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これで５度目の電話である。
「またテレビが映らんねん・・」
現在のテレビ放送がデジタル放送に切り替わるのが4年後である。
今テレビを買い換えとなるとデジタルチューナーが内蔵されたものをお売りしなければかえって不親切なことになる。
当然今はやりの液晶テレビになるのだが地上アナログ、地上デジタルに加えて、BS、CSデジタルが映りしかもビデオを始めDVDやB4端子、HDMI端子など沢山の放送や機器の切り替えができるものになってしまう。
沢山の放送が映るのは良いのだが必然的にリモコンが複雑になる。
写真の三菱の液晶テレビのリモコンは他のメーカーに比べてボタン数も少なく使いやすいものとなっている・・のだが。
電話の主はこの前液晶テレビに買い換えて頂いたおばあちゃんからである。リモコンの押し間違いでテレビが映らなくなったのでその都度電話がかかってくる。行くたびに懇切丁寧に操作をお教えするのだが いかんせんデジタルやBS、CSの意味がわからない。その時は判ったわかったと言うのだが。
今回もリモコンが何かにあたってCS放送に切り替わってしまったようである。BS,CSアンテナを繋いでいないので画面は真っ暗、おばあちゃんは故障だと騒いでいる。「こんなテレビはいらない！」と言い出す始末。
そこで一計を案じ、店にあった昔の中古リモコンを使ってもらうことにした（写真）。基本的な操作の信号は今も昔も同じで昔のリモコンでも液晶テレビが操作できるのである。これなら電源チャンネル音量しかボタンがないので間違えようがない。
でもビデオボタンがある。ビデオは使って無いのでこのボタンも誤使用の元になる。ボタン部分をナイフで削り手が触れても操作出来ないようにした（写真）。
今日そのおばあちゃんに会ったので聞いてみたら あの「リモコンはええ」と気に入っているそうである。
町の電気やさんはこのように今日も じいちゃんばあちゃんのご機嫌を伺っているのである。 （^^)
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