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異常電圧

ひらの [575] 06/21/(水) 19:29:51

「電気が異様に明るくなったり暗くなったりする・・」
こんなコールがありました。

なるほど階段のダウンライトが普通よりかなり明るい、しかも明るさがフラフラと変化している。
テレビも蛍光灯も点かないと言う。こりゃ電源のN点が浮いているに違いないとピンとくる。

N点とは電柱から送られて来ている3本の配線のうちの真ん中の線、配電盤を開けてみると赤白黒の線の白の線がN極である。この極は通常地面にアースされている。このN極が浮いたり接触不良を起こすと
他の極との間の200Vの電気が家庭内の器具に流れることになる。こうなると器具が故障したり電灯が異常に明るくなるのである。

この家の電気設備は結構大きなもので1階のメインブレーカーが125Aで、それを介して2階に配電盤があり配電盤内の主幹スイッチは150Aのナイフスイッチ、分岐回路は20回路もある立派な設備でした。

さて、配電盤の接続がどこかで緩んで接触不良しているのに違いないと接続点を全て点検してみるがどうもそれらしい所がない。電圧計で計ってみると片相が150Vも出ている。これは電柱側に違いないとブレーカーを全てオフにして関西電力に依頼する。こういう場合は優先事項があるのかすぐにやってきた電力会社の作業員さん、電柱に登って作業を開始した。

かれこれ数時間、作業をしていた作業員さん「どこも悪いところが無いのだが」とやってきた。しかも異常電圧が再現しないのだと言う。配電盤から電柱までの接続点を全て確認したが怪しいところは全く見られないとのこと。あとはメインブレーカーの接点不良が考えられるが入り切りしているうちに接触状態が改善されて治ってしまったのかもとの話です。

聞けばこのお家以前にも電気の状態がおかしくて関西電力にきてもらったがその時も異常が再現しなくてそのままだった事があったのらしい。このままでは再発の可能性があるので電力会社と協議のうえ、メインブレーカーが重複しているので1階のメインブレーカーを取り外し、2階の配電盤のナイフスイッチを中性点異常検出タイプの漏電ブレーカーに取り替えることにした。このブレーカーは今回のような異常電圧を検出して電気を遮断する機能があるので安心できる。

という訳で取り外してきたブレーカを分解してみたのが写真です。
もっと接点が荒れているのかと思ったが結構綺麗でしがN極、R極に写真丸印のような放電痕が其々ありました。またN極の接点に続く銅板は他の極と違い発熱によるような赤変色が見られました。しかしこの放電痕が原因かどうかは判断できません。

取り合えずコレで様子見ですがその後現在のところ異常はないようです。
結局このお家の電気製品、インバーターの照明器具1台、パソコン、アンテナブースター、ガス湯沸かし器等がつぶれていました。いずれも電子基盤が付いた製品です、最近の電気製品は異常電圧には弱いのがわかりますね。



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