ここ半年間で何冊か香水に関する本を読んでます。非常に奥が深く、興味深いものですね。数年前から折に触れ、テイスティングさせていただいたり、カタログを持ち帰ったり。そんな中で、one of 大切にしているカタログ「エディション ドゥ パルファム フレデリック マル」。カタログの中に記載されているフレデリック・マル氏のご略歴一部を御紹介させていただきますと。「香水の伝統や調香師という職業を重んじ、クリエイティブであることを尊重する環境で育つ。」との事。素敵でしょ。「エディション ドゥ パルファム フレデリック マル」は、2000年に氏がスタートさせたブランドだそうです。日本で初めて発売された時にいただいたカタログで、フレグランス各種がカードで紹介されています。最近、カタログに掲載されている12種類以外にも香りが追加されたようです。時々、引っぱり出して一枚一枚を読み直し、ただひたすらうっとりできる大切な読み物。えっとぉ。カード眺めて、読み返してはうっとり・・・って、これじゃぁ変態!?(笑)。
うっとりといえば。
その昔、ローカルテレビ局で放映していた英語圏の番組「世界の料理ショー」がありました。この番組のシェフが、シェフ然としてない服装、たぶんカジュアルジャケットかなんかで登場して、料理を始める前にジャケットを脱いで、シャツの袖まくりするトコから調理が始まるンだったかな。とにかく品があって、なんていうのかな〜、イメージ的にはカジュアルだとかラフって言葉だけではモノ足りない・・・そう!フレンドリーな感じで、すんばらしく、うっまそうに自分の作るお料理を紹介するんだ、コレが。時々、お料理に使う白ワインをゴクゴク飲んだりしてさ。この料理番組を画面に食い入るように、うっとり、恍惚として見ていた幼稚園児約1名。長じて、パルファンのカタログにもうっとり恍惚。半年程前、某フレンチパブ(っていうのかな)で店内に飾られている看板を眺めてたら、お食事中のジェントルが「アンティカブル」って声をかけて教えてくださった。そのジェントルがカタログの中、微笑んでらっしゃるお顔にソックリだと思ったのは気のせいかな。「フレデリック・マルだったらどうしよう!だったらなんて素敵!いや、私的には本人に御会いできたって事にしておこう。その方が幸せだし」とかなんとか(笑)。ウキウキ興奮して帰宅した夜でした。
色んな考え方があって然るべきだと当然、認識してますが、まぁ、こんなふうに私はといえばクリエィティビティに重きを置き、そうした精神性の高さでもってなされるお仕事に、ただひたすら憧れ、敬意を持ち続けるのであった。