日本船のクルーズに参加された経験のある方はチケットがなかなか届かないと心配されると思います。特に、てるみクラブの破産に関連して「出発当日なのにチケットが届かない」等の報道もありましたので・・・
外国船のクルーズに関しては日本船と少し異なる事情がありますので、最初に説明します。
●外国船のクルーズはほとんどの会社がe-チケットになっており、正式の(乗船を保証する)予約表(チケット)はクルーズ会社のコンピュータ内に保管されています。このシステムでは、このコンピュータ内に個人(グループ)の予約表があり、そのデータが正確(希望通りか)かどうかが重要です。
特に
氏名とパスポート番号。
●万一、旅行会社が期限内にクルーズ会社への最終金の支払いを怠ると即座にこの予約表が消去されます。したがって、予約する側としては(遅くとも)旅行費用全額を支払った時点では旅行会社からクルーズ会社の予約番号を入手して、コンピュータ内に予約表が存在することを確認すること※が大切です。
※確認の手順については No.8210の投稿に書いています。
●この予約表によりクルーズ会社は乗船を保証してくれていますので、その後万一旅行会社が倒産してもクルーズを楽しむことができます。てるみクラブのような問題(前日旅行に行けなくなった等)は発生しません。
●旅行会社から送られてくる書類(クルーズチケット、荷物用タグ、乗船フォーム)は(クルーズ船側の)乗船手続きの時間短縮のために送られてくるもので、本質的には予約番号、パスポートおよびお金(クレジットカード)さえ持っていれば現地で印刷してもらい書類を作成すれば乗船できます。この作成に余分な時間が掛かることは覚悟して頂く必要がありますが。
これらのことを前提に、
>昨日「荷物タグ」「クルーズチケット」の印刷された、いくらでも複写できそうなものが届きました。
クルーズチケットおよび乗船フォームと称する物は乗船手続きをする上での(時間短縮の)資料ですのでペラペラの印刷物です。万一、紛失しても、持参を忘れても予約番号さえ記憶(記録)していれば乗船上の問題はありません。本当のチケット(乗船を保証するもの)はクルーズ会社のコンピュータ内にあります。
>もしよければ、その印刷できるというコスタのウエブページを教えていただけませんか。
バジルママさんの質問に対するコスタクルーズアジア(上海)の回答を考慮すると、
●旅行会社のツアー(募集型企画旅行)に申し込んでいる方には旅行会社が書類(クルーズチケット、荷物用タグ、乗船フォーム)を印刷して送付する。
●個人手配旅行としてネット販売を含む(主に中小の)旅行会社に予約を依頼された方には書類(クルーズチケット、荷物用タグ、乗船フォーム)を印刷できるリンク先※がE-メール等で連絡されてくる。
※この方式が海外では一般的。このリンク先は英語のサイトですので日本では旅行会社が代わりに印刷して送付してくれるかもしれません。
したがって、JTBのツアーに申し込まれているSASUさんには印刷用サイトはない(必要ない)と思われます。旅行会社がツアー参加者全員分の資料をコスタの旅行会社専用のサイトから印刷し、郵送しているのではないでしょうか。
>取り扱い会社さんより寄港地ツアーのお知らせがあり、半月前にウエブ上から寄港地ツアーを申込ではいる・・
寄港地ツアーはコスタクルーズ日本支社が独自の予約サイトを立ち上げていると思われます。したがって、CostaasiaのMycostaでは予約状況の確認はできないのでは。
SASUさんはJTBのツアーに参加されているのですから、JTBに予約状況を確認・保証して貰えば良いと思いますよ。
>それが予約できていなく、当日満席なら私たちは下船できないことになりますので必死です。
ウラジオストックのツアーですか? 予約できてると思いますよ。乗船前の予約ですから、希望者が多ければコスタがバスを増やせば良いだけです。予約の状況はJTBに調べてもらって下さい。
万々一、問題があるようでしたら、インツーリスト経由で予約して
現地旅行会社のツアーに参加する手もあります。ロシア旅行会社のツアーに参加する場合はロシアのビザは必要ありません。
>予約した情報については、閲覧ができました。これで私もとても安心しました。予約者情報や、キャビン番号なども大丈夫です。
CostacruiseasiaのサイトのMycostaのデータが正式な予約表(チケット)ですから、これが現時点で確認できれば安心ですね。もう料金全額が旅行会社からクルーズ会社に送金されているので、全員がパスポートさえ忘れなければ乗船できます。
余談として、旅行会社から前日になっても書類(クルーズチケット、乗船フォーム)が到着しない場合はこの画面を印刷(Print Screen)したものでも乗船手続き上の問題はありません。
ドイツ在住さん、かいりさん
日本では過去の海外ツアーの延長線上に日本発着クルーズがここ数年で位置づけられてしまいました。このため、大多数の方は(大手)旅行会社が企画・募集するツアー(募集型企画旅行)に参加する形で乗船しています。このツアー方式では出発2週間ぐらい前に旅行会社がツアー参加者に部屋番号を割り当て、旅行会社が必要書類を参加者に郵送しています。
この旅行形態の違いが(海外在住の方にとって)問題点を理解し難い背景かと・・・