何度政権が変わっても短命内閣のパターンが続いている。　小泉さん交代からいったい何年たったというのだろう。　劇場型政治と称されて、まさにショウを見ているような政治風景だった。　郵政改革の修正も亀井さんの奮闘虚しく、メドがつかないままだ。　というより「小泉政治」の総括もなされぬまま、徒な規制緩和の弊害は多くの非就労者を産み、多くの非正規労働者の失職となり、日本経済は、その活力を失ったのだが、なにせそれ以後の安倍・福田・麻生といずれも短すぎる政権であった故に、責任の所在は不明確なままJ党はその座から引きずり落とされた。　「自・公政権そのもの」がつまらん、という、いわば十束一からげで否定された恰好である。　ひとつには新聞を始めとするマスコミの報道姿勢を一度検証してみる必要がある。　シンプルな対立軸のフレーズを挙げて、衆目を集めたいのは分かるが、そういつもいつもこの国の現状が「２極化」されていいはずがない。　右か左か、だけではないはずだと思う。　　

　さて９月の民主党代表戦。　　小沢氏が「やっと」というべきか、出馬の意向を表明。　昨日の朋は今日の敵となった。　菅氏はその小沢氏に「じっとしていろ　ものを言うな　君の時代は来るから」とばかりに諭されて「待っていた」人だった。　新政権の目玉があったとすればそれは「戦略局」だったろうと私などは思っていたのだが、結局なにもしなかった。　多分一度もその存在を示したことはなかった。　普天間基地移転の時も、菅さんは沈黙していた。　ここで私は「鳩山さん、菅さん」の絆は切れたと思っている。　　論客と称された菅さん（勿論野党時代）は瀕死の鳩を見捨ててでも「その時」を待つというほうを選んだとしか私には映らない。　　そして歴史はどんなに短くても繰り返されるとでもいうか、攻守ところを変えて、今度は受身に回った現総理もその例に漏れない。

　いちばんの問題はどこにあるか。　それは「国民のみなさまのために」と誰もが唱えながら、どれひとつとして国民のためになっていない「現況」である。

　確かに議会制民主主義である以上、専制的な政治は出来ない。　手続きというものが大前提として有る。　誰しもこれを踏まなければいけないのは分かっている。
　そうでないというならそれは「ファッショ」でしかなくなる。

　悲劇的なのは、もう時間がないというべきこの国の緊急性があらわになっているのに、未だにそんな「手間」をかけ続けているというこの実態だ。

　焦っているのに何も有効な手立てがなされないのだ。　かくて国民はシラケてしまうし、誰がやっても同じ、という「希望のない時代」になっている。

　分かりやすく言えば、「人」がいないのだ。　真の政治家　決断する勇気　保身に走らず果断なる政治を実行できる「人」の意味だ。

　その人がいない。　　そして「陰で動くことがお得意」であった小沢さんがついに日の当たる舞台に出ようとしている。　この人の評価はうかつにはしたくない。

　だが、一定の求心力はある人物だと思える。　この国を根っこから変える！という政治信条を果たしてどこまで実現できるか。　いや、やって頂かないと、もう時間がないのだから、やらせてみるしかない。　　政権素人である民主党の成熟を待つ余裕はない。　幸か不幸かこの人はいわば「Mｒ旧自民」である。　政治手法は決して民主党のそれではない。　だが、ワンフレーズで敢えて言うなら今こそ「卒・自民の政治」を期待するし、願っている。　　政局はもう沢山である。　
　仕事をしてもらいたい。　その仕事がない大勢の国民のために。

　

鳩山さんの小沢さんへの大義
なんで国民への大義より優遇されるのか・・・ここでもうダメだって
個人的な大義で国が動くって・・・
鳩山さん　もう少しぶれない人かと思ったけれど　期待はずれ

なんで鳩山さんが総理を辞めて小沢さんが幹事長をやめたのか
あれはただのパフォーマンス？

小沢さん立候補しちゃったね〜
結末どうなるんでしょう・・・

　　就任数ヶ月で２年ごとに見直される代表の座を問う選挙に突入。

　普通なら無投票で信任。継続だったはずが、俄に？　党を２分する大騒ぎに。

　ひとつはカンさんの手法や発言が党にもこの国にとっても適切なものではなかったこと。　　消費税増税論議を提案したり、この円高に対してなにも手が打てない愚な総理であること。　本来なら日銀や財務省や大臣と緊急に打つべき手立てを検討するべきだった。　　株価は下がる　円は上がる。。では経済再建など夢のまた夢。　そして就任早々の「反・小沢宣言」への怨念がここにきて噴出。

　鳩山さんはあわてて仲介に入ったが、結局　菅さんに愛想をつかして、小沢さん支持にまわる。　　これでは、「トロイカ体制を維持」と叫んでも誰も信じない。

　仮にここで菅さんが続投になったとて、長続きはしないだろうと思う。

　マスコミは面白おかしく「党分裂か！？」などと無責任な報道をするが、その後の「政界再編さわぎ」など実際問題として、そんなパズル遊びにつきあってるほど日本には余裕なないと思う。　　

　必要な経済政策なり金融策の手が打てないのは恐らく失敗を恐れる保身のせいだろうと思うのだ。　　つまり「人」がいない。　身をすてて国と国民のために働こうという人がいない。

　オーバーにいえば「信長」も「竜馬」「是清」もいない。　　いないのならみなで知恵を出し合って、次善の策でもなんでも打ち出そうとする姿勢が欲しい。

　イラ菅さんのニックネームは有名だ。　　でもこのままなら　いやもうすでに国民がイラ民になっている。　そんなことをしている間に、企業の倒産。社長さんなどの自殺は続く。　　先日もすぐ近所の店主が死んだ。　　正月には滝にうたれて修行を続けていたご主人だった。　　悲しい。

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