[3556]今月の選評 投稿者:まこと メール HOME
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皆さん、こんにちは(^^)
遅くなりましたが選評です。 今月は〇が少なくて、なんだか申し訳ないので、前にやっていた頂かなかった理由も久しぶりに書いてみました。相変わらずの勝手を申しておりますが、笑って堪えてくださいませ。
2.風光るカーブミラーの中にゐて/泥亀 〇もの皆きらきらとして見える季節、取り分けカーブミラーの中に自分の存在を置くことにより、一層景の輝きが際立ちました。
3.木蓮の空に放てる白さかな/遊凪 〇白木蓮は白鳩のように青空に飛び立ちそうです。印象鮮明な句。
4.春の雲ますぐに海へつづく道/ゆう 春の雲も夏の雲も秋も冬も取り合わせることが出来そうですが、中七以降に一番合わないのが春の雲のような気がしました。
5.啓蟄やペットショップをのぞく風/うづら 啓蟄には、ちいさな命たくさんのペットショップは少し重いような感じ。
6.風の子や野辺の色濃き犬ふぐり/泥亀 この季節は結構風が強いのですよね。風の子は人間の子のことか、風のことかやや曖昧。
7.水取や若狭の風も運びをり/遊凪 ゆうさんの感想に共感。やはりお水取りと言う方がいいですね。それだと良い句だと思います。
8.雨おほき弥生つかのま風光る/ゆう リズムのいい句です。つかのまが解説になってしまったような。
10.やはらかき陽につつまれて涅槃西風/ゆう 季感がよく伝わります。ただ全体的に漠然としているので、お題とは反れますが涅槃寺などとするといい景になりそうです。
11.風二重まとふて眠る猫柳/うづら 風二重が分かりにくかたです。むしろ風一重の方が実感があるかも。「まとふて」はまとひて の音便形なので表記は「まとうて」
12.風光る口に慣れしハーモニカ/泥亀 訂正後「風光る口に馴染みしハーモニカ」季語が最適かどうか、少々悩みます。
13.蜜蜂に風の歌声みる朝/うづら 歌声なら「きく」の方が、自然な感じがします。
14.卒業のアルバム広ぐ電車かな/遊凪 景の説明のような気がします。
以上、恐々謹言でした(;’∀’)
投稿日:2020年03月24日 (火) 13時39分
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