はじめまして。数日前、
本屋さんで『ダークホルムと闇の君』を見て少し迷ってから買ってみました。
約500ページ、久しぶりになかなか充実したファンタジー体験でした。
わたしの趣味からいうと登場する人や物が現代的で派手すぎるような気も
しないではないのですが、でも作品世界にきっちりはまって薄っぺらなところ
が無いので、すばらしいと思いました。
読了後、インターネットで検索しこのページなどを見つけました。
ふーむ、と思い、図書館で検索すると数冊出てきました。
そこで、『魔法使いは誰だ』『クリストファーの魔法の旅』他1冊
を借りました。『魔法使いは誰だ』読了。
やっぱり冒頭部は、登場人物が多く誰が主人公なのか、話の焦点が
どこにあるのかちょっと分かりにくい。小学生には難しいでしょうね。
主人公たちのイジワルな内面とかどんどん出てきてすごくリアルですね。
子供たちがどうしようもなくなって逃げ出す、大魔法使いが助けにでてくる、
クレストマンシーの出方は安易にも見えるのですが、学校へ帰って
から話を終わらせるまでの収束力がすごいですね。見事な構成です。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんに新しいファンが一人増えた
ということの報告でした。 ではでは。
野原燐