先週の父の葬儀が終わって帰宅した日曜日から一週間経ちました。
母が心配で実家に行きました。
葬儀の後あんなにきれいに活けられていた花が色あせて朽ちはじめていました。
そのほかは先週と何も変わっていませんでした。
色あせた花が一週間たったことを実感させてくれました。
花を片付けて、遺影の写真を入れ替えました。
葬儀屋さんの作った写真の父の顔が気に入らないと母が嘆いていたので、私が作って持って行きました。こんどは父らしいと言ってくれたので取り替えました。

そして私の作って行ったDVDを見ました。
父が入院する前に私と夜中まで話したよもやま話や、よく朝の家族の会話などを録画したものです。
私はカメラのスイッチを押したままテーブルの上に置いておいたので、自然な会話が録画されていました。
テレビの中の父は、とても楽しそうに笑いながら話していました。その3日後に入院しました。
この2ヶ月前の父の姿はとても健康そうに見え、死など微塵も想像できません。
それが、今はいないなんてうそみたいです。
画面の中の父の話しを聞いていると、まるで、一緒にそこに居るように思えました。

父の死から2週間がたったけれど、まだ生きているような気がしてならない。

父が後2ヶ月と知ってすぐ会いに行った。その時父と二人で夜中まで話した。その時に、私はカメラをテーブルの上に置いていた。
そして時々スイッチを入れた。
1時間近く会話の動画が残っていた。
私側にカメラを置いたので、今もそれを見ると私に向かって父が話しているようだ。

DVDに焼いた。今夜もそれを見てしまった。
本当に優しい父だった。もっともっと父の話を聞きたかった。

何か私の感覚が変だ。葬儀が終わってからいろんなことに意欲がなくなってきた気がする。