昨日、職場に電話が入った。
連休が終わり退院後の予約日の病院に行った。
とても悪くなっていて、そのまま入院になったとの連絡だった。
はじめ父は入院は嫌だと言っていたそうだが、医者の話を聞くうちに入院してもよいと言ったのだそうです。
家にまた帰るつもりで行った病院、それが帰宅できずにそのまま入院となった。

家に帰ってあんなに喜んでいたのに。自分の定位置のいすに座っていた父。
家のベットがいい、とてもよく眠れたと言っていた父。やっぱり家がいいと言っていた父。

たぶん・・・
もう退院することはないとおもう。
最悪、後1っか月と言われたそうだ。

手術の後あんなに元気で、後1年は大丈夫といったのに。
元気になたら、父と何をしようかと楽しみにしていたのに。
話が違う・・・。

日ごとに弱って行く父。
手術の後、もう一年生きられると希望を持ってしまった。それだけに私たちには辛すぎる。

この土日も父に会いに行きます。
もっと弱っているだろう父に会うのが辛い。
もう治らない。気休めも言えない。
何と声をかけたらいいのだろう。

父に会いに行きました。
帰る日の日曜日も、父に会いに行きました。、今日の具合はどうと聞くと、よくないとの返事。
そして、私たち家族が全員で会いに来たことを
「あ〜〜みんな来てくれてうれしいな〜〜〜。」
と笑顔を見せてくれた。
そして、今まで一度も弱音を吐かなかった父が、もう一週間は無理だ、後二、三日だと思うと私たちに言いました。
そして
「お世話になりました。ありがとう。」
と私たちに手を合わせました。
私たちは、弱気にならないでよ、まだ早いでしょ。また、来週来るからねと言って軽い気持ちで部屋を出て来てしまった。
それが最後の別れとも思わず。父の言葉を受け流した。


私たちは来週もまた会えると、何の疑いも持っていなかった。