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【将棋】診断士の自戦記解説

診断士の実践譜。勝ったり負けたりの内容ですが、ご参考になれば…

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[ No.83 ] ■診断士の自戦記 :相矢倉[森下システムvs△6四角] 投稿者: 2015年07月24日 (金) 00時22分
【自戦記026−01】

        .   ,.  - ― -  ._          
          /        `ヽ..        
.          r^/  ,  /. /     f! ' ⌒ヽ.    
.          i/  / , l  l  、   ヽ ヾ     l    
        l   i /、 ハ ト 、 X  〉 〉  | 
  \    レ、Nヽ! ● ヽ!  ●ヽ/l ,/l   |  【自戦記026】
    \  |  !,//(⌒) -(⌒)/// iノ|   |   をうっpしますた。
     \ |   |!ヽト  _ワ_,. イ / | |   |  
.        \ヘ,イ,. - '´ ゝ_ノ  `ヽ__|レヘNリ  
         (_ヽ__,〈  ハ   〈、.__ /つ.      
             レヘく / '.   \ヘ丿.       
.               /`' ー ^ー'´\ ..   

7月某所にて対局した棋譜です。
戦型は 相矢倉[森下システムvs△6四角] の攻防戦です。

相手の方が振り飛車党だったことの影響でしょうか、矢倉戦では珍しく
一気に真正面からの殴り合いではなく、押したり引いたりとお互い少し
ずつポイントを稼ぐ展開です。
まるで居飛車vs振り飛車戦のような戦い方ですね。

相手の攻め筋をかわしたり、先受け、ポイントを少しずつ稼ぐ展開の
ご参考になれば幸いに存じますです。

果たして無事成功したのか?それともボロ負けしたのか?

稚拙な内容かも知れませんが、ご興味のある方は棋譜並べして
お楽しみ下さい。

[1/9]

[ No.84 ] 【自戦記026−02】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時23分
戦型:相矢倉[森下システムvs△6四角]
先手:あいて
後手:とある診断士

▲7六歩 △8四歩
*久しぶりの対戦相手です。
*いつもなら2手目△3四歩が多いのですが、今回はあえて居飛車の意思表示。
▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩
*矢倉か?それとも振り飛車か?
*まだ戦型が確定出来ませんね。
△6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀
*銀が上がった事で「矢倉」が濃厚です。
△4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金
*作戦の岐路。
*▲6七金or▲7七銀でしたら『藤井流早囲い』の含みがありますが、
*本譜では通常の「矢倉24手組み」の進行です。
△5二金
*作戦の岐路。
*△5五歩と仕掛ける急戦策。△5三銀右や△6四歩からの矢倉中飛車。
*△4一玉とマタ〜リ先手についていく案(本譜とほぼ同じ考え)等で各々一局です。
▲6九玉 △4一玉
*「玉には玉を」と矢倉戦独特の駒組みですね。
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角
*ここも同じように「角には角を」の進行です。
▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩
*若干手順前後も有りますが、ほぼここまでが「矢倉24手組み」の組み方です。
▲6八角
*作戦の岐路。
*▲3七銀と上がる「▲3七銀戦法」が多いのですが、
*本譜では後手の動きを見てから決める「森下システム」を採用。
△4三金右 ▲7九玉 △6四角
*先手の対応を見る。
*対森下システムでよくある後手の手段。

[2/9]

[ No.85 ] 【自戦記026−03】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時24分
▲3七桂
*作戦の岐路。
*本譜は『▲3七桂戦法』を採用。
*他に▲3七銀戦法も有力候補でだいたい二者択一となりますね。
*他に▲4六角と角をぶつける「脇システム」は既に▲6八角と一手指しているので、
*手損となるので面白くない。
*※手損を気にしない低級クラスの方に多いが、先後が逆転するので面白くないところ。
△3一玉 ▲8八玉 △2二玉
*戦型が決まればお互い玉の囲い合い。
▲3八飛 △8五歩
*作戦の岐路。
*時期尚早ですが飛先の形を決めすぎ... ですが本譜では作戦。
*他に△5三銀、△7三角、△9四歩等がよくある対応です。
▲2六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩
*▲1五歩と突き越されると▲2五桂の跳ねが厳しくなる為、
*ココは端を受けるのが一般的な対応です。
▲5七銀 △7三銀
*銀を前線へと繰り出す。
▲1八香
*作戦の岐路。
*▲4六銀も有力候補です。
*▲6五歩と角をイジメるのは△4二角と引き▲4六銀の進出時に△6四歩と
*反発して一局です。
△8四銀
*銀を4段目へ進出させ、△7五歩の仕掛けを狙う。
*この攻め筋を狙ったのが△8五歩(34)の意味ですね。
▲4六銀 △2四銀
*作戦の岐路。
*▲2五桂と跳ねる前に備える、先受けの手。
*△7五歩と仕掛けるのは▲同歩△同銀▲7六歩△8四銀(△8六歩の仕掛けは
*無理筋)▲5五歩(突き捨てを入れるのがコツ)△同歩▲3五歩と反発し全面戦争へ。
▲5八飛
*銀が2筋へといったので中央に圧力をかける。
*後手陣を揺さぶる常套手段ですね。
△5二飛
*「飛」を転換させるのは不本意ですが、戦力の均衡のため仕方がない所です。

[3/9]

[ No.86 ] 【自戦記026−04】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時25分
▲5七角
*次に▲6五歩を突き、角をイジメると共に△8四銀の捕獲が狙い筋。
△9五銀
*変則的な受け。
*△7五歩は▲6五歩の反撃があり△4二角▲7五歩△7二飛▲5五歩△8六歩の
*全面戦争で一局です。
▲6八角 △8四銀
*手損ですが、このままでは遊び駒になる為仕方がないところです。
▲2五歩
*決断の一手。
*歩を突くと▲2五桂が消えるので指しにくい手。
△3三銀 ▲1七香
*何か含みのある手。
△3一玉
*イヤな感じがしたので、一旦矢倉城から出て間合いを計る。
▲1八飛
*1筋に圧力をかける。
△2二銀
*壁銀の悪形ですが、ココは仕方がないところ。
*1筋は直接玉型に響く為、潰れないようにするのは常套手段。
*先手からの攻めを、先受けする事で局面のバランスを重視する。
▲1五歩
*仕掛けてキタ━━(゚∀゚)━━!!
△同 歩 ▲同 香 △1三歩
*手堅く受ける。
*△同香は▲同飛△7三桂▲1六飛△1三歩のあと▲1二歩と垂らすor
*▲5七角と牽制するかで各々一局です。
▲1六飛
*桂頭を守った手ですがやや甘い手なので、先に▲6五歩と突きたい
*感じです。以下△7三角▲6六銀と中央に勢力を張り一局ですね。
△7五歩
*反撃!
▲同 歩 △7二飛▲9六歩 △7五銀 ▲7六歩 △8四銀
*7筋の歩交換で1歩得る。
▲6五歩 △4二角 ▲2四歩
*突き捨てですが、ココで入れるかどうかは微妙なところ。

[4/9]

[ No.87 ] 【自戦記026−05】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時26分
△同 歩 ▲3五歩 △2三銀 ▲3四歩 △同 銀 ▲3五銀 △同 銀 ▲同 角
*攻めの銀と守りの銀の交換は先手良しが通説ですが...
△9五歩
*反発!
*攻めたり、受けたりの展開は相矢倉戦ではよくある展開です。
*△7五歩の攻めは▲4六角△7三桂▲6六金△7六歩▲同銀△7五歩▲6七銀
*の引きに△7四銀(桂頭をカバー)で一局ですが、このあと▲1三香成の攻めが
*気になるところです。
▲同 歩 △9六歩
*やや甘く見える端攻めですが...
*持ち駒に歩が3枚ある為△9八歩と叩くのが本来の端攻めですが、
*▲同香△9七歩▲同香△9六歩▲同香△9五香▲同香△同銀の時、
*▲7五香の反撃があり△7四歩▲8三銀がうるさい切り返し。
▲同 香 △9四歩
*△9五香だと上記の変化になるので注意したいところ。
▲同 歩 △9五歩 ▲4六角 △7三桂 ▲9五香
*香を捨てずに▲8三銀は△7一飛と引く手があり、▲8二銀不成△7二飛で失敗する。
△6五桂
*△9五銀と香を取るのは銀の利きが消える為、▲8三銀の攻めが成立するので注意!
*以下△7一飛▲8二銀不成△7二飛▲7三角成△同飛(妥協)▲同銀成△2二玉
*▲2三歩で後手劣勢となります。
▲6六銀 △8六歩
*突き捨て。
*このタイミングで入れないと後手の攻めが甘くなる。
▲同 歩 △7七歩
*利かし。
▲同 桂 △同桂成 ▲同 銀 △9五銀
*次の△8六銀が後手のお楽しみとなる。
▲2二歩
*手裏剣。  ( ̄□ ̄;)アウっ!
△同 玉 ▲2三歩 △3一玉
*△同玉は▲3五桂の王手金取りが痛い手です。
▲2二銀 △同 金 ▲同歩成 △同 玉 ▲3五桂 △3四銀
*「金」を逃げずに「銀」を自陣へ投資する事でガチ〜リと受ける。
*△3三金と逃げるのは▲3四歩の叩きが厳しく△同金or△3二金でも関係なく
*▲2三歩の叩きが厳しくなります。

[5/9]

[ No.88 ] 【自戦記026−06】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時28分
▲4三桂成
*詰めろ。
*▲2三歩を利かせた方が良かったかも... と、ココは悩む局面です。
*△3三玉▲4三桂成△同玉(△同銀では壁になる)▲3五歩△2三銀▲9一角成
*△8六銀で一局ですが、後手玉の周辺が広くなるので先手やや不満の展開か?
△同 銀 ▲9一角成 △8六銀 ▲同 銀 △同 角 ▲8七金打
*▲7七銀と受けるのが一般的ですね。
*次に△9七銀と絡み▲7九玉△6四香▲6五歩△同香▲6六香△同香▲同金
*△7七角成(勢い上仕方なし)▲同金△8八銀打▲6八玉△7七銀不成▲同玉
*△7四桂で後手が良さそうですが、▲3六香(詰めろ)の切り返しが有ります。
*以下△3五歩▲同香△3四歩▲2三歩△3三玉▲3一角で先手ペースの展開。
△5九角成 ▲6八銀 △6九馬 ▲7九金打
*先手陣、鉄壁の受け。
*この段階で金銀5枚の堅陣が相手では後手劣勢はあきらか...
*正直ココでは困りますた。   (−−;)う〜ん
*またココで▲4六馬と自陣に引くのは△9九銀の攻めが厳しく
*▲8九玉△9八銀▲同玉△7八馬と迫り後手指しやすい展開です。
△4七馬 ▲4八歩 △3八馬
*二段目の歩は大体取るとおかしくなる為、かわしておく。
▲3六飛 △3四歩 ▲3五歩 △2七馬 ▲4六馬
*遊び駒の活用。
△9五桂
*勝負手!
*△8六歩と悩みましたが、「桂」を選択。
▲2九香
*強気な攻め合い。
*相矢倉らしい「真正面からの殴り合い」の展開。
*攻めとしては先手?後手?どちらが良いのか?難しい局面です。
△8七桂成 ▲同 金 △3六馬 ▲2三歩 △同 玉 ▲3六馬 △9五桂
*△8七桂成(130)からはほぼ一本道の展開となり、再び桂打ちで勝負!
▲2四香
*勝負手!
△3二玉
*危険かも知れませんが△同玉だったかな...  (−−;)う〜ん
*△同玉は▲5一角の王手があり、△4二銀▲1六桂△3三玉▲9五角成で一局。

[6/9]

[ No.89 ] 【自戦記026−07】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時29分
▲1三香成
*甘い手。
*良くも悪くも▲2一香成でイヤミを残すかor▲7七金右からしばらく受けるか
*の二者択一。
*既に秒読み段階ですので、仕方がないかも...
△同 香 ▲2三歩 △8七桂成
*この手が入った事で後手に楽しみが出来ました。
▲同 玉 △8六歩
*良くも悪くもこの一手。
▲7八玉
*逃げる一手。
*▲同玉と取るのは△8一香▲8三歩△8四香▲7七玉△9七飛▲6六玉△6四銀と
*上部を押さえられ後手ペースの展開です。
△8七銀
*ダメ押し!
*一度喰い付いたらある程度まで決めるのがセオリーです。
▲6九玉 △2九飛 ▲5九桂
*▲5八玉と迷うところ。
△6四香
*勝負手!
*左右からの挟撃+上からの押さえといったように包囲網を構築しながら圧力をかける。
▲2二歩成
*利かし。
△4二玉 ▲6六歩 △7八歩
*利かし。
▲8九金
*逃げる一手。
*▲同金は△同銀成▲5八玉(▲同玉は△8八金▲6九玉△4九飛成で後手勝勢)
*△3八金(詰めろ)▲4七玉△2七銀(詰めろ)で後手勝勢。
△7六銀成 ▲3一角
*最後のおながい。
*受けてもジリ貧になるので攻め合いで活路を目指す。
△5一玉 ▲7三歩 △同 飛 ▲7六金 △同 飛 ▲5三銀
*縛り。
*後手の頓死を狙っています。
*金・銀のうちどちらかの金駒が入れば▲6二金?銀?での詰みを狙っています。

[7/9]

[ No.90 ] 【自戦記026−08】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時30分
△4一金
*一旦自陣にテコ入れをしておく。
*後日検討したところ△6七香(詰めろ)が有力手。
*以下▲4二角成△6一玉▲6七銀△5七金(詰めろ)▲4三馬△7二玉▲6八銀で
*受け切れそうですが、△7九金の王手が有り▲同金△同歩成▲同銀△同飛成▲同玉
*と清算後、△6八銀からの優しい寄せで▲8九玉△8八銀▲同玉△8七金▲9九玉
*△8八金までの詰みです。
▲4七馬 △6六香
*詰めろ。
▲6七歩
△4九銀
*詰めろ。
*この手を見て先手が「投了」です。
まで168手で後手の勝ち

[8/9]

[ No.91 ] 【自戦記026−09】 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時31分
戦型:相矢倉[森下システムvs△6四角]
先手:あいて
後手:とある診断士

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩
▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △5二金 ▲6九玉 △4一玉
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩
▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △6四角 ▲3七桂 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉
▲3八飛 △8五歩 ▲2六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲5七銀 △7三銀
▲1八香 △8四銀 ▲4六銀 △2四銀 ▲5八飛 △5二飛 ▲5七角 △9五銀
▲6八角 △8四銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲1七香 △3一玉 ▲1八飛 △2二銀
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △1三歩 ▲1六飛 △7五歩 ▲同 歩 △7二飛
▲9六歩 △7五銀 ▲7六歩 △8四銀 ▲6五歩 △4二角 ▲2四歩 △同 歩
▲3五歩 △2三銀 ▲3四歩 △同 銀 ▲3五銀 △同 銀 ▲同 角 △9五歩
▲同 歩 △9六歩 ▲同 香 △9四歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲4六角 △7三桂
▲9五香 △6五桂 ▲6六銀 △8六歩 ▲同 歩 △7七歩 ▲同 桂 △同桂成
▲同 銀 △9五銀 ▲2二歩 △同 玉 ▲2三歩 △3一玉 ▲2二銀 △同 金
▲同歩成 △同 玉 ▲3五桂 △3四銀 ▲4三桂成 △同 銀 ▲9一角成 △8六銀
▲同 銀 △同 角 ▲8七金打 △5九角成 ▲6八銀 △6九馬 ▲7九金打 △4七馬
▲4八歩 △3八馬 ▲3六飛 △3四歩 ▲3五歩 △2七馬 ▲4六馬 △9五桂
▲2九香 △8七桂成 ▲同 金 △3六馬 ▲2三歩 △同 玉 ▲3六馬 △9五桂
▲2四香 △3二玉 ▲1三香成 △同 香 ▲2三歩 △8七桂成 ▲同 玉 △8六歩
▲7八玉 △8七銀 ▲6九玉 △2九飛 ▲5九桂 △6四香 ▲2二歩成 △4二玉
▲6六歩 △7八歩 ▲8九金 △7六銀成 ▲3一角 △5一玉 ▲7三歩 △同 飛
▲7六金 △同 飛 ▲5三銀 △4一金 ▲4七馬 △6六香 ▲6七歩 △4九銀
まで168手で後手の勝ち

[9/9]

[ No.92 ] ■診断士の自戦記 :相矢倉[森下システムvs△6四角] 投稿者: とある診断士 2015年07月24日 (金) 00時32分
   o   o
  ノi^ヽ、_,ヘ、
   / _,,,......,,,_i
  γノノλノ))  ご意見・ご感想等がございましたら
  ,ヘ,ゝ゚ ヮ゚ノ,)  お気軽にカキコの程、
  ,ゝ. (,_`]l[´iン  よろしくおながいしま〜す。
 ζ_./'~|鬥「|ゝ
  £'r_,ィ_ァ┘

◇◆ ↓コメントがございましたらよろしくおながいします。 ◇◆
.

[ No.93 ] 投稿者: えりんぎ 2015年07月29日 (水) 20時47分
今回は矢倉ですかー(・∀・)
矢倉はあまり定跡知りませんが、たまに指すと楽しいです
ただ手詰まりになって困ることが多々ありますが・・・

序盤のお互いの攻めの形の作り方やそれに対する受け方は参考になりますね
森下システムに対して64角から棒銀を狙うのはよくある作戦なのでしょうか?

中盤は激しい攻合いになってますね
59角成からは先手が受けに駒を使いすぎてる気もしたのですが、ここではこれが正解だったということなんですかね

終盤の攻めはさすがの鋭さですね
相手の頓死狙いに対しての41金も冷静で良い手だと思いました
飛車取りを逃げずに詰めろで迫る手順も勉強になりました

快勝おめでとうございます〜

[ No.94 ] コメントありがとうございます。 投稿者: とある診断士 2015年07月30日 (木) 01時36分
いつもコメントありがとうございます。  m( _ _;)m


>今回は矢倉ですかー(・∀・)
>矢倉はあまり定跡知りませんが、たまに指すと楽しいです
>ただ手詰まりになって困ることが多々ありますが・・・
仰る通り「相矢倉」戦は楽しいですよね。序盤の駒組みをしっかり組むのが一つ目の
分岐点。中盤、駒の損得をある程度覚悟してお互い「真正面からの殴り合い」。
終盤は「駒得」より「速さ」を重視した寄せ合い勝負等といったように見どころが満載
となる戦型ですが、ある程度地力がないと指しこなすのは難しい反面もあるので
意外と好き・嫌いが分かれる戦型の一つです。


>森下システムに対して64角から棒銀を狙うのはよくある作戦なのでしょうか?
本譜では先手の「森下システム(▲3七桂戦法)」に対し、後手が△6四角から棒銀模様で
対抗した戦型です。△6四角はよくある対抗策。本譜ではこれに「棒銀」を組み合わせて
みました。

戦型選択については「相矢倉」の場合。よく言われるのは先手だと1,2筋の歩の位置関係、
飛角の位置、+3七の地点に角・銀・桂のいずれか有る事で変化していきます。
これに対し、後手も同じような組み合わせによるバランスでの駆け引きとなります。
他にも様々な理由は有りますが、詳細については一概には言えない為、ご興味が有れば
棋書で確認願います。
ここは矢倉戦における「要」となる部分ですので、「知識」・「経験」・「感覚」等が影響
してきます。


>中盤は激しい攻合いになってますね
>59角成からは先手が受けに駒を使いすぎてる気もしたのですが、ここではこれが正解だった
>ということなんですかね
△5九角成(116)に対し、▲6八銀打(117)からの受けは正解と言うよりも受け潰しを狙った作戦
が影響しているかと思います。実際この後先手陣が金銀5枚の堅陣になった時は「こりゃ、アカン」
と思い、半分サジを投げかけた感じでした。その為、馬がチョロチョロと動くのは動揺を隠す為の
動きですので、あまり参考にはならない指し回しです。


>終盤の攻めはさすがの鋭さですね
>相手の頓死狙いに対しての41金も冷静で良い手だと思いました
>飛車取りを逃げずに詰めろで迫る手順も勉強になりました
△2九飛(148)は左右からの挟撃と共に、最悪イザとなったら△2四飛成から△2三竜で守りに使う
意図がある手です。相手の動き次第で「攻め」と「守り」を兼ねた一石二鳥の手となります。
また▲4七馬(165)の飛取りに対し、逃げずに△6六香(166)の詰めろの発見は大きな収穫でした。
最後の△4九銀(168)の詰めろで縛り、先手は指し切りとなっています。

あと前後しますが、△4一金(164)のテコ入れは玉頭を押さえられている為、頓死する可能性が
高かったので保険をかけたモノ。本譜のように一手を争う展開では「攻め」だけでは勝てません。
頓死をしないように自陣に目をやり、手を入れる事は重要ですね。

>快勝おめでとうございます〜
ありがとうございます。何とか勝てました。





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