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黄泉って本当は幽界ではなくて島根県(旧;出雲国)の安来市の ことらしいです。ここにはいざなみの神様のお墓もあるらしいの です。古事記に記載の幽界/現実界の境目である黄泉比良坂ってとこ ろも隣の東出雲町にあるそうです。ちなみに根国ともいうらしいです。 もののけ姫にも出てきた、たたら製鉄は出来た鋼の塊、ケラ(金編に 母と書く、金母;一文字)には母の字がついているが、)を製造するが それを日本の国生みになぞらえた。日本母神ともいわれる、いざなみ の神様の死因は火の神をお生みになったやけどがもとになったこと も記紀には明確に記されています。 たたら製鉄もケラをひとつ製造するごとに炉を壊してしまい、その ため古代のたたら遺跡はなかなか見つからないらしいのですが、たたら炉 といざなみの神様のお話を同一視して見てしまうのはやりすぎですかね?
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No.490 長文ぶちあげ |
NAME:マルメンライト |
鉄器製造技術と日本の国産み神話を関連付けるんですか、興味深いです。歴史、古代史はいろんな想像を潜ませる隙があるから、面白いですよね。特に私は技術が歴史を変えるような話が大好きです。その技術を得るためにどれだけ古人が苦労したか、という話もです。
でも技術が、とりわけ古代の製鉄技術が歴史を一新させたか、というのはわたし的には疑問です。ナイフ作ってて思ったのは、えらい手間なんです。鍛冶もどき。手作りでいくとこんな高コストなものをほいほいと兵隊に配布できないです。
私のやってることなんて既にある鉄をナイフ形に成型するだけなんですが、最新機材を使っても四苦八苦。まして鉄自体を作っていくなんてとてもじゃないけど無理です。現代人の私が。
仮に鉄製の剣や槍が古代人に作成できたとします。でも剣や槍で軍隊の勝負は決まらないと思います。白兵戦が好まれる「武士道」という様式美のなかでさえ、弓と投石で7割勝負が決まるからです。古代人など野人ですよ。
ただそれゆえ、戦略性皆無の白兵戦が行われたと考える価値はありますね。戦闘規模も小さいだろうし・・・もっとも、私は鉄製ナイフ装備、鉄製よろい装備で、木や棍棒持った野人5人になすすべもなくボコられる自信がありますw
電波を飛ばすようですが、私が考える人間の行動原理とは「欲」と「恐怖」なんですよ。アニマルだった時の本能と変わらないところにあると思う。その一面として。ピカピカ光るものは欲しいし、鋭くて速いものは怖い。金属製武器ってそういう媒介には最適だと思いますね。力の象徴。やはり武器を握ってどきどきするのは東亜に馳せた大和魂を持つ証拠ですよ。
人間が一番怖いのは神様とかですからね。国産みと関連するとすると、やっぱ宗教がらみでしょうねえ。
2005年01月05日 (水) 00時55分
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