後かくしの雪
「あとかくしの雪」
昔あるところにおじいさんと おばあさんが住んでおりました。 貧しい夫婦で、その日の食べるものにも不自由していました。
ある冬の晩、旅人が疲れ果てて、その老夫婦の家に一夜の宿をお願いしました。 老父夫婦は家に入れ、旅人をねぎらいました。 疲れ果てた旅人に何か食べさせてあげたくても何もありません。
仕方なく、おじいさんは雪で白くなった隣の庄屋の家の畑に行きました。 そして、土の中の室に埋めてあった大根を一本取ると、家に持ち帰りました。 おばあさんは、それで大根汁を作ると、全部 旅人に食べさせました。
すると 雪は あとから あとから 降ってきて おじいさんの足跡を消しました。
私の好きなお話です。 雪の時期になると思い出します。
No.157 hosikuzu 2008年02月15日 (金) 22時04分
暖かいネ
初めての お話だけど 懐かしさを感じます。
囲炉裏のうえには 自在かぎがあって そこには 木蓋をした大きな鉄鍋がかかっていて、 チョッと煙い薪の炎に 大根汁がぐつぐつ煮えて・・・ (^―^) ニコリ 想像しました
No.158 シュン 2008年02月16日 (土) 13時25分
それとは関係ないかもしれませんが
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降り積む。
記憶ではなく、心に残っています。
No.159 大太法師 2008年02月17日 (日) 04時55分
積もった雪
その詩、私も好きだよ〜♪ 情景が目に浮かぶの。
「積もった雪」
上の雪 さむかろな。 冷たい月がさしていて。
下の雪 重かろな。 何百人ものせていて。
中の雪 さみしかろな。 空も地べたも見えなくて。
私はこの詩を読むと 何か切なくなる。
No.160 hosikuzu 2008年02月17日 (日) 09時50分
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