[3581]今月の選評 投稿者:まこと メール HOME
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皆さん、こんにちは(^^)
たいへん遅くなりましが、今月の選評です。 みなさん、蕗には思いひとしおのものがおありのようで、作品も共感多く拝見しました。 私も母が煮てくれた蕗をまた食べたいな、と思うものの。自分で面倒で煮ません。娘に伝えられる母の味もありません。
2.婆さんと囁きあふて揺れる蕗/遊凪 「あふて」はあひての音便形ですので「あうて」
3.歯ざはりを残して蕗のひと煮立ち/うづら 〇美味しそうです。火加減も火を止めるタイミングもベテランの頼もしさ。
4.蕗の傘動き出したる旅心/泥亀 〇蕗の大きな葉群や緑の葉陰には心惹かれるものがあります。普段お出掛けの多いかたがたには、そろそろ籠り居も限界の頃かと。
10.古里に戻らぬ覚悟蕗を煮る/泥亀 〇古里と蕗が呼応しています。1番の句より、気持ちに具体性があって良いと思いました。
14.こもりゐの読書に倦みて蕗を煮る/ゆう 〇素敵な気分転換です。おもむろに蕗を煮るというところが、しっとりとして趣があります。
以上、恐々謹言でした(;’∀’)
投稿日:2020年05月26日 (火) 15時34分
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