2008年4月1日。我が人生で初の禁煙が幕を開けた。 禁煙を成功した偉人達の数々の壮絶な戦いぶりをインター ネットで事前に学び、研究し、自分なりの作戦を構築し、 戦いは始まったのだ。 「作戦」と言ってもそれほど大それた事をした訳ではな い。ただ一般的なアメ、ガム、禁煙パイポ等の禁煙補助 ウエポン(?)の使用ではなかった。 私が考えた作戦は「減食」であった。食事の頻度は3〜4 日で1食。量も茶碗1杯程度。当然普通の人なら常に空腹 になる頻度である。 飯を食いたいという「食欲」がタバコを吸いたいという 「中毒」症状に勝てるかが最大のポイントであった。し かも満腹になった時に怒涛の如く訪れるあの「食後の一 服」誘惑からも開放され、禁煙によって口が寂しくなる あまり食に走ってしまい体重が増加することもない。 但し、この作戦は短期決戦である。2週間を超える減食は 生命の危険を伴う為、この2週間でヤニの要らない肉体に しなければならない。 尚、事前準備として禁煙作戦開始の3日前から何も食して いない。 そして、2008年4月1日、戦闘開始・・・。 途中経過は割愛するが、開始からおよそ2週間、なんと表 現したら良い物か・・。とにかく肺の中の細胞が「ゾワ ゾワ」している感覚というのか。肺の細胞一つひとつが 「ニコチン」が欲しいと轟き叫んでいる感覚はあったが、 タバコを吸いたいのは回数はあれど所詮一瞬だ。 しかし、空腹感は常に持続し、タバコよりメシの事を考 え方が多かった。
結果・・・。 2008年6月1日現在、タバコは一本も吸っていない。
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