝」
  ☆ ちはやぶる神のさだむわが国は動かじものをあらかねの土
                 <亀山院(90代)1259-1274>

  (神が治める我が国は不動であるに違いない、この国土よ) 


  「祝いの心を」
  ☆ ちはやぶる神のたもてる我が国のあまつひつぎは今も絶えせず
                 <花園天皇(95代)1308-1318>

  (神が護持する我が国の皇位は、今も絶えることなく続いている)


  「奇日祝い」
  ☆ 久方の天の岩戸を出でし日や変わらぬかげに世を照らすらん
                 <長慶天皇(98代)1368-1383>

  (天の岩戸を出た天照大神ー太陽は、昔と変わることない光で
                   てらしているのだろうか)


  「奇地祝言」
  ☆ 神わざの天(あま)のみほこはこの雫(しづく)よりなりし国ぞ
                       末(すゑ)は久しき
                 <孝明天皇(121代)1847-1866>

  (神のしわざである天の矛の雫<国土創生神話>から成ったわが国は、
                  行く末はるかに永遠に続く)


  「奇世祝」
  ☆ 天地(あめつち)の神(かみ)のめぐみにまかせつつ
               なほ安(やす)き世にあふが楽しさ
                    <孝明天皇>

  (天地の神の恵みにまかせながら、
          今もなおやすらかな世に生きることの豊かさよ)

  「祝」
  ☆ ちはやぶる神の御代よりひとすぢの道をふむこそうれしかりけり
                  <明治天皇(122代)1868-1912>


  「祝言」
  ☆ 世を治め民をあはれむまことあらば
            天つ日嗣(ひつぎ)の末(すゑ)もかぎらじ
                  <後光厳天皇(北4)1353-1371>

  (世を治め、民を愛する真心があれば、
            皇位の未来も終わることはないだろう)

  「迎春祝」
  ☆ 諸人(もろびと)もひとつこころに祝(いは)ふ代(よ)の
            ゆたけさ見えて春(はる)ぞ楽しき   
                 <後桜町天皇(117代)1763-1770>

  (万民が同じ心で祝う代の豊かさが目に見えて、
                 この春は満ち足りているなあ) 


          *「天皇たちの和歌」谷知子・著より

    <平成23年1月4日 記>

昭和天皇様の大御歌 (882)
日時:2011年04月29日 (金) 09時35分
名前:伝統

今日(4月29日)は「昭和の日」。

「天皇誕生日」→「みどりの日」→「昭和の日」 

(1)「天皇誕生日」
   1988年まで4月29日は、昭和天皇の誕生日を祝う「天皇誕生日」という
   国民の祝日でした。(戦前は、「天長節」といわれていました)

(2)「みどりの日」
   昭和天皇が崩御され、年号が平成に改まった平成元年(1989年)に、
   自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ日として、
   「みどりの日」 と名称が変えられました。

   昭和天皇は、生物学に造詣が深く、自然や生物を大切にされていました。
   また生物学者として数々の研究成果をのこされ、御本も出版されています。

(3)「昭和の日」
   2007年(平成19年)より「昭和の日」と改称され、
   「みどりの日」は5月4日に移されました。

   祝日法には、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、
   国の将来に思いをいたす」日と定められています、


以下に、昭和天皇様大御歌を紹介し、昭和の御世を振り返り、昭和天皇様を偲び、
「昭和の日」のお祝いといたします。


(1)昭和8年 御歳33歳(5.15事件、上海事件の翌年の正月歌会始)

   天地(あめつち)の神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を

(2)昭和15年 御歳40歳(開戦1年前)

   西ひがしむつみかはして榮(さか)ゆかむ世をこそいのれとしのはじめに

(3)昭和20年 御歳45歳(敗戦時)

   身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて

   国がらをただ守らんといばら道すすみゆくともいくさとめけり

   爆撃にたふれゆく民の上をおもひいくさとめけり身はいかならむとも

(4)昭和25年 御歳50歳 

   もえいづる春のわかくさよろこびのいろをたたへて子らのつむみゆ

(5)昭和27年 御歳52歳

   国の春と今こそはなれ霜こほる冬にたへこし民のちからに

(6)昭和28年 御歳53歳
  
   新米(にひよね)を神にささぐる今日の日に深くもおもう田子(たご)のいたづき

(7)昭和32年 御歳57歳(傷痍した軍人のうえを思われた歌)

   国守(も)ると身をきずつけし人びとのうえをしおもふ朝(あした)に夕べに

(8)昭和41年 御歳66歳

   静かなる世になれかしといのるなり宮居の鳩のなくあさぼらけ

   日日のこのわがゆく道を正さむとかくれたる人の声をもとむる

(9)昭和45年 御歳70歳
 
   七十(ななそぢ)の祝ひをうけてかへりみればただおもはゆく思ほゆるのみ

(10)昭和50年 御歳75歳

   わが庭の宮居に祭る神神に世の平らぎをいのる朝朝

(11)昭和60年 御歳85歳

   遠つおやのしろしめしたる大和路の歴史をしのびけふも旅ゆく

(12)昭和63年 御歳88歳(生前ご公表最後の歌)

   あかげらの叩く音するあさまだき音たえてさびしうつりしならむ


*本サイト(”歴史 さま”による)「昭和天皇さまの戦後のご巡幸 (234)」も、
 「昭和の日」を祝うのに 欠かすことができない「昭和天皇さま」と「国民」との
 絆を確認する上で、大切な情報であります。

              <平成23年4月29日>

櫻 ~ 明治天皇大御歌① (8189)
日時:2012年04月09日 (月) 07時19分
名前:伝統

最初は、明治十一年以前にお詠みになられた御製二十四首を謹んで掲載させて頂きます。


☆きのふけふ降る春雨に散りなむとおもふもをしき花櫻かな

☆さきつづく庭の馬場の櫻花こころ勇みてわれはみるなり

☆咲けやさけ庭の櫻のさかりをばみまほしとおもふ春のこのごろ


☆ここかしこ櫻の花を日にそへてわがまちわぶる春のこのごろ

☆春はなほ木木の櫻にたはぶれていとどおもひを花によせける

☆夕月の光につれて糸櫻すがたをみせよたかどののまど


☆春の日のながきにつれて糸櫻こころしづかに咲くをこそ待て

☆うち向ふ遠山櫻さきにけり庭にも花のいまにほひつつ

☆庭の面の櫻の花にむかひつつ吹く春風をいとふなりけり


☆夜までも庭のさくらの花見よと月や梢にかげ匂ふらむ

☆庭のおもの櫻のかげにきのふけふ立ちよりつつも日を暮らすなり

☆けさ見てしひと木の櫻さきそひて夕はいとど花もにほへる


☆のどかにもあかぬこころにながむれば櫻の花に夕日さしける

☆錦かと見まがふばかり櫻ばな林のうちに咲きみちにける

☆はるかにも向を見ればわたつみの小島の花のさかりなりけり


☆みそのふの松のときはに櫻ばな枝をまじへて咲きみちにけり

☆咲きつづく櫻の花を見わたせば雲のまにまに山はありけり

☆雨はれし庭の櫻のぬれながら吹く春風に匂ひけるかな


☆  山の櫻を折りて人の見せければ

 春風に咲き匂ひけむ山ざくら折りてかへりしこころゆかしも

☆  飛鳥山の櫻を

 小車の小簾ひきあげて見わたせば散りのこりたる山櫻かな

☆  櫻の木に高原といふ駒をつなぎたるをみて

 たかはらの駒を櫻につなぎつつのどけき春の日かげをぞみる


☆  洗心亭にて

 さきみてる櫻の花の池水に匂ふかくもうつりけるかな

☆  櫻  明治八年五月五日従四位徳川昭武によみて遣しける

 花ぐはしさくらもあれどこのやどの代代のこころをわれはとひけり

☆  見花  明治八年五月七日従一位徳川慶勝によみてつかはしける

 見わたせばつらなる櫻さきみちて朝日に匂ふ春のたのしさ

            <感謝合掌 平成24年4月9日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌② (8254)
日時:2012年04月12日 (木) 04時27分
名前:伝統

櫻   明治十六年の御製


☆春風のふくがまにまに糸櫻なびく姿のなつかしきかな

☆朝まだき起きいでてみれば山のはにはつ花櫻さき匂ひけり

☆春ながら吹く風寒み櫻ばないつ咲くべくも見えぬ年かな


☆さきつづく庭の櫻の花を見てながき春日もわすれけるかな

☆とほ山の霞のうちに咲く花もほのかに見ゆる春の夕ぐれ

☆おぼつかなおぼろながらに月かげのさすとは見ゆる庭櫻かな


☆さきみちしはまべの櫻しほ風にふかれて散るもおもしろきかな

☆小金井のさと遠ければさくらばな駒をはせてぞみるべかりける

☆まさかりの櫻のもとにながき日の暮るるもしらであそびつるかな


☆風ふけばよその櫻もさそはれて庭にちり来る春の夕ぐれ

☆きてもみよ今をさかりの八重ざくら霞ににほふ九重の庭


☆  四月二十三日小金井に遠乗りしけるとき花のもとにて二首

 駒なべて見にこしものを小金井のさくらのはなの散りかかるらむ
 春風のふきのまにまに雪とちる櫻の花のおもしろきかな


☆  落花

 春ながらゆうへになればなにとなくさびしき庭に花ぞ散りしく


☆  をりにふれて

 匂のみ風にのこりて山櫻ちりしく庭はさびしかりけり

            <感謝合掌 平成24年4月12日 頓首再拝>

孝明天皇 (8399)
日時:2012年04月16日 (月) 23時30分
名前:童子

 板の流れが速すぎて、久しぶりに御製を拝誦し、気分一新したところです。


 さて幕末、維新前夜の動乱の期、若き帝 孝明天皇はどのよな御歌を詠まれていたのでしょうか



     (安政元年)
  あさゆふに民やすかれとおもふ身の心にかかる異国(とつくに)の船

     (寄風述懐)
  異人(ことびと)とともにはらへ神風やただしからずと我が忌むものを

     (同)
  こと国もなづめる人ものこりなくはらひつくさむ神風もがな

     (砧)
  うたでやむものならなくに唐衣いくよをあだに猶おくりつつ

     (述懐)
  神ごころいかにあらむと位山おろかなる身の居るもくるしき

     (元治元年 述懐)
  さまざまに泣きみ笑ひみ語りあふも国を思ひつ民おもふため

     (同)
  天が下人といふ人こころあはせよろづのことに思ふどちなれ

     (慶応元年 獨述懐)
  人しらず我が身ひとつに思ひつくす心の雲の晴るるをぞ待つ

     (文久三年 書)
  日々日々の書につけても国民の安き文字こそ見まくほしけれ

     (水鳥)
  むらがりて何をかたるぞ我がおもひひとしくおもへ池の水鳥






  
 昭和43年元旦の新聞に昭和天皇の御歌が発表されました。

   (孝明天皇御陵)

   百年(ももとせ)の昔しのびて陵(みささぎ)ををろがみをれば春雨のふる

   春ふけて雨のそぼふる池水にかじかなくなりここ泉涌寺(せんにゅうじ)

孝明天皇 (2) (8426)
日時:2012年04月17日 (火) 22時16分
名前:童子



    (秋雨)
  詠(なが)めつつ思ふも淋し秋の雨の降るがまにまに木の葉ぬれけり

    (冬夜)
  烏羽玉(ぬばたま)の夜すがら冬のさむきにもつれておもふは国民のこと

    (寄神祝言)
  言の葉のたむけてうけてよ国民のゆたけきことを神もおもはば

    (柳)
  うちなびく柳の糸のすなほなるすがたにならへ人のこころは

    (寄氷述懐)
  天地にみつるさむさのあつ氷あつくもおもひつくすねがひよ

    (竹雪深)
  国のことふかくおもへといましめの雪のつもるか園のくれ竹

    (夏祓)
  身につもるうきをば今日に夏祓いざや涼しきよをわたらなむ

    (天晴有鶴声)
  あさ庇日影うららに空見ればさもうれしげにたづ鳴きわたる

    (樵夫入山)
  一ふしをうたふ樵夫(きこり)の声とほくなるや深山にわけているらむ

    (浦夏月)
  三熊野の浦のゆふなぎほのめきて涼しくいづる夏の夜のつき

    (社頭花)
  おのづからたむけともなれ神のます杜のこずゑに咲ける桜は


孝明天皇 (附) (8469)
日時:2012年04月19日 (木) 10時50分
名前:童子

 孝明天皇の有名な御製といえば


  『戈とりてまもれ宮びとここのへのみはしの桜かぜそよぐなり』



 お応えする幕末の人々の歌は・・・

  いざこども馬に鞍おけ九重の御階(みはし)の桜散らぬそのまに
                           (宮部鼎蔵)

  すべらぎの星となへますころかとおもへば里に鳥のねぞする
                           (三条実美)

  大君につかへささぐる我がこころ都のそらに行かぬ日ぞなき
                           (徳川斉昭)

  君が代を思ふ心の一筋に吾が身ありとは思はざりけり
                           (梅田雲浜)

  大君のためには何か惜しからむ薩摩の瀬戸に身は沈むとも
                           (僧月照)

  大君の憂き御心をやすめずばふたたび国にたちはかへらじ
                           (有村雄助)

  惜しまじな君と民とのためならば身は武蔵野の露と消ゆとも
                           (和宮内親王)

  露のまも忘れがたなき大君の御代の栄えを祈りつ我は
                           (有馬新七)

  大君の御旗のもとに死してこそ人と生れし甲斐はありけり
                           (田中河内之介)

  われはもや勅(みこと)たばりむ天津日の御子のみことの勅たばりぬ
                           (伴林光平)

  君がためいのち死にきと世の人に語りつぎてよ峯の松風
                           (松本奎堂)

  おやおやの親よりうけしすべらぎの厚き恵みはあに忘れめや
                           (乾十郎)

  つくしてもなほつくしても君がため賎のいのちのあらむかぎりは
                           (安積五郎)

  かくばかりなやめる君の御心をやすめ奉れや四方の国民
                           (平野國臣)

  いくそたびくりかへしつつ我が君のみことし読めば涙こぼるる
                           (久坂玄瑞)

  ももしきの軒のしのぶにすがりても露の心を君に見せばや
                           (真木保臣)

  大君のおほみ心をやすめむと思ふこころは神ぞ知るらむ
                           (中岡慎太郎)



        

         ※孝明天皇の項は国文研の『短歌のあゆみ』から抜粋しました
                         
                   

櫻 ~ 明治天皇大御歌③ (8718)
日時:2012年04月28日 (土) 06時36分
名前:伝統


”童子 さま”ありがとうございます。

孝明天皇の御製、そして幕末の人々の歌を紹介していただき、
心より感謝申し上げます。

・・・

以下に、明治天皇の”櫻”に関する大御歌を続けて紹介して参ります。


櫻   明治十七年の御製

  花

☆昨日今日あすかの山のやまざくら咲くといふなりいざゆきて見む

☆いさみたつ駒にうちのりをちこちの花見る時ぞ春はたのしき


櫻   明治十八年の御製

 <花盛>

☆春風もよきてふくかと思ふまでさかりのどけき花のかげかな

☆さくら花にほへる春のひと時は家にこもれる人やなからむ

☆いざけふはこまに打ちのり小金井のつつみの花のさかりみてこむ

☆さくら花みにゆく道は小車の進むもおそきここちこそすれ

☆河なかにふねさしとめて咲きつづく岸のさくらの花をみるかな

☆おぼろ夜の月も梢にさしいでてにほひくははる花櫻かな

☆立ちわたるかすみのうちに櫻花こもりてにほふ春のゆふぐれ

☆うば玉の夜すがらふりし雨はれて初花ざくらにほひいでたる

☆春霞たなびく山はとほけれど雲ともみえぬ花のいろかな

☆にはの面のひと木のさくらひとりのみ見むはさびしき春の夕ぐれ

☆わが庭のひと木のさくら咲きにけりいまはこころもよそに散らさじ

☆おもしろき松のすがたもあらわれで木の間ににほふ山ざくらかな

 
 <関路花>

☆逢坂の関路のあとか杉むらにひともとまじる山ざくらかな

 
 <落花>

☆春の日ののどけき空も吹く風のありとはみえてちる櫻かな

☆有明の月はしらみて庭の面にちりし櫻のいろぞ見えゆく

☆いわまより落ちくるたきのながれにも散りてうかべる山櫻かな

  
 <をりにふれて>

☆花さかばいづこの山の奥までも駒にまかせてゆかむとぞおもふ

☆庭のおものさくらがなかに海棠の花もまじりてにほふころかな

            <感謝合掌 平成24年4月28日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌④ (8847)
日時:2012年05月03日 (木) 05時00分
名前:伝統

櫻   明治十九年の御製

 < 糸櫻 >

☆けさよりもまた咲きそひて春の日のながさしらるる糸櫻かな

 < 花 >

☆高殿にのぼりて見ればをちこちに花も今日こそ盛りなりけれ

☆咲きみてる桜のかげに駒とめてかへるさをしむ夕まぐれかな

☆月影はいまかさすらむ夕やみに花の梢のにほひそめたる

☆あしひきの山櫻ばな咲きしよりゆく人おほし谷のかけはし

☆しづかなる池の心もうごくらむみぎはの花は風わたるなり

☆ともしびの光をかりて窓の外の花もてあそぶ夜はたのしさ

☆しづがすむいほりにしばしやすらひて見るもたのしき山櫻かな

☆夕日さす松の木の間のさくら花うすくれなゐのいろにみえつつ

☆はるかぜに駒のいななく(いななく駒の)声すなり花の下道たれかゆくらむ

☆さ夜ふけて吹く松風のおとたかし木の間のさくらいまかちるらむ

☆中垣のとなりの櫻風ふけばこなたに花の散らぬ日ぞなき

☆春雨のはれまになりぬたちいでて散りのこりたる庭の花みむ

 < 残花 >

☆散りのこる庭のひと木の花をのみ友とながめてくらす春かな

            <感謝合掌 平成24年5月3日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌⑤ (8907)
日時:2012年05月05日 (土) 04時43分
名前:伝統

櫻   明治二十年の御製

 < 落花 >

☆しづがすむわらやの櫻けさみれば苗代水に散りうかびたる

☆風さそふ庭の櫻のひと本にひろき芝生もうずもれにけり



櫻   明治二十三年の御製

 < 春 (長歌) >

☆春の日の のどけきときに うちつれて 嵐の山を きてみれば
  松の木の間の さくらばな 吹く春風に さそはれて 
  ふもとの川の ふなやかた くだす筏の うへまでに
   雪とまがへて 散りかかる 花のにほひを 何にたとへむ



櫻   明治二十五年の御製

 < 花始開 >

☆春の日の光やよもにみちぬらむ園生の櫻さきそめにけり


 < 花 >

☆いさみたつ駒にまかせてあしひきの遠山櫻いざやたづねむ

☆ちるもありちらぬもありてわが庭の春おもしろき花ざかりかな

☆いづる日の光もそひて山ざくらまばゆく見ゆる花のいろかな

☆ひさかたの空もかすまぬ夕月夜さやかにみゆる花のいろかな

☆ふるおとも聞こえぬ庭の春雨にひと重櫻はさきそめにけり

☆ちはやふる神の斎垣の花さきてまうづる人もおほき春かな


 < 小金井の櫻をおもひやりて >

☆こがねゐの里ちかけれどこの春も人傳にきく花ざかりかな


 < 折りたる花の枝を >

☆わがために枝をえらびて手折りけむ花の匂のふかくもあるかな


 < 落花 >

☆ふきかよふ風のまにまに散りくるはいづこにさけるさくらなるらむ

☆春ふかき庭の芝生を見わたせば散りしく花に夕風ぞふく

☆吉野川春もながれてゆく水の上にちり浮く山さくらかな


 < 吹上の庭にて >

☆のる駒の鞍のまへわにちりかかる匂櫻の香こそたかけれ


 < をりにふれて >

☆かがり火をたかせて見れば庭櫻ひるにもまさる花のいろかな

            <感謝合掌 平成24年5月5日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌⑥ (9077)
日時:2012年05月11日 (金) 04時06分
名前:伝統


櫻   明治二十七年の御製


 < 残花 >

☆夏あさき山路をゆけば木がくれにさきおくれたる花も見えつつ



櫻   明治二十九年の御製


 < 待花 >

☆いたづらに待つ日数のみかさなりてひとへ櫻もまだ咲かぬかな

☆つれづれと雨降りくらす春の日は花を待つより外なかりけり

☆朝露をふふめるいろは見えながらまだ咲きそめぬ庭櫻ばな


 < 花 >

☆雨はれて日かげのどけき庭のおもに待ちしさくらも咲きそめにけり

☆いとはやく老木の花も咲きにけりことしの春はあたたかにして

☆咲きみてるわが庭ざくら風なくてをりをり散るもおもしろきかな

☆吹く風もおとせぬ庭のさくら花のどかに見つつくらす春かな

☆朝づく日いまだのぼらぬ山のはににほへる花のいろのさやけさ

☆風ふけば露もしたたる枝ごとに咲きみだれたるいとざくらかな

☆春がすみたちなかくしそ九重の内外へだてぬ花のさかりを

☆雨過ぎしあしたの庭の八重ざくら枝たわむまで咲きみちにけり

☆春深き山路をゆけば杉むらの中にひともと花ぞにほへる

☆ながれゆく春をとどめて谷川のいわねに咲ける八重櫻かな

☆庭ざくら花咲きしよりまどのとのあくるを待ちて見ぬ朝ぞなき

☆雨はれて空のどかなる春の日に立ち出でて庭の花をみるかな

☆吹く風ものどかなる世の春まちてわが庭櫻さきそめにけり

☆嵐山待つより下に白雲のおりゐるみればさくらなりけり

☆かめの内にさしたる枝の花ばかりしばし残れる春のくれかな

☆散りやすきうらみはいはじいく春もかはらでにほへ山ざくら花

☆小金井のつつみのさくら咲きにけり下ゆく水にかげをうつして


 < 落花 >

☆あくまでも見し後ならばさくら花散るともかくはをしまざらまし

☆たますだれかかぐる窓の朝風にわたどのかけてちる櫻かな

☆とどまらぬ春のすがたを瀧川の上にみせても散る櫻かな

☆玉だれのをす吹きあぐる春風に窓の内まで散るさくらかな

☆折るをさへをしみしものを庭ざくら夜のまの風に散りはてにけり

☆あらしふくあしたの庭に殿守がはらひもあへず散る櫻かな


 < 暮春櫻花 >

☆はるふかき庭の若葉のかげみれば今咲きいづる花もありけり


 < をりにふれて >

☆ここかしこ花咲くところおほければゆきてみぬまに散りそめにけり


 < 残花 >

☆春過ぎてとふ人たえし山里に匂ふもをしき遅ざくらかな

            <感謝合掌 平成24年5月11日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌⑦ (9121)
日時:2012年05月12日 (土) 05時08分
名前:伝統

櫻   明治三十年の御製

 < 糸櫻 >

☆のきばふく風にみだれておばしまのうへまでかかる糸櫻かな


 < 花 >

☆のどかなるひよりつづきの岡にきてきのふもけふも花をみるかな

☆わが庭は見わたすかぎり櫻にて吹く春風も香ににほふなり

☆木がくれて咲くとはすれど松風のふくたびにちる山ざくらかな

☆たかからぬ松の木のまにさきながら雲かとみゆる山櫻かな



櫻   明治三十一年の御製

 < 花 >

☆小車のみすまきあげよ道のべにさきつづきたる花のかげ見む

☆ふりくらす春のながめに八重櫻うちしをれたるいろもなつかし

☆道のべにとりどりにほふ櫻花いづれのかげに駒はとめまし

☆山松の木のまの櫻咲きにけりふもとの川に影をうつして

☆ゆふづく日さすやをかべの松かげにひともとにほふ山櫻かな

☆大空の青毛の駒にのりてみむ雲もへだてぬ山ざくらばな

☆嵐山花の木かげも暮れそめてふもとの寺の鐘ぞきこゆる

☆不忍の池の上野の櫻ばなかげをうつして今やさくらむ


 < 落花 >

☆木かげのみ白く見ゆるは風なくてひとりちりにし櫻なるらむ

☆ちりがたになりしさくらの花の枝をふくおとたかしはるの山風

☆ひとしきり嵐もそひてふる雨にしづごころなくちる櫻かな

☆春雨のふる日しずけき庭の面にひとりみだれてちる櫻かな

☆はるさめのなごりの風に八重櫻はなぶさながら散るもありけり

☆櫻田のつつみの花はちりにけり堀江の水の白くなるまで

☆さくら花ちりうくけふは庭の池のながれぬ水もうれしかりけり


 < をりにふれて >

☆この春もよそにや聞かむおとたかき嵐の山の花のさかりを


 < 余花 >

☆夏山のわか葉見がてらたづねみむ春に後れし花もありやと

☆おく山の谷のかげまでたづねきてひともとみつる遅櫻かな

☆折りのこすわらびもたけて遅櫻たづぬる山のかげぞさびしき


 < 残花 >

☆散りのこる櫻やあるとたづねきてみ山うつぎの花をみしかな

☆ゆきあひて木こりにとへば山ざくら谷にはいまだ残るとぞいふ

            <感謝合掌 平成24年5月12日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌⑧ (9148)
日時:2012年05月13日 (日) 04時36分
名前:伝統


櫻   明治三十ニ年の御製


 < 馬上尋花 >

☆けふもまた遠くきにけり花みむとおもふ心のこまにまかせて


 < 花始開 >

☆うたげする時来にけらし濱殿の庭の櫻はさきそめにけり

☆九重のわが庭ざくらけさみれば先づひと重よりさきそめにけり


 < 花 >

☆ふかき夜の霞のうちにさく花もほのぼのみえていづる月かな

☆明日といはば散りもやせむと春雨にぬれてもみつる山ざくらかな

☆外堀のつつみのさくらわがにはの松の木のまにみえわたるかな

☆須磨の浦の磯山ざくら咲きぬらし松ふく風も花の香ぞする

☆わが岡のまつの林のひろければ木がくれてさく花もありけり


 < 落花 >

☆山櫻ちりにけらしも谷かげの松にかかれる花の白ゆき

☆池のおもにのぞめる花のうれしきはちりても水に浮かぶなりけり

☆池水にちりうく花のかたよりてひれふる鯉のかげも見えつつ

☆ながら山はなふきおろす春風にしばしばくもる志賀の浦波


 < をりにふれて >

☆人みなにまたれまたれし濱殿の花のさかりもすぎにけるかな



櫻   明治三十三年の御製

 < 花 >

☆窓あけてけさもみるかなさくら花夜のまの風のいかにふきしと

☆さきみちし櫻のこずゑたわみけり雨のなごりのつゆふかくして

☆あさがすみたなびく山のさくら花うちしめりてやさきにほふらむ

☆木がくれし杣山ざくらさきぬやとかへる木こりにたづねてを見む

☆まつりごといとましあらばいでてみむ庭のさくらはややさかりなり

            <感謝合掌 平成24年5月13日 頓首再拝>

櫻 ~ 明治天皇大御歌⑨ (9167)
日時:2012年05月14日 (月) 06時14分
名前:伝統


櫻   明治三十四年の御製


 < 花盛 >

☆はなざかり賑ふころは玉鉾の道もる人やいとなかるらむ


 < 花 >

☆乗る駒に水かひがてら見つるかな山澤がくれにほふさくらを

☆かげたかくなりやしぬらむ植ゑおきていでしかきねの花櫻ばな

☆咲きにほふ花のはやしに遊ぶまはいとまなき世もわすられにけり

☆咲くはなの梢くれゆく山のはをいつまでまもる心なるらむ

☆みねつづき咲きみちにけりさくら花けふこそ春のさかりなるらめ

☆玉鉾の道ぞにぎはふ世わたりのいとまに民もはなやみるらむ

☆しづの男は見るひまやなき小山田のわらやのさくらさかりなれども


 < 落花 >

☆釣がめにさしたる花も庭ざくらちる日になればとまらざりけり

☆風ふけば雪とみだれてさくら花ちるもひとつのさかりなりけり


 < 遅櫻 >

☆春寒き山したみちの櫻花おくれたりともしらで咲くらむ


 < をりにふれたる >

☆ちり残る花まだおほし今ひと日いでて遊ばむ春のそのふに


 < 落後思花 >

☆咲く花はあとなく散りし木のもとにいつまで残るこころなるらむ


櫻   明治三十九年の御製

 < 残花 >

☆野も山もわか葉のかげになりぬれどなほおもかげに花のみえつつ

            <感謝合掌 平成24年5月14日 頓首再拝>



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