(51) マイナーコード、1度・4度、全・半音、長・短調 |
投稿者:小鹿さん
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1度とか4度とか、全音と半音とか、長調と短調とか。わかったつもりで答えても、違う答えを言ってるみたいです。どうしたらいいのか教えて下さい。
(解きたい問題は) マイナーコードの問題です。 マイナーコードという意味からわかってません。
★夕菜さん では、「マイナー」「メジャー」という言葉は知ってますか? 検索などをつかって、だいたいの意味は調べてみてくださいね。 「マイナーコードとは」とGoogleで検索してみるのもいいですよ〜。 私は音楽講師ではないので、逆に専門的な言葉がすらすら出てきませんから、よく検索をつかいます。
まず、マイナーコードを説明するにも、どこから説明すれば、わかってもらえるか??という感じなのですが…ひとまず、語ってみますね。
コードを考えるときに、 ドレミファソラシドをアルファベットで言うのは、わかりますか? CDEFGABCです。 和音を考えるときには、たとえばCのコードなら ドミソで、基本のドから3度上、3度上の音を重ねたものです。
この3度というのもわかりにくいとのことですが、この際…ドミソを覚えて、このときの3度は「長3度」と覚えてしまいましょう。 あとで、自分が納得いくように考えてみてください。
次にわからないとおっしゃっていた 全音と半音の違い…全音はピアノの鍵盤を思い浮かべると、ドからレのように、間に黒鍵が一つはいっているものです。 レからミも全音。 でも、ミからファは、黒鍵がありませんから半音です。…というわけで、ドからドの♯(黒鍵)までは半音というのがわかりますか?
ですからミから「半音さげる」と言われたら、 ミの♭(レとミの間の黒鍵)になります。
そこで、コードの話に戻ります。 メジャーは、ドミソ、ファラドのように、聞いていて明るい楽しげな和音。 マイナーは逆に暗い寂しげな和音です。
さきほど覚えましょう…と書いた 長3度ずつ重ねた和音はメジャーです。 それをマイナーにしようと思うと、3つ重ねたまん中の音を半音下げればいいのです。
C(ドミソ)のコードなら基本のドから考えるので、3つ重ねたまん中の音はミ。 これを半音下げてフラットにしたらいいのです。 ですからCm(シーマイナー)は、ドミ♭ソ
ちなみにドからミ♭は3度は3度でも長3度ではなくなり、短3度です。
「ドから考えた時のミのように半音4つ分あがった音」との説明よりも「長3度あがった音」と言った方がスマートなように、専門用語があるのだと思います。
ちなみに、私はこの中でマイナーコードはどれ?という問題の楽譜を見ると、長3度や短3度を数えたりする音楽理論はとっても苦手なので、読んだ楽譜を頭の中で音を出して寂しげか、楽しげか…で答えます(笑)
長くなりましたが、参考になりましたでしょうか?
★小鹿さん ありがとうございます夕菜さん。すごいわかります。 半音は隣って言われたんですけど、隣をさしたら『違うでしょう』って叩かれたりして。黒い鍵盤も考えるんですね。すっきりしました。 私は楽譜を見て楽しいか悲しいかがわかりません。それも先生を怒らす理由みたいです。でも全音と半音がわかったので、暗号みたいに覚えさせられた長調が全全全とか短調が全全半の意味がわかりました。これを使ってやってみます。 それと1度とか4度とかは、ドミソとかドファラとかのことです。テンカイ?カイテン?がわからないと理解できないらしくて、説明を聞きましたが全然わかりませんでした。ただドミソが1度でドファラが4度では、だめなんですか。3度は初めて聞きました。長3度とか短3度って長調や短調ですか。ここがまだわからないみたいです。
★kana@博多 ドミソ、ドファラなどは、夕菜さんが説明してくれている、3度などとは別のものです。 こちらは、TとかWとか、ローマ数字で表します。 そしてこれは『転回』など理解せずとも、ドミソをT、ドファラをW、シレソをX、シファソをX7(属7)と、丸暗記してかまいません。 ただ、転回に関しては、どんな説明をうけたかわかりませんが、ドミソ→レファラ→ミソシ…と、一つずつあがっていって4(W)番目に来る『ファラド』の順番を転がした、というだけの話です。 一番上の『ド』を下にもってくれば、『ファラド』は『ドファラ』になります。 ただそれだけのことです。
さて、長3度と短3度。 まぁ、ドの位置からみて、ミかどちらかで、長調か短調か?の判別には使えます。 小鹿さんは、長調が全全全… 短調が全全半…と書いておられますが、もしかすると違うものと勘違いしているか、間違って覚えている可能性があります。 長調が、全全半全全全半。 短調が、全半全全半全全です。 3度という距離は、ド〜ミとか、ファ〜ラのような、左の音も右の音も含めて、全部でいくつの鍵盤分の距離があるか?で数えてみてください(白鍵のみ)。 ド〜ミなら、ドとレとミの3つだから3度。 ファ〜ラも、ファとソとラの3つがあるから3度。 5度なら5個分です。 例えば、ド・レ・ミ・ファ・ソの5個で、ド〜ソが5度。 そう数えると「何度?」はすぐ出ます。 理屈を言われたら爆発しそうでも、数をかぞえてごらんと言われたら、できそうな気がしませんか?
次に、短3度か、長3度か。 これは、この間に全音と半音がいくつずつあるか?です。 長3度は、全音が2つ。 ドとレの間は、黒鍵を挟んでいるので全音。 レとミの間も、黒鍵を挟んでいるので、全音。 そう、全音2つが並んだ距離を、長3度といいます。 わかりやすいものだと、ファ〜ラも長3度ですし、ソ〜シも長3度です。 さて、短3度。 これは、全音1つ、半音1つのもの。 なのでドから見たら、全音1つでレ、そこから半音はミの♭。 つまり、短3度はド〜ミ♭です。 この距離のお話は、どれもはっきりと、「全音○個と半音△個」という決まりがありますので、理屈を考えなくても、暗記してしまえば、答えられます。 もし、この説明がややこしかったら、反則ではありますが、黒鍵も白鍵も全部みた状態で、長3度は数えて4個目、短3度は数えて3個目というふうに、崩して覚えても良いでしょう。
いっぺんにあれもこれも!となると、混乱してしまうので、試験までにぼちぼちと進めていきましょう。
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2006年05月21日 (日) 07時54分 |
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