[44] あおもり映画祭(画像がありますので、少し重いです) |
- らんたん - 2005年07月20日 (水) 16時06分
まず、会場に着きますと、ウソン氏から自筆メッセージが届いていました!(T_T) B4くらいの用紙に2枚、達筆でぎっしり書かれていました〜。(訳文は後日映画祭のHPに掲載される予定だそうです)
映画祭では、「上海グランド」「MUSA」とウソン氏監督作品「god」の「MV」が上映されました。 「MV」の2部と3部は二人の恋の行方ですが、1部と違って、やや明るめの映像となっていました。近未来的小道具もでてきたりして、カッコいい雰囲気、そして、二人ともとても妖艶!というか美しかったです。二人を同じ風景の中で別々に撮影した映像を交互に見せるという手法で、一瞬二人が一緒にいるような錯覚を起こします。画面の変わり方も斬新な部分があり、なかなか粋な演出ぶり、と思うのはファンの贔屓目でしょうか。
上映後、キム・ソンス監督と佐久間プロデューサーのトークショーもありました。トークショーは40分近くに及びましたが、やはり、その中で気になるウソン氏について語られた部分を紹介させてください。
先ず、MUSA撮影中のウソン氏の膝の怪我について。これは、監督が大変気になさっていたようで、添付画像にもありますように、その時の絵も描かれています。 「とにかく彼は痛みをこらえて予定通り撮影をこなしてくれました。それほど、彼はプロ意識が強い俳優なのです。後で医者からかなり無理をしていたと聞いて、またそれが原因で3年間アクションができないことになってしまったということを、とてもすまなく思っています。」これだけ聞いただけで、もう涙でそうでした。(;;) また、「彼は現場では誰よりも一生懸命働く人。そしてスターぶらないスターです。おかげで彼は、監督としては大変仕事をしやすい俳優です!」ここでまた感激! 「供に、『ビート』で世に出たという思いがあります。なので、それ以来彼とは強い絆、深い信頼関係を保っています。」 ウソン氏については、ずっと褒めたたえてばかり、と言ってよいくらい、多く語ってくださいました。
また、この秋から、監督が製作をされる、「中天」の撮影に入られるとのことでした。 中天とは、この世とあの世の間にある世界で、人が49日間さまようところだそうです。時代劇ファンタジーとおっしゃっていました。主演はもちろん、ウソン氏です。
その音楽を担当される佐久間プロデューサーも大変気さくなお方でユーモアあふれるトークでしばしば会場を沸かせてくださいました。その佐久間さん曰く、「監督は普段はとても優しく気配りの人なのですが、ひとたび撮影現場に行くと常に大声を張り上げている厳しい人に変わります。鷺巣さんと二人で『barking director』と冗談で名づけた程でした」
とにかく、お二方とも、疲れも見せず、会場に詰め掛けた大勢のファンに、サインや写真撮影に気軽に応じてくださいました。監督は、時にサインと供にお得意の似顔絵を入れてくださったり、必ず一人一人と握手もしてくださいました。大きくて温かい手でした。感謝感謝です。
それから、最後になってしまいましたが、サイトからの花束とメッセージを贈呈してくださった方、大変お疲れ様でございました!監督も佐久間さんもとても感激しておられました。
私は、映画祭直前にハプニングがあり行けるかどうか分からなくなりましたが、幸いぎりぎりで行くことができ、上映5分前に会場に駆け込みました。短い滞在期間ではありましたが、地元のファンの方々と交流もできて、本当に行ってよかったと思っています。スタッフの皆様にも感謝しています。ありがとうございました。
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