慈悲とは、 (4459) |
- 日時:2011年09月15日 (木) 19時08分
名前:伝統
”童子 さま”いつもありがとうございます。
”童子 さま”の投稿には、一瞬たじろがざるを得ない神秘性があります。
>『ウサギが自分で身を焼いたナゾがわかる人間は、この世に何人もおるまい。 >そのような方はおそらく神になるべき人か・・・』
>さらに、アッサジという架空修行僧を登場させては、腹を減らせた飢えたオオカミの子の >前に自ら身を投げ出させ『これ以上の苦行はない』とブッダを悟らせ、
>そしてラストでは、それが『慈悲』だとブッダに言わせています。
”童子 さま”の紹介で 初めて『ブッダ』(現時点では、第1巻と第14巻だけですが)を読んでおりますが、 素晴らしい内容ですね。
折角ですので、 『ブッダ』第14巻から、「ブッダ」の言葉を全文以下に紹介しておきます。
・・・
「ウサギは自分から飢えた人に食べられて神になった・・・。 この例え話は、昔 子供の頃に聞いた話なのです」
「だが、私はこのような行ないをした人間をまのあたりに見たことがある。・・・ その人は生きたまま飢えたオオカミの子に自分をたべさせたのだ」
「その人はもちろん苦しかっただろう。 ひきさかれる痛みはたえられなかっただろう」
「もちろん、このようなことはだれにでもできることではない・・・」
「みなさんはみなさんのできる方法でやればよい」
「お金を持っている人は苦しんでいる人に与え、 力がある人は、苦しんでいる人をささえてやりなさい」
「余分なお金も力もない人は・・・せめて 相手の気持ちをくみとって、かわいそうに・・・と同情してあげなさい」
「それだけでもいいのです。 それであなたはあの例え話のウサギのように 相手のために苦しんだことになる」
「この心のことを”慈悲”と呼びましょう」
「”慈悲”、どんな人の心にも宿っているはずです」
「あなたがだれかを助けたら、別の人が、今度はあなたをきっと助けてくれるでしょう」
・・・ <平成23年9月15日 記>
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