人はいつかは別れが来るのは分かっていますが、やはり別れは悲しいものです。
私の大学時代のサークルの友人が亡くなりました。独身でしたので、自宅で一人で突然逝きました。
彼は男性ですが、お料理がとても上手でした。本格的で、煮物やラムチョップなど最高でした。器にも凝り私などお料理では完敗でした。
聞くところによると、お茶も師範級だったとか。
そんな彼が、突然亡くなりました。サークルの彼と親しい友人が中心となり偲ぶ会がありました。
会場に入ると、笑顔の彼の写真があり一升びんが供えられていました。
約30人が集まり、思い出の写真集がアイパットで回されました。
彼を偲んで思い出話をし、「春寂寥」をうたいました。
そして、彼の作った梅酒が振舞われました。
私も遊びに行ったときに梅酒をひと瓶もらいました。瓶は返してねと言われていたのに返しそびれていました。今となっては大切な思い出の瓶になりました。
あれだけの友人に惜しまれる、彼の人柄が偲ばれます。
寂しい東京の夜でした。