「モードは芸術ではなく仕事です」。表現は違ったかもしれないけど、確か、そう記述があった。マドモアゼルはそうした意識で、真摯に制作をなさってらしたと思うけど。女性の生活様式を軽やかに一変してしまえる程の変革をなさった制作が、芸術でなくてなんだろう。制作されているその時点では、あくまでも仕事かもしれない。でも。仕事として成立した後。その後は確かな芸術になりうるんだろう。事務仕事をしてみて思うのは、事務仕事だって結果として芸術になりうる可能性はあるし。マドモアゼルは、表面上厳しくしてらしたみたいだけど。仕事で厳しい事をおっしゃるのは状況によっては仕方なかったりするだろうし。マドモアゼルの一番好きなところはね。人に嫌われる事を恐れてキチンと伝えてあげにくい事を、本人の為にならない事をそうだと言える勇気と、色んな方々に手を差し伸べてらした事がマドモアゼルに関する以外の文献に目を通す際に浮かび上がってくるってトコ。本質以上に、憎まれ役みたいな位置にいらした事が多かったんじゃないかな。好きだぁっ!!(笑)
ウイリアム・モリスのパターンだって。時代的な流れによる印刷の技術だとか、他の要素は数々あれど。色んなモノに姿を変えて、そのパターンは時代を超えて使用するに耐えうるどころか、安らぎを与え、生活に彩りを与えてくれ続ける。仕事に対して、常に真摯で誠実であり続けたという事、私にとってはどんなに敬意を払っても表現しきれない程に偉大な事。「必死になるのではなく、力をぬいてしなやかに」「人は自由に、そして熱狂して働くべきだ」。
でさ。全然別の話なんだけど。どうしてもひっかかるんだけど、例のレシピ。ひょっとして、アレで1レシピ作成代とか支払いがあったとしたら・・・。他の人は、仕事として納得してるんだろうか。高いお金かけて、完成されたレシピや完成された手順での教育システムが確立された学校で製菓を修学して。学校で使用しているのと全く同じ機材を使って。どこぞのお嬢様(ご令嬢ではなく)かなんかで、ある程度の人脈(あくまでも家系の方々の人徳、努力による人脈で個人的資質によるものでも、個人的実力でもなく)があれば、センスも努力もなく、ソコソコ出来栄えのするものはできるんだろう。写真から判断できるように掲載された品の撮影だって、金かかってそうだし。力のあるブレーンにとっては、そうした仕事ってストレスフルなんじゃないのかな。あくまでも情報からの推考で断定じゃないし、この推考を押し付けるモノでもなんでもない。目に映る確実な情報が、超々メジャーサイト(いくらフリーだとはいえ)の、しかも「グルメレシピ」、「グ・ル・メ!レシピ」でアレじゃぁ、こういう意見があってしかるべきでしょ?決して穿ち過ぎなんかじゃないと思う。どうしてもあのレベルの低いレシピを掲載しなきゃいけないなら、「グルメレシピ」の項目にクイッククッキングがあるみたく、グルメレシピごっこ、もしくは、なんちゃってグルメレシピとか、細分化して、他のマトモレシピをちゃんと考えてる項目と別にすればいいのに。楽しみにレシピ見てたけど、アクセスしたレシピがその人のだったりしたらヤだから、もうそのサイトは見なくなっちゃった。だって。自分の表現活動における状況が今ひとつなんで、悔しいんだもん(笑)。金払って掲載してもらってるんだとしたら。なおさら本人の思考、意識に疑問を感じる。その姿勢において、一生涯、私とは全く接点のない人だ。羨ましいな。無駄に金かかってそうで。なんでも出来るんだろうな。金の力で、機材とブレーンになんでも作ってもらって。そんでもって、自分の名前で発表したりして。繰返しますが。あくまでも目に映る確実な情報において推考をした結果に対しての仮定。他に事情があるのなら。目くじら立てて怒らないでね(笑)。「何もわかってない。」で読み飛ばしてくれていいから。