[3564]選句・選評します 投稿者:泥亀 メール HOME
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緒方洪庵は幾多の妨害を乗り越え種痘事業を成功させた。 そして、私たちの国は、一つの恐ろしい伝染病を克服す るための一歩を踏み出した。。 今、この厳しい春、私はしばしばそのことを思います。 そして、改めて思う。「幾多の妨害」をした、後世から 見れば愚かな町の人たちのことを。 知識と技術をもって伝染病に立ち向かう方々の足を引っ 張る側に廻りたくない。 手を洗う。何度も洗う。マスクをする。不要不急の外出 をしない。それだけしかできないけれど何とか自分の出 来る事はしょうと思う。
5〇うららかに二匹の子犬連れゆけり 犬の散歩は、不要不急の範疇にあたらない。 犬の運動を中止すると健康で安全な環境を害する ため病気の原因となり寿命を短くする。 二匹の犬と散歩している微笑ましい風景を描写し ている。 9〇うららかや親子で垂れる魚釣 久し振りの好天気に誘われ太公望をきめている親子を 描写している。コロナ禍の運動不足の解消に一番である。 11〇風を呼ぶ畝一陣の風ねぎ坊主 採取用に畑に残した葱坊主のシルエットには春たけた 感を起こさせる風情がある。収穫しそびれたものかも しtれないが収穫を待つ愁いを含んだ葱坊主の様子を 描写している。 妄評をお許しください
投稿日:2020年04月16日 (木) 20時54分
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