菅政権に対して、どう少なく見積もっても　過半数以上のコクミンが不支持に回っているようだ。　　だが、それにしてもやたらの「世論調査」という名の「取材？とその安易なパーセンテージ押し付け」がベースにあるような気がするのは私の錯覚だろうか。
　そもそも取材力が失せてしまったかのような、いや、多分そうだからすぐさま「世論調査」という手法に頼り、こういう数字の背景にある複雑な利害構造や深い理由などの分析がはしょられて数字が一人歩きしているのではないかと思う。

　本来の「ヨロン」は「ヨ」の字が違っていたはずで、（勿論その文字を探したがみつけられなかった）　現在、跋扈する「世」の字の場合は多分コクミンの「感情調査」「気分調査」の域から出るものではない。　　元来、こういうものは識見や専門性の秀でた方々が意見として堂々、述べてきたものだった。　だから信頼もされてきた。　それが今は滅多に見ることが出来ない。

　政治家の好き嫌いは別として、これでは「クラス委員の人気投票」レベルでしかないのだから、一切アテにしないことにしている。　　かといって、政治関係の誌を読んでも、偏向が目立つし、NHKとて万能で公平無比な立場ではない。

　こういう場合は諸外国の「日本批評や分析」を読んだほうが、ある意味判りやすい気がする。　　ここの図書館はそういう紙誌が少なく、仕事だってあるのだから、なかなか読めないのだが。

　いずれにせよ、菅さんの政治はここにきて混迷の度合いを強くしていることはハッキリと感じられる。　　彼もやはり「王道」の政治家ではなかったと思う。　　「覇道」を専らにするガバナーなぞ、いくらでもいたし、本物はこれからもそう簡単に現れてくれるとも思えない。　ど田舎の町人に過ぎない私なぞが、どうのこうの言っても所詮は笑われるだけなのだが、そう遠くはなさそうな総選挙では、いずれかの決定をもって投票せねばならない。　　ここで偉そうなことを言ってみても虚しい「１票しかない」私はせめてもの意見としてはっきり言えるのは、前提として、この国には「２大政党制」はむいていないということ。

　そう言うと必ずこんな反論をくらう。　　「ちっぽけな第三党がキャスティングボートを握って、そいつらが決定打を放つというのもおかしいし、腹がたつ」といったものだった。　　ではどういう制度が望ましいのか、と反論の反論をすると、誰も明確に答えてはくれなかったものだ。

　そこで出てくるのが「大連立構想（抗争？）」である。

　しかし私は基本的に「これ」には反対である。　いずれ時期がくればまたぞろ「内部抗争」が始まり、四分五裂のありさまになりはしまいか、という危惧である。　　民主党がそもそも左右の寄り合いでしかないことを見れば自明のことだ。
　（小沢氏は意気軒昂だそうだ。　２００名くらいの腹心の部下を有する自信だろうか。　　彼がもしも中央突破を図ればどうなるだろうか。）

　政権を目指さないパーティなど存在しない。　だが、自らの生き残りに汲々としている大方の政治家諸氏がいくらナニを言おうが、集散離合しようが烏合の衆でしかない。　つまり、党派という鵺（ぬえ）のようなものをアテにしても仕方がないとまで思う。　話はまた長くなるが、ここの市会議員とて、前回の市議会選挙を経て２年になるのだが、「意外に歳費が少ないなあ」とボヤいている輩が三分の一もいるのだ。　　　迂遠な道だが、所詮は「人間性」そのものに帰着するものであろうから、利害にかまけて徒にだれそれをやたらと担ぎ上げたりしない国民になることだろう。

　私達一人一人の民度から問い直し、そろばんを捨てて目をしっかりと開けて、高潔な人物を見定める他に道はなかろうと思う。　そういう「１票」がいつかはこの国を変えると信じていたい。

　

　
　

鳩山さんがもとを作っておいて、やりかけで、やーめたって感じにおもいます。
児童手当、普天間基地の問題・・・

後を引き継ぐ感じになった管さん、意図しないことも引き継がなくてはいけなかったから気の毒な気もします。
だけど、尖閣諸島の問題や、北朝鮮への対応があまりにも後手後手で、情けないです。
もうちょっと期待してたんだけどな。

それにしても児童手当、あまりにも愚策です。
これは歴史に残る愚策になると思います。
子どものために使うのではなくて、票のために使ったのでしょうが、それさえも得られないと思う。
食費か、親のお小遣いになって、おこぼれで子どもがおもちゃでも買ってもらって終わりだね。
子どものために本当に使うのなら、こんなお金の使い方は間違っている。

児童手当から保育料や給食費を天引きできるように法を改正するらしい。
払えるのに払わない人がどんどん増えている。
やっとだね。
ただし、給食費の場合は保護者の事前の承諾が必要らしいけど。