[3504]今月の選評 投稿者:まこと メール HOME
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皆さん、こんにちは(^^)
今年ももう後十日となりました。 明日は冬至。スーパーの広告に柚子やかぼちゃが並んでいます。
遊凪さん、ハードスケジュールの中、今月も句会のお世話をありがとうございます。 現在のところ元気でいるのに、何のお手伝いもせずにおりますこと心苦しいのですが、根っからの怠け者ゆえのさぼり癖がますますひどくなっていて、感謝しつつぐうたらしている毎日です。
13 聖夜かな道頓堀の灯の中に 〇繁華街のにぎやかな灯りの渦の中を行く作者。普段の看板も年末のイルミネーションも、更にクリスマスの飾りも、全部合わさって一番明るい時期かもしれません。そう言えばクリスマスイヴだったな、とやっと気が付くくらいに老成した世代のお作と思います。
16 劇終えてともしび灯る聖夜かな 〇幼稚園の聖夜劇でしょうか。キリスト教系ではなくてもクリスマスにはイベントがたくさんあってわくわくしますね。私は合唱団にいたので、クリスマスキャロルやらメサイアやら受難曲やらあれこれ楽しい思い出がいっぱいです。終わった後の静かな心持もまた、聖夜ならではの趣があるのですね。表記は「終へて」
17 一茶忌や小さくなりし足の爪 〇爪も年と共に縮んでしまうのかしら?晩年の母の足の爪を切ってあげた時、確かに小さいと思いました。自分が入院した時には、娘が切ってくれましたが、特に何も言っていなかったですね。もっとも母の歳に比べればまだ20以上私は若い。地味な話題の足の爪ですが、一茶との不即不離の加減が絶妙ないい句と思います。
以上、恐々謹言でした(;’∀’)
投稿日:2019年12月21日 (土) 12時29分
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