[297] 身体介護を大声と暴力で拒否する利用者様の対応 |
- 理学療法士 - 2013年03月03日 (日) 17時12分
通所リハビリテーションに勤務しています。アルツハイマー病と慢性硬膜下血腫による両下肢麻痺の男性70代(要介護5)の利用者様がいます。主治医(脳外科医)と担当ケアマネから体を動かさないと関節拘縮が進行し、立位もとれなくなるという指示でリハビリとトイレ誘導、入浴介助をしています。ご本人は介助されることを拒否し痛みを訴えたり、「人殺し」などの発言をしたり、介助者をたたく、噛むという抵抗がみられます。痛みについてははっきりと痛みがあるとは言えず、自分から腕や足を動かす分には痛みはありませんが、介助で行うと大声で抵抗します。自宅での訪問看護や訪問介護でも同様です。障害について受容はされていない状況がみられ、「どのようになっても構わないから何もしないでよい」と話します。食事だけは自力で摂取しますが、それ以外の動作は自分では行わなく、排泄や清潔を保持するために介助が必要です。しかし、そばからみていると介護している者が虐待しているように見えます。このような状況を担当ケアマネに話しても担当者会議を開くわけではなく、ケアプラン通りにケアを実施するように求めてきます。診療や検査を拒否しますが、自分の意思は伝えることができる方です。ご家族や医師・ケアマネが望んでいるからと言って、本人の訴えを無視するようなケアプランは良いとは思えません。セルフネグレクトに該当するかもしれません。本人は元公務員で大型バイクや釣りの同好会の会長をしていました。このような生活歴についても現在は反応ありません。なにか良い考え方やこの方が自分の意思でケアを受けるような環境にならなないか、意見をいただければ幸いです。
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