[3540]選評 投稿者:まこと メール HOME
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みなさん、こんにちは(^^)
新型肺炎はすでに非常時という感じになってきましたね。 今日通院日だったので、仕方なく病院に行きましたが、ほとんどの人がマスクをしていて、していないのは品切れで買えなかった人かもしれません。 敵は目に見えないウイルスなので、始末におえませんね。
今月の選評です。
3 水田の隅々まで知る田螺かな 〇田の泥を這い回るのが、田螺のお仕事のようで面白い。 中八がやや調子良くないので、「隅から隅を知る田螺」などにすると定型に収まるかと。
8 夕星や木の間に白く冬の水 〇そろそろ暗くなってゆく頃の明星ですね。夕星というとタンホイザーの中の大好きなアリアを思い出します。こういう静謐な景なのだと思っています。
13 水は海へ人はいづくへ寒没日 〇寒の日の沈んでゆくところを眺めつつ、ふと哲学的な心境になったりして。一途な水の流れに比べれば、人は迷いの多い存在なのかもしれません。
14 浮寝鳥水面均してをりにけり 〇静かな水の様子が巧みな言い方で表現されています。鳥の数もかなりたくさんなのでしょう。景色が見えるようです。
以上、恐々謹言でした(;’∀’)
投稿日:2020年02月21日 (金) 17時56分
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