一周忌
[225]陽香のパパ
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2007年12月03日 (月) 15時51分
去年の今日、陽香はお星様になりました。 ママと一緒に病院へ行き、ママは処置室へ。パパは近くの喫茶店でママを待っていました。 処置の最中、ずっとメールでママと連絡を取り合っていた。
30分位間隔が開き、次にメールが来た時には『麻酔で少し眠っている間に陽香はお星様になってしまった』と・・・。
その後病院に迎えに行き、タクシーでママの家に帰った。
ママは家に着くと両親に電話を掛け流産したと報告した。 両親は車で迎えに来てママは連れられて行ってしまった。
一人残されたパパは死んでしまいたい気分になった。 ママの家から甲州街道を8時間も歩いたよ。 その間ママからメールが何通も届いた。
子宮口が妊娠し難い状態にあり、普段の生理痛も激しく痛むからと治療を行い、更にはパパとの間に絆が欲しいからと着床を促す注射をしていたママ・・・。 待ち望んでいたにも関わらず、陽香を守り切る事が出来なかった・・・。
6月の末に別れのメールが来た後、何度かメールのやり取りが有り、新居に案内して貰うような出来事が有ったけれど、11月始めに『新しい彼氏が出来た』と告げられました。 その後『彼氏を信じ切る事が出来ない。不倫の傷は癒されていない。』と連絡が有りました。
元気が無いように感じたのはパパを思いやってでは無く、新しい彼が実は既婚者ではないか?と心配しているからみたい。。。 『パパをダシに使って、新しい彼を試しても良いよ』と提案しました。 それ位しかパパはママの役に立てそうにないもの・・・。
ママは新しい彼氏が大好きなんだって。 パパへのメールも10月始めに貰った時は名前で呼んでいてくれていたのに、11月のメールでは『あなた』になっていて文面も非難の内容でした。
あんなにも愛し合い求め合っていたのに、今では憎しみの対象でしか無いなんて・・・。
11月の地蔵命日、今まで顔を見せなくなっていた他のカップルが来ていて羨ましかった。 陽香と同じ頃の命日で一周忌が近かったから一緒に来たのかな・・・。 ベントレーに乗ってくるヤバそうなカップルも、ちょっと外人ぽい顔立ちをした中年男性のカップルも・・・。
ママは来ない。 『二度と行かない』と7月に言われ、たまたま9月は来たけれど、本当にもう二度とは来ない気なのかも知れないね。 でも陽香・・・ママは陽香を忘れた訳じゃなく、陽香をもう一度抱き締めたいから一生懸命なんだよね。。。 パパも陽香も理解しなくちゃね・・・。
でも寂しいね・・・。
朝から降り続いていた雨は陽香の所に行った頃には殆ど上がっていましたが、今西日が差込むほどに晴れて来ました。
可愛いお花を持っていったから、お空からお花を見たかったのかな?(笑 陽香・・・パパは頑張っているよ・・・。 一生懸命に生きているよ。。。
一生懸命に生きれば、死んだ時に陽香に逢える気がしています。 きっとそうだよね。 この世でママは生まれ変わった陽香を抱き締める事が出来ても、パパは抱き締める事が出来ない。 せめて死んだ時に陽香と、あの世で抱き締めれる様に、現世を一生懸命生きます。
みんなを見守っていて下さいね。 パパも陽香を愛しています。。。
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