[259] 食事支援 |
- 居宅介護支援専門員 - 2011年07月23日 (土) 23時19分
お疲れ様です。認知症の食事支援は、重度化する毎に大変だったことを、特養の専任介護支援専門員だったときに痛感しました。何か参考になればと思い書いて見ます・・・
♯1.食事困難になった原因を多職種で検討する 平成17年から管理栄養士が配置されている施設では栄養ケアマネジメントが開始されています。直接的な食事支援は、看護や介護職が中心となりますが、偏った視点になることも多いので、管理栄養士や調理員にも食事中の様子を観察してもらい気になる点を教えてもらっていました。
♯2.食事前からの環境を確認する 以外に多いのが、食事開始数時間前からフロアーに車椅子で連れられ座っているため、疲れて座位保持困難や傾眠等も多くありましたが、いかがでしょう
♯3.食事中の様子の確認 嗜好変化、咀嚼困難、嚥下困難など口腔内のトラブルの有無の確認。半側無視、覚醒の度合いなど等も確認します
食事についてのケアプランは、管理栄養士などと相談しながら立てるのが良いかと思います。あまり半年先まで考えず、当面は1〜2ヶ月のプランでよいかと・・・。なぜ食べなくなったかと言う原因の追究と同時に食べない=栄養状態の悪化にもつながりやすいので、本人の好きな食材などでカロリーを確保するなどのプランでよいかと思います。原因が分かれば、その原因の対策をサービス内容へ盛り込めばよいと思います。
結構細かく書いたこともあります。目標は自立摂取になると、配膳時にメニューの説明・皿の色や配置の工夫・スプーンや箸の使用方法の説明や促しなどなど・・・。カロリー不足のリスクが高いときは、栄養補助食品の使用・間食の利用、空腹感を誘うため散歩など日中の活動量増加書いたりもしました。
あまり難しく考えず、原因の分析と栄養状態の維持でプランを立て、多職種の協力体制や情報交換体制を作ることが大切かと思います
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