まことさん、皆さん選句・選評します。

宜しくお願いします。

　９〇さみどりに透けてにほへり蕗の茎
　　　うすみどりでなくさみどりと表現したのは、蕗の生活形態を
　　　よく承知していての作であり描写力の柔軟に賛同しました。

１４〇こもりゐの読書に倦むて蕗を煮る
　　　どうなるのだろうかこの国の行く末は。
私はアキタブキ・ラワンブキより普通の蕗が好きです。
　　　コロナ禍を暗示していてかつ今の生活との密着に好感
　　　しました。

１５〇灯に舞ひし羽蟻一夜の縁とも
　　　夏にかけて交尾期を迎えると、翅が生じ飛び回り交尾後
　　　雄はまもなく死に雌は翅を失い、地中に入って産卵し女王蟻
　　　になります。
　　　新たな一つの蟻社会の誕生を描いている。
　　

　　　妄評をお許しください。　

まことさん有難う御座います。

今後とも宜しくお願いします。

生句会は全没でIT句会で頑張ります。

皆さん　こんにちは。お待たせしました。
第195回・５月あさにが句会「蕗」清記発表です。

1.蕗煮るや溜息一つ吐き出して
2.婆さんと囁きあふて揺れる蕗
3.歯ざはりを残して蕗のひと煮立ち
4.蕗の傘動き出したる旅心
5.母なくて煮る人なくて庭の蕗

6.かたばみの炸裂あそび終日
7.長引ける外出規制蕗育つ
8.紫のツツジも跳ねる坂の径
9.さみどりに透けてにほへり蕗の茎
10.古里に戻らぬ覚悟蕗を煮る

11.災ひは天より蕗が葉を広ぐ
12.あく抜きの水くぐらすは蕗一把
13.汗を拭き畦に腰置く老夫婦
14.こもりゐの読書に倦みて蕗を煮る
15.灯に舞ひし羽蟻一夜の縁とも



以降
・出句一覧発表　　１６日ごろ
・披講　　　　　　１６日(出句一覧発表後)〜月末
　　　　（選句の○：並選又は◎：特選の数に制限はありません、
　　　　　各自選句選評投稿という形で、ここにお願いします。）
・作者発表　　　　２３日ごろ　　よろしくお願いいたします。

おはようございます。
句は届いています。ご安心ください。

今起きたところなので、今月の詠草発表は少々お待ちください。

まことさん、済みません。

２０２０　5/１３　午後８　12分に出しましたが、

如何なっていますか。

皆さん、こんにちは(^^)

早くも夏日真夏日という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
薄暑と言うには暑すぎます。熱中症も心配ですね。

自粛の生活が続くと、日にちも曜日もよく分からなくなってしまいますが、そろそろ月も半ばとなりました。

ただいま、遊凪さん、ゆうさん、うづらさん、から句をいただいています。
いつもは投句のお早い泥亀さんがまだなのは、少々気掛かりです。

皆さん　こんにちは。
2020年５月の「あさにが句会」ご案内です。
どうぞよろしくお願いいたします。

★兼題　　　「蕗」出題者：まこと
　　　　　　（題詠は０〜３句まで、ご自由に）
★句数　　　　当季詠　３句
★投句締切　　５月１５日２４時

以降
・出句一覧発表　　１６日ごろ

・披講　　　　　　１６日(出句一覧発表後)〜月末
　　　　　　　　　（各自選評投稿という形で）
・作者発表　　　　２３日ごろ

☆投句はまこと宛のメールでお願いします。
mckmkt.shintani？nifty.ne.jp
？を@(アットマーク)に直して下さい。

☆タイトル（題名）は「あさにが○月出句／ご自分の俳号」
出句形式は「○○句○○／ご自分の俳号」のように・
３行(１句／１行)の電子メールでお送り下さい。

皆さん、こんにちは(^^)

遅くなりましたが選評です。コメントしてない句もありますがごめんなさい。


1．麗かや茶柱つんと立つてをり／泥亀
上五と句末の二つの切れが気になります。

2．うららかに大縄跳びは空を切る／うづら
　　句の雰囲気に対して「切る」が鋭すぎるような。

3．家持のこころかなしも春うらら／ゆう
　　万葉集の有名な大伴家持の歌を踏まえての句。やや本歌に凭れ過ぎのようにも思えます。なお「春うらら」は一般によく使う言葉ですが、俳句では「うらら」だけで春の季語なので春を付けると余分に感じてしまいます。

4．麗かや口に馴染みしハーモニカ／泥亀
　　先月「風光る口に馴染みしハーモニカ」でお出しになられた句に、季語が最適かどうか、という感想を述べました。今回よく分かったのは季語のうるおい度の違いです。「風光る」だとハーモニカがキラキラ光る感じはありますが、口に張り付きそうな気もします。口に馴染みしがこの句の胆なので、そこを実感させるには「麗らかや」のほうが合うと思います。

5．うららかに二匹の子犬連れゆけり／遊凪
〇羨ましい光景です。子犬も人間も嬉しくてたまらないのでしょう。我が家のわんこが家に来たのもこの季節でした。小さな保護犬の姉妹が、それぞれの家にもらわれたのが12年前の今頃。何となく胸が熱くなりました。

9．うららかや親子で垂れる魚釣り／遊凪
　　垂れると言ったら、やはり釣の糸なとにしないと無理かと。

11．風を呼ぶ畝一陣のねぎ坊主／うづら
　〇元気に育つねぎ畑の景が目に見えます。ねぎ坊主が凛々しい軍団のようです。

12．風やみて犬にも猫にも春うらら／ゆう
　　中八が気になります。短歌だと気にならないのは不思議なことです。

13．麗かや園児のコーラス高らかに／泥亀
　　これも中八。

14．古木へもやさしき風の花吹雪／遊凪
　　風と花吹雪は重複するし、逆にやさしきと吹雪はそぐわない。

15．うららかやうもらも同じ字に読めて／まこと
自句：このところ視力がどんどん落ちています。なにかミスがありましたらご指摘よろしく。

以上、恐々謹言でした(;’∀’)

皆さん、こんにちは(^^)

おうち生活、いかがお過ごしでしょうか。
こちらは立皇嗣の礼が延期になってしまったのにダメージを受けております。

遅くなりました。今月の句会の作者名です。


1．麗かや茶柱つんと立つてをり／泥亀
2．うららかに大縄跳びは空を切る／うづら
3．家持のこころかなしも春うらら／ゆう
4．麗かや口に馴染みしハーモニカ／泥亀
5．うららかに二匹の子犬連れゆけり／遊凪

6．麗日やタクシー乗り場閑散と／うづら
7．初蝶の黄か白か玻璃まぶしくて／まこと
8．コロナ禍のなかあまりにも春うらら／ゆう
9．うららかや親子で垂れる魚釣り／遊凪
10．籠り居を人なつかしき春の雨／まこと

11．風を呼ぶ畝一陣のねぎ坊主／うづら
12．風やみて犬にも猫にも春うらら／ゆう
13．麗かや園児のコーラス高らかに／泥亀
14．古木へもやさしき風の花吹雪／遊凪
15．うららかやうもらも同じ字に読めて／まこと

以上。

司会の兼題お当番は、わたくしが務めさせていただきます。

いつまで続くのでしょう。
こんな年になるとは誰も思わなかったでしょうね。

〇6．麗日やタクシー乗り場閑散と
スーパーはかなりの人出ですが、
　　　　タクシー乗り場はそうですよね。
　　　　駅前広場ののどかな春の日、のどかでもあり
　　　　寂しいような不気味なような。
〇7．初蝶の黄か白か玻璃まぶしくて
　　　　それでなくてもまぶしくて区別がつかないのは
　　　　私は目のせいなんですが、よく分かります。
〇10．籠り居を人なつかしき春の雨
　　　　本当にその通り。
　　　　会いたいわねと電話で話し合っています。