みなさまよりお心のこもったお悔やみを賜り、
心より御礼申し上げます。

１２日夕方から動くのがきつくなり、それでも最期まで意識は
はっきりしていました。

亡くなる前日にあさにがの詠草、遅れるとご連絡するか、
代理でアップするか、という話をしたのですが、
その時には「今回が最後で多少遅れても（みなさんが）わかって
くれているから」と言っていました。

母のことですので、自分の手でしたかったのだと思います。
こんなに急なことになるとは思っていなかったのではないでしょうか。

私もちょうど小田木さんに会えたかなと思っていたところでした。
ちひろちゃん、エマちゃんにも会えて喜んでいるかも知れません。

母を送り、実家から自宅に帰る途中、いつもの道でなぜか迷い、
夕焼けをバックに、垂直に空にのぼるぐるぐる雲を見ました。
ちょうど通りかかった公園できれいな夕焼け小焼けを聴いて、
暗くなった雑木林では秋の虫の声が響いていました。
そういうことを、いつもたのしんでいるような母でしたので、
よく見える目とよく聴こえる耳を取り戻して、
色々なことをたのしみ直していくのだろうと思います。

直子さま

語り合うことも供養になると聞いています。
まことさんは小田木さんを大事になさっていましたね。
年配の方々を尊重される方でした。
いろんな思い出があって、最初からの句友の友人と
このニ三日まことさんの思い出を語り合っています。
直子さんのこともよく聞いていました。
さすが虫愛ずる姫君のお嬢さんね、と思っていました。

エマとちひろといううちの犬たちのこともよくご存じでした。
エマが生まれた時はとても喜んで頂きました。
四半世紀以上のお付き合い、とても寂しいです。
想い出とともに暮らします。