[126] 義姉弟 |
- 夕暮 - 2006年09月30日 (土) 19時59分
私の父と母は再婚している。 私は父方についていて、14才のときに今の母親と再婚した。 母親…お母さんじゃなくて、詩織さんと呼んでいる。 詩織さんは本当に良い人で、まだ40いっていないし、話しも合う。 本当の母親ってものを私は知らないから、詩織さんを本当の母親って思う様にする。 本当に良い人ー…。
本当にー…。。
「葵ちゃん、貴方には弟が居るの」
は…??
突然の詩織さんからの一言。 意味が分からなかった。
「ほら、私達、再婚してるじゃない。それで、私の息子なの。」
…。 全然聞いてませんけど?!
「何で…言ってくれなかったんですか??」
「や、言おうとは思ったわよ??でも、息子、アメリカに留学中だし会うことはにないと思ってたから…」
「はぁ?!会う会わない関係なく言うでしょう!!」
「ごめんなさい、でもアメリカから帰ってくるのね。アメリカって飛び級制度があるから、大学卒業しちゃったの。だから帰ってくるのよ。」
「えぇ?!」
私の義弟はエリート…。
「まあ、そういうワケだから、5日後に帰って来るから。そして、6日後に私達、新婚旅行に行くからぁ!!」
「…」
新婚…??どこがぁ?!今、私は16才。再婚してから2年も経つのにぃ?!なーぁにが新婚だぁ!!旧婚じゃないの?!旧婚旅行…や、そんなのどうでもよくて…
「急過ぎ!!そういうことは、早めに言って!!」
「ごめんね。あ、私、将司(父)さんと荷造りしてくるわぁ」
「…」
私の母親は…いや、父親も予て…本当にバカな人たちです。
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