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■ 耳鳴と蚊の声間違えはたく夜
最近新しき症状。自分の恋愛のきつい体験を思い出しながら、俳句を考えると凄く疲れる。といって私にはそれ以外の世界を表現する能がないからなぁ。そうマスターの言うように、自然を見てないからかもねぇ。
■ ひんやりをみつけて寝れる猫になりたい
兼題が【動物】でできなくて困っていると友人に漏らしたところ、この即興句をメールしてくれた。あぁなんて気持ちのいい句なんだろうとパクろうかと思ったが、バレバレだから止めました。本人は、「猫って、好きな人の膝に自分の好きな時に行けるからいいよなあ」って気持ちを表現したかったらしいのですが、どういう風に替えたらいいのかなぁ。。。?
■ 遅ればせながら貝三句
失恋しました。 ☆ 薄絹の更紗に替える貝の愛 ☆ 衣替え更紗ぼたんや忍ぶあい ☆ 衣替え更紗馬蹄の恋なりき
■ 「大好きよ」塀を叩いて廻るかな
むかし、呼んでも返事がなかったら「オヨメサンデモモラッタカ?」と囃していましたが、そうですか、失恋されたのですか。また次の恋が出来るからよかったじゃありませんかと、励ましましょう。ところでしいもあさん、失恋の痛手を忘れるために5月グランパ句会の選句をしてください。それから6月句会は、まいににまいむの取材があります。美人の記者が見えるので、良かったら八幡行きを月曜日になさいませんか?
■ 衣替えメール四方に送りつけ
お励ましありがとう。ナイスミセスのM様にお相手いただければ戸を叩いて回ることもないでしょう。(笑)残念至極。美人記者様にアタックできたかもしれませんのに・・・・。4日は友人たちと久住登山の予定です。ミヤマキリシマを見に行きます。選句はじっくりと・・・・恋人を見つける間に考えておきます。(微笑)
■ 不気味な初診察に蝶一頭
>マスターに聞くとすぐ判るでしょうが・・・・ ^^笑いました。思わずマスターの意見を伺いたくて出そうかと思いました^^。指導ありがとうございます。月が見える?とよく聞かれやっと一緒に見れた時の気分です。こっちの夕方はあちらの夜だったりもするかな。
■ 夕月や傍らにいるよに蝶が舞う
俳句は難しい。言いたいことを書くには短すぎるし、表現技術が無い為に、何を言いたいのかさっぱりわからないような句になってしまう。5月は蝶…。私生活とは裏腹に奇麗で華やかなイメージだなぁ。だせるかな?
■ 夕月や傍らにいるように蝶
夕暮れに蝶が舞う幻想的場面。ただ夕方も蝶は飛んでいるのか確信がありません。マスターに聞くとすぐ判るでしょうが・・・・蝶も傍らにいる、想うあの人もまるで私の傍らにいるような・・・・・かな?
■ 前世は女と答える硝子瓶
これは無季俳句。どうして季語を入れなければ俳句ではないという空気が蔓延しているかというと、高浜虚子さんが「有季定型」を提唱したから。中学の教科書にちゃーんと載っている。季語は便利である。例えば春の雷と書くと、それだけで危うさや期待や様々な感情が惹起され、それだけ読む人の解釈の幅が許される。だから深読みという手前勝手も生まれる。書かれた言葉、それだけの意味の純粋さで勝負したいのだけれど、言葉への揺るぎない自信を持ち得ないので、いつも不安定だ。そのなかでこの句は好きな句。
■ コンデンスミルクのように春を舐め
コンデンスミルクのような ではない。春を舐める状態がコンデンスミルク というわけ。コンデンスミルクのような春では当たり前すぎて恥ずかしい。
■ まっすぐの樹まっすぐ歪む春の雷
樹4月号に掲載。5月号「私の共鳴作品」に選ばれていた。樹15周年の記念号なので挨拶句。
■ まだこぬと雪解け水に聴いてみる
根室はまだマイナス気温らしい。夢でまで俳句が出てくるのに恥ずかしがって投句しない。代わりに北の思いをつづった俳句をここに残してあげたい。
■ まだ来ぬと雪解け水の告げる朝
雪は解けているのに、春はまだまだ来ない!待ち遠しい心ね。
■ 潮騒の二人寝の夜に東風吹かず
主観で書くと、客観的な見方ができない。こういう句は自分にはわかっても、他人には何のことやらって感じなのかな?
■ 潮騒や二人寝の夜に東風吹かず
二人寝と言えば同衾でしょうか。潮騒が聞こえているところで春をじっと待っているのだけれど、春風は吹いてくれない切なさね。