[ No.452 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −01
投稿者:
2018年07月07日 (土) 08時01分 |
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. ,. - ― - ._ / `ヽ.. . r^/ , /. / f! ' ⌒ヽ. . i/ / , l l 、 ヽ ヾ l l i /、 ハ ト 、 X 〉 〉 | \ レ、Nヽ! ● ヽ! ●ヽ/l ,/l | \ | !,//(⌒) -(⌒)/// iノ| | 【自戦記: 066】 \ | |!ヽト _ワ_,. イ / | | | をうっpしますた。 . \ヘ,イ,. - '´ ゝ_ノ `ヽ__|レヘNリ (_ヽ__,〈 ハ 〈、.__ /つ. レヘく / '. \ヘ丿. /`' ー ^ー'´\ ..
某所にて対戦した棋譜です。 本局はオールラウンダー同士の一戦。先手番でしたので久しぶりに 「矢倉」へと誘ったのですが、後手には通じず。仕方がなく先手も 作戦変更となり、振り飛車を選択してみました。 紆余曲折の結果「先手藤井システム」。対する後手も「△5五角の急戦」 で受けて立つといった意地の張り合い。居飛車vs振り飛車の対抗戦 となりました。 ・・・と言う訳で、本局の勝敗の行方はどうなりましたか? 相手の作戦をを粉砕したのか? or 善戦虚しくボロボロに玉砕したのか?
稚拙な内容かも知れませんが、ご興味のある方は本局を棋譜並べして お楽しみ下さい。
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[ No.453 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −02
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時02分 |
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棋戦:自戦記066 戦型:先手藤井システムvs△5五角急戦 先手:とある診断士 後手:あいて
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 *先手・後手共に何でも指しこなすオールラウンダー同士の一戦。 *本局では久しぶりに「矢倉」へと誘ってみたのですが △8五歩 *作戦の岐路。 *△6二銀なら相矢倉への進行です。飛先の歩を伸ばしても矢倉は出来ますが、 *一般的には他の戦型になる事が多いですね。 ▲7七角 *作戦の岐路。 *▲7七銀ならまだ矢倉への可能性が残りますが、後手が外したと思ったので *角で受けて様子を見る。 △6二銀 ▲6七銀 △5四歩 ▲6八飛 *作戦の岐路。 *既に△8五歩と飛先の歩を決めているので▲8八飛の「向飛車」も有力ですが、 *本局では「四間飛車」へと変化させました。 △4二玉 ▲3八銀 *▲4八玉なら普通の四間飛車の駒組みですが、面白くないと見て *「先手藤井システム」へと変化させました。 *▲1六歩がよくある「居飛車穴熊」を警戒する本命。本局の▲3八銀は次善手 *の駒組み。その為、居玉のままである程度優先出来るモノは優先させる方針で *進行させるのが、この戦型の骨子となります。 △3二玉 ▲4六歩 △5二金右 ▲3六歩 △5五角 *作戦の岐路。 *先手の作戦を確認出来たので後手も天王山へと角を出し、牽制する狙い。 *対藤井システムの急戦で出てくる「△5五角の急戦」です。 ▲4七銀 *▲4八飛の変化球もありますが・・・ *本局では素直に受けながら駒組みを進める方針。
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[ No.454 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −03
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時04分 |
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△6四角 ▲3八金 *敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ *いつでも△8六歩の仕掛けがあるので、ココは「仕掛けられる前に仕掛ける」 *▲6五歩で角頭をイジメる一手!であるとのご指摘を受けました。 *以下△5五角のかわしに▲6六銀(▲同角△同歩の角交換は先手面白くない)と *当てて△3三角と凹ませてから▲4八玉が主な一例との事。 *そうかぁ。そうだたのかぁ。勉強不足でした。 (´・ω・`)ショボ〜ン。 △2二銀 ▲5八玉 *捻った手。 *普通に▲4八玉は△8六歩と仕掛けられ、▲同歩△同角の飛び出しに▲8八飛※ *と回り△7七角成▲8二飛成△6七馬で先に銀を取られてしまう。 *本局の場合は▲5八玉と上がった事で▲6七銀にヒモが付いているので銀は大丈夫。 *※▲同角※と応戦するのは△同飛▲8八歩の受け△8七歩と追撃され面白くない。 △8六歩 *それでも仕掛けて キタ━━(゚∀゚)━━!! ▲同 歩 △同 角 ▲8八飛 △8五歩 *押さえ。 *角にヒモを付け、橋頭堡とする。 *慌てて△7七角成の強攻策は▲8二飛成と飛を抜かれ△9九馬▲8一飛で *後手面白くない所です。 ▲7八金 *「金開き」へ。 *8筋へ援軍を送り守備を固める。 △4二角 ▲3七桂 △1四歩 *様子見。 *既に8筋にはイヤミを付けたので今度は左辺からという訳で、次に▲1六歩と *受けてくれれば▲2九桂が居ない為、あとで持ち歩が1枚でも有れば△1五歩 *の端攻め敢行への含みがある。 ▲6五歩 *端の突き合いは無視して、先に角道を通しておく。 △7四歩 ▲6六銀 △8六歩 *飛先へ圧力をかける。 ▲4八玉 *間合いを計りながら、▲4八玉〜▲3九玉〜▲2八玉の順で右辺へと玉を *移動させて安定化を狙う。
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[ No.455 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −04
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時05分 |
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△8四飛 ▲5六歩 △7三桂 ▲9六歩 *▲9七桂の端桂の余地を兼ねた様子見。 △1五歩 *位を取り、1筋に圧力をかける。 ▲3九玉 △6四歩 *反発! *次に▲2八玉と入場される前に仕掛け、局面の複雑化が狙い。 *※局面を複雑化させる事で、隙が出来れば先手玉の頓死狙いも *視野に入る可能性が出来てきます。 ム、ムズイ・・・ (−−;)ウ〜ン ありますね。 ▲同 歩 △同 角 ▲6五歩 △4二角 ▲2八玉 *紆余曲折有りましたが、何とか入場に成功。 △6三銀 ▲5九角 *誘い。 *△3三角と誘いにのれば、▲5五歩から△4二角▲7七桂△5五歩▲同銀 *△7五歩▲4八角△5四歩▲5三歩で勝負型! *と、思ったのですが・・・ 本局では・・・ △6五桂 *勝負手! *最近流行の駒の損得を無視した桂跳ねの一着。 *多少の駒損なんて気にしない。とにかく5段目へ跳ね手を作る事を *優先させた一着。 *尚、対局時には、この手が見えていなかった事は内緒なのです。 ▲7五歩 *角道を遮断・・・ でしたが、これは甘い手。 *素直に▲同銀は△8七歩成の成捨てが上手い手で▲同金△6四歩▲9五角△8三飛 *▲2六桂△3三角▲8四歩と飛頭を押さえ一局ですが、お互い飛の対応が難しい。 *その為、ココでは▲9七桂と力を貯めるのが有力手です。△8七歩成▲同金 *△3三角と攻めを継続してきますが、▲5五歩から△6四銀▲4五桂で勝負! △同 歩 ▲8六角 △6四銀 ▲8五歩 *手筋である飛頭の叩き。 *良くも悪くも、ココはこの一手で後手の対応を確認したい。 △同 飛 ▲6五銀 △8七歩 *△同銀は▲7七桂の両取りがイヤミとなるので、その前に手を打つ。 ▲同 飛 △6五銀 ▲7七桂 *飛銀両取り。
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[ No.456 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −05
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時06分 |
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△8一飛 ▲6五桂 △7六銀 *切り返し。 *先に△8七歩▲同飛の利かしの効果が利いています。 ▲8九飛 △6五銀 ▲8七歩 *辛抱の受け。 *これで後手の攻めを凌げたかな? △6六歩 ▲6九飛 △7六歩 ▲9五角 *甘い手。 *次に▲7三角成の馬作りが目的ですが、あまりにも見え見えしすぎた感じ。 *なので、素直に▲4二角成で勝負でした。△同金上▲5七桂の銀取りで *△7四銀とバックさせてから▲7二角で一局ですね。 △5五歩 ▲同 歩 *素直過ぎたかな? *まだ初志貫徹の方針で▲7三角成で馬を作り、△5六銀なら▲5八銀で *待った方が良かった感じですね。 △5六歩 ▲4八銀 △7五桂 *「力」を貯める。 *上から押し潰そうとする作戦。 *このままだと先手の「作戦負け」になりやすい為、暴発を狙っています。 ▲2六桂 *控えの桂。 *受けばかりだと後手の思惑にハマル為、ココらで反撃出来る態勢を作る。 △6四角 ▲8六角 △3三銀 ▲5四歩 *反撃する下準備。 △4四歩 ▲7七歩 *いよいよ反撃開始! *まずは左辺のダンゴを解消しつつ、攻めの糸口を作る。 △8四飛 ▲3五歩 *急所の歩突き! *良くも悪くも後手の玉頭にイヤミを作る事は大事! *ですが、この手は先手にも急所になる地点なので諸刃の剣になりやすい *デメリットもあります。さて、本局ではどうなるのでしょうか? △同 歩 ▲3四歩 *急所の歩。 *まずは橋頭堡を作る事は攻めの基本ですね。
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[ No.457 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −06
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時07分 |
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△4二銀 ▲7六歩 *右辺にイヤミを作ったので今度は左辺へと戦線を拡大し、局面の複雑化を図る。 *現局面での形勢は、先手が若干押され気味なので全面戦争へと持ち込むのが狙い *となります。形勢判断をして、今後重要なのは下記の通りです。 *自分の形勢が指しやすいor優勢な場合は局面を「シンプル」とし、 *逆に悪いかor劣勢な場合は局面の「複雑化」を図る事はチョットしたテクニック *となりますね。 △6七桂成 ▲同 金 △同歩成 ▲同 飛 △6六歩 ▲6九飛 △8六角 ▲同 歩 △5四飛 *邪魔な目の上のタンコブを解消すると共に中央に勢力を張る。 *△6七桂成(92)からココまでの展開は一本道の進行です。 *さて、ココで慌てて△8六同飛は▲3三桂がイヤミです。 *△3一金の逃げは▲2一桂成△同金▲4五桂で怪しくなります。 *また△同桂は▲同歩成△同銀▲5三角と続き、△8七飛成▲3四歩△2四銀 *▲4四角成△3六桂▲同銀△同歩▲4五桂打(▲4五桂は△3七銀からの即詰み有り) *と玉頭に圧力をかけられて面白くない所です。 ▲5五歩 △8四飛 ▲7三角 △8一飛 *細かい動き。 *△8六飛と突撃するのは▲6四角成△8七飛成▲6五馬と王手をかけられた上に *銀を取られて面白くない所です。 ▲6四桂 △5三金 ▲7二桂成 △8六飛 ▲9一角成 △8七飛成 ▲5四香 △4三金 ▲6四馬 △5四銀 ▲同 歩 △5七歩成 *先手・後手お互い我が道を行く攻め合いへ。 *ココもほぼ一本道の進行ですが、後手が良さそうな感じ。 ▲同 銀 △同 龍 ▲4八銀 △7七龍 *△5四竜と頑張るのは▲同馬△同金の竜馬交換された上に▲8九飛と遊んでいた飛 *が動くので後手面白くない。 ▲4五歩 *急ぎすぎたか? *後手陣へと迫る前に▲8九飛と回り牽制しておくべきだったかも・・・ *△8七歩▲5九飛△5二歩と歩を2枚使わせた後に▲4五歩の順で迫るのが *有力候補でした。 △5一香 *下段からの香打ち。 *先受けの手で、受けながら中央からの反撃をも視野に入れた一石二鳥の一着。 *形勢は後手優勢です。
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[ No.458 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −07
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時09分 |
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▲6二成桂 △5四金 ▲7五馬 △3六歩 *急所の歩突き! *コレは痛い手。困りました。 (´・ω・`)ショボ〜ン。 ▲同 銀 △5八角 *飛銀両取り。 ▲5一成桂 △同 金 ▲3三香 △2二玉 ▲6六飛 *▲4二角成の寄せ合い勝負は△同金▲3一金△1二玉▲5九飛△3六角成 *▲5四飛と飛び出した瞬間に△4六桂が急所の桂打ちとなり、先手潰れ型です。 △同 龍 ▲同 馬 △3六角成 ▲5七馬 *詰めろ。 *放置すれば▲3二飛までの1手詰みです。 *▲4奈何銀と頑張るのは△同馬と切られ▲同金△6八飛▲4八角'▲4八馬は *△3六桂からの即詰み有り)△3二歩▲5七馬△6九飛成▲5九歩△2四桂で *先手潰れ型となります。 △3五桂 ▲3二飛 △1三玉 ▲1六歩 *先手から後手玉に迫る手が難しいので、 *「端玉には端歩攻め」の格言実行ですが・・・ *ですが・・・ 詰めろになっていない為、おながいの一着。 △2六馬 *決め手! *これで先手は防戦不可。 ・゚・(つД`)・゚・ ▲1五歩 *形作りの一手。 *▲同歩と頑張るのは△3六桂が二の矢の王手で、▲3九玉△2九飛▲同玉 *△2八銀▲同金△同桂成▲同玉△2七銀▲3九玉△3八金までの優しい詰み *が有ります。 △3六桂 *即詰み有りの王手! *詰め手順は上記の変化を参照。 ▲3九玉 △2九飛 ▲同 玉 △2八銀 *ここで「投了」です。 *詰め手順は以下▲同金△同桂成▲同玉の清算後、△2七馬▲3九玉△3八金 *までとなります。 *結果、敗局譜でしたがいろいろと考えさせられる一局でした。 *次は頑張ろうと思います。 まで148手で後手の勝ち
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[ No.459 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −08
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時10分 |
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棋戦:自戦記066 戦型:先手藤井システムvs△5五角急戦 先手:とある診断士 後手:あいて
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角 △6二銀 ▲6七銀 △5四歩 ▲6八飛 △4二玉 ▲3八銀 △3二玉 ▲4六歩 △5二金右 ▲3六歩 △5五角 ▲4七銀 △6四角 ▲3八金 △2二銀 ▲5八玉 △8六歩 ▲同 歩 △同 角 ▲8八飛 △8五歩 ▲7八金 △4二角 ▲3七桂 △1四歩 ▲6五歩 △7四歩 ▲6六銀 △8六歩 ▲4八玉 △8四飛 ▲5六歩 △7三桂 ▲9六歩 △1五歩 ▲3九玉 △6四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲6五歩 △4二角 ▲2八玉 △6三銀 ▲5九角 △6五桂 ▲7五歩 △同 歩 ▲8六角 △6四銀 ▲8五歩 △同 飛 ▲6五銀 △8七歩 ▲同 飛 △6五銀 ▲7七桂 △8一飛 ▲6五桂 △7六銀 ▲8九飛 △6五銀 ▲8七歩 △6六歩 ▲6九飛 △7六歩 ▲9五角 △5五歩 ▲同 歩 △5六歩 ▲4八銀 △7五桂 ▲2六桂 △6四角 ▲8六角 △3三銀 ▲5四歩 △4四歩 ▲7七歩 △8四飛 ▲3五歩 △同 歩 ▲3四歩 △4二銀 ▲7六歩 △6七桂成 ▲同 金 △同歩成 ▲同 飛 △6六 歩 ▲6九飛 △8六角 ▲同 歩 △5四飛 ▲5五歩 △8四飛 ▲7三角 △8一飛 ▲6四桂 △5三金 ▲7二桂成 △8六飛 ▲9一角成 △8七飛成 ▲5四香 △4三金 ▲6四馬 △5四銀 ▲同 歩 △5七歩成 ▲同 銀 △同 龍 ▲4八銀 △7七龍 ▲4五歩 △5一香 ▲6二成桂 △5四金 ▲7五馬 △3六歩 ▲同 銀 △5八角 ▲5一成桂 △同 金 ▲3三香 △2二玉 ▲6六飛 △同 龍 ▲同 馬 △3六角成 ▲5七馬 △3五桂 ▲3二飛 △1三玉 ▲1六歩 △2六馬 ▲1五歩 △3六桂 ▲3九玉 △2九飛 ▲同 玉 △2八銀 まで148手で後手の勝ち
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[ No.460 ]
■診断士の自戦記 :自戦記066 先手藤井システムvs△5五角急戦 −09
投稿者: とある診断士
2018年07月07日 (土) 08時11分 |
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o o ノi^ヽ、_,ヘ、 / _,,,......,,,_i γノノλノ)) ご意見・ご感想等がございましたら ,ヘ,ゝ゚ ヮ゚ノ,) お気軽にカキコの程、 ,ゝ. (,_`]l[´iン よろしくおながいしま〜す。 ζ_./'~|鬥「|ゝ £'r_,ィ_ァ┘
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