No.419 ネコの肥満細胞腫 |
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今日は猫の皮膚の肥満細胞腫の摘出手術を行いました。 猫の肥満細胞腫は一般的には犬に比べて、良性という風にいわれています。
今回は皮膚に出来た大きめの腫瘤でした。通常は良性との認識でアプローチして行くのですが、なんだか大きめで自分で掻き壊してしまい自壊しています。「本当に良性なんかなあ〜」
猫でも内蔵型の肥満細胞腫はほとんどが悪性で、脾臓や肝臓に発生します。
皮膚の肥満細胞腫でも18%に脾臓に病変が見られるとの報告もあることから、今回の症例に関しては、手術時に同時に腹部エコー検査を行いました。
結果としては画像診断上は特に異常は認められませんでした。一緒に脾臓は細胞診も行っており、明日から細胞のチェックを行うつもりです。異常が見られないのを祈るばかりです。
また日曜日には学会発表も控えており、その準備でてんやわんやの状態です。あ〜忙し忙し。
2007年03月13日 (火) 01時49分
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