皆さん　こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか？　お待たせしました。
第189回・11月あさにが句会「神渡し」作者発表です。

1 　神渡し手を合はすものふいにあり／うづら
2 　荒神の怒り鎮まり神無月／ゆう
3 　なかなかに言うこと聞かぬ七五三／遊凪
4 　拾うては何の実と問ふ冬始め／まこと
5 　神渡し漢を置いてゆく女／泥亀

6 　帰りなむいざふるさとへ神渡し／ゆう
7 　神渡し駅にて通貨列車待つ／泥亀
8 　ヘリコプターの音遠く神渡し／遊凪
9 　神渡し猫と見送る月の舟／うづら
10　木犀の黄金散りしくニ三日／ゆう

11　いもうとへ約束の種採りおほす／まこと
12　神渡し比良連峰を伝ひゆく／泥亀
13　野路に立つ標の石や神渡し／まこと
14　上向いて空を刺し入る檸檬の実／遊凪
15　神渡し舟押し出すや都井岬／うづら

兼題当番
第188回・1910「穭(ひつじ)田・稲孫・穭(ひつじ)」泥亀さん
第189回・1911「神渡し」まことさん
第190回・1912「　」未貫さん　の予定です。

＊12月の兼題当番は未貫さんの予定です。
　ご予定をよろしくお願い致します。
＃兼題は季語でも季語でなくても結構です。漢字一字でもＯＫです。

未貫さん、月末までに、12月の兼題を戴けますと有難いです。
よろしくお願い致します。

皆さん、こんにちは(^^)

東京は今朝、今季最低の気温となりました。
全国的に真冬の寒さとなっているようです。
遊凪さん、今月も句会のお世話ありがとうございます。

「神渡し」難しかったですか？
神無月に関連する、神渡し、神の旅、神の留守、神迎え、などの一連の季語は、ロマンがあって好みです。
実体のない言葉ですから、具体的なものと取り合わせ易く、そういう意味では作り難いということはないと季語だと思います。
ただ、この季語に限らず、取り合わせはつき過ぎではつまらない句になりますし、離れ過ぎていれば理解不能の句になってしまいます。そこが少し難しい。
しかし取り合わせの距離感には正解というものはありません。作り手読み手の感性の相性だと思います。
自分にはどうもよく解らない句だとしても、他の誰かにとっては共感できる忘れられない句になる、といういうこともあります。そういう出会いのために作句や選句をする場が句会です。
これからもこの句会で、いい句とたくさん出会いたいな、と思っています。


遅くなりましたが、今月の選評です。

3　なかなかに言うこと聞かぬ七五三
〇七五三のお宮参りくらいは神妙にしてくれるだろう、との予想は大外れでしたね。せっかくの正装も残念なことになってしまたかも。その内これもいい思い出話となりますね。この句会は歴史的仮名遣い使用ですので、表記は「言ふ」でよろしく。

9　神渡し猫と見送る月の舟
〇神渡しで月の舟を見送っているだけでは、少々物足りなさがありますが、猫が同席することによって温もりが加わりました。作者の心の中の奥行きも読み手に伝わって来るようです。

以上、恐々謹言でした(;’∀’)

暮れに近づき、ご多忙の方も多いのでしようか？お休みの方が増えて残念です。
もしや難題のせいだったら申し訳ありませんでしたけれども・・・。

皆さん　こんにちは。
11月あさにが句会・選句感想／遊凪です。
よろしくお願いします。

◎5 　神渡し漢を置いてゆく女
今風の逞しい女性なのでしょうね！
男は田に残り、女は風となるのでしょうか？
いろいろ想像できて面白いですね。

○10　木犀の黄金散りしくニ三日
香とともに時節の移り変わりが感じられますね。

○11　いもうとへ約束の種採りおほす
妹さんが頼んだ種とは何の花の種だったのでしょうね？
季語の跨がりも絶妙です。

○13　野路に立つ標の石や神渡し
道標の二方？には何処の行き先が書かれていたのか興味深いですね。


・・恐々謹言・・・

遊凪さん、皆さん
よろしくお願いいたします。

○3 　なかなかに言うこと聞かぬ七五三
　　　男の子でしょうね。窮屈だし草履だし。記念写真はどんなでしょう。

○4 　拾うては何の実と問ふ冬始め
　　木の実も美しい葉の名前も知りたいけれど、メモしなければすぐに忘れてしまいそう。

○5 　神渡し漢を置いてゆく女
　　　これからドラマが始まりますね、神話の世界かもしれません。

○7 　神渡し駅にて通貨列車待つ
　　　通過するのは長い長い貨物列車と風と。

○10　木犀の黄金散りしくニ三日
　　　一週間ほどはそのままであってほしい景色です。

○11　いもうとへ約束の種採りおほす
　　　タイミングを逃しがちですが、約束が果たせてよかったです。

○12　神渡し比良連峰を伝ひゆく
　　　山並みを縫って風がわたる、絵のよう。

○13　野路に立つ標の石や神渡し
　　　大昔からそこにあるすべてのものへの道標。暖かそうな色をした丸みを帯びた石。

失礼いたしました。うづら

遊凪さん、今月もお世話になります。
私には難しい題でした。

〇1 　神渡し手を合はすものふいにあり
　　　　何かに感謝したくなる子持ちがふいにわく、
　　　　ありそうだと思いました。

〇7 　神渡し駅にて通貨列車待つ
　　　　通過では？
　　　　駅で列車が通過するのを待っている時を
　　　　詠まれたのが面白い。　

〇9 　神渡し猫と見送る月の舟
　　　　月を見に外に出るといつも外猫がどこかから
　　　　寄ってきます。　

〇12　神渡し比良連峰を伝ひゆく
　　　　地名がいいですね。

夕凪さん、皆さん今日は選句・選評します。
「神渡し」とは陰暦十月に吹く西風のこと。

1○ 　神渡し手を合はすものふいにあり

父の恩は山より高く、母の恩は海より深し」と言われ、
親に孝行を尽くすことは当たり前のことであります。
私たち人間は、今、合掌を素直に受け入れる対象こそ
仏の恩であります。見つけた対象に手を合わす報恩感謝
の心こそ生きる証であると述べている。

6○ 　帰りなむいざふるさとへ神渡し

鳥羽や伊豆地方の船人の言葉に「陰暦・十月西吹く風を
神渡しと謂う」述べている。陰暦の十月は神無月にあたり
出雲大社に参集するため諸国の八百万の神を送る風とされる。
その頃にはきまって望郷の念がいや増すのである。

13○　野路に立つ標の石や神渡し

大通りよりら一歩路地に入れば、住民だけが知っている
「本当の街」が、広がっている。何の標か、解らない
ところが句の拡がりを感じる。

15〇　神渡し舟押し出すや都井岬
宮崎県最南橋、志布志湾東端にあたり山地が海に突き出し
周囲は絶壁をなす都井岬。野生の馬と猿で有名である。
崖にある御先神社は立ち入り禁止になっている。
直線状にある海沿いの御崎神社の礼拝所より西風に乗り
出雲大社を目指す舟を応援している姿が見られる。

妄評をお許しください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　泥亀　拝。

皆さん　こんにちは。お待たせしました。
第189回・11月あさにが句会「神渡し」清記発表です。

1 　神渡し手を合はすものふいにあり
2 　荒神の怒り鎮まり神無月
3 　なかなかに言うこと聞かぬ七五三
4 　拾うては何の実と問ふ冬始め
5 　神渡し漢を置いてゆく女

6 　帰りなむいざふるさとへ神渡し
7 　神渡し駅にて通貨列車待つ
8 　ヘリコプターの音遠く神渡し
9 　神渡し猫と見送る月の舟
10　木犀の黄金散りしくニ三日

11　いもうとへ約束の種採りおほす
12　神渡し比良連峰を伝ひゆく
13　野路に立つ標の石や神渡し
14　上向いて空を刺し入る檸檬の実
15　神渡し舟押し出すや都井岬


以降
・出句一覧発表　　１６日ごろ
・披講　　　　　　１６日(出句一覧発表後)〜月末
　　　　（選句の○：並選又は◎：特選の数に制限はありません、
　　　　　各自選句選評投稿という形で、ここにお願いします。）
・作者発表　　　　２３日ごろ　　よろしくお願いいたします。

皆さん　こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか？
暦の上では初冬に入っておりますが、
紅葉の深まり行く頃と交錯したほどよい季節ですね。

こちら、あさにが句会の今月の締切が近づいております。
そろそろ・・　ご準備ください。≧^_^;≦

●出句締切　　１１月１５日２４時です。●

只今、泥亀さん、うづらさん、から句を戴いております。
まだの方はよろしくお願いします。

泥亀投句しました。

皆さん、宜しくお願いします。

　　　　　　　　　泥亀　拝

皆さん　こんにちは。
2019年11月の「あさにが句会」ご案内です。

★兼題　　　「神渡し」出題者：まことさん
　　　　　　（題詠は０〜３句まで、ご自由に）
★句数　　　　当季詠　３句
★投句締切　　１１月１５日２４時

まことさんより、兼題に寄せて
〜〜〜〜〜
「神渡し」（かみわたし）
　風の名前です。陰暦十月、出雲へ旅立つ神様をお送りする風と言われます。
傍題として「神立風」（かみたつかぜ）もあります。

　峡の湯に畏（かしこま）りをり神渡し　　宮本由太加
　錆色の雀吹かるる神渡し　　　　　　　　塚本　武史
〜〜〜〜〜

以降
・出句一覧発表　　１６日ごろ
・披講　　　　　　１６日(出句一覧発表後)〜月末
　　　　　　　　　（各自選評投稿という形で）
・作者発表　　　　２３日ごろ

☆投句先は遊凪の電子メールアドレス
ｴﾌｾﾞｯﾄｴﾌｾﾞﾛｾﾞﾛｺﾞﾖﾝｻﾝｱｯﾄﾏｰｸﾆﾌﾃｨﾄﾞｯﾄｺﾑ
FZF00543？nifty.com にお願いします。
　？を@(アットマーク)に直して下さい。

☆タイトル（題名）は「あさにが○月出句／ご自分の俳号」
出句形式は「○○句○○／ご自分の俳号」のように・
３行(１句／１行)の電子メールでお送り下さい。

兼題当番
第188回・1910「穭(ひつじ)田・稲孫・穭(ひつじ)」泥亀さん
第189回・1911「神渡し」まことさん
第190回・1912「　」未貫さん　の予定です。

＊12月の兼題当番は未貫さんの予定です。
　ご予定をよろしくお願い致します。
＃兼題は季語でも季語でなくても結構です。漢字一字でもＯＫです。兼題が始まった第６回・0407は「蟻」、次の第７回は「風」でした。

☆ではでは・皆様・ご健吟を！☆
掲示板ではご歓談下さい。(^o^)！