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■ 生きているそれだけの日や布団ける 結
112回グランパ句会で最高点の句です。布団は冬の季語ですが、「布団ける」で蒸し暑さを感じました。つまり初夏の季感。だれもが体験する何気ない行動と「生きていうそれだけの日」という上句が上手くマッチしています。日常の中にふと生じるある焦燥感が、具体で表現されているので、共感を呼んだのでしょう。。