９月も終わりだがひとつも予定をこなしていない（笑）。しかし10月の無間道は先にこなしたぞ。おっと10月は「バリスティック」もあった！！！

　10月10日から今年２回目の香港に。３泊４日の短期滞在の間にファンでもないのにユーミンのコンサートまで見ていては映画を見る時間もとれず、結局香港で見た映画は「無間道�U」のみ。劉�ｺ華の「大隻佬」も見るつもりだったが女人街で補足したので（笑）家で見ることにした。一週間遅く行けば「標殺令」も見られたのだがこの時点では未公開、残念だったがおっつけ日本公開なのでまぁいいか。

　さて「無間道�U」だが悪い映画ではない、どころか良い映画だとは思うのだがちと「ゴッドファーザー」化が進んでしまったか、呉鎮宇がアル･パチーノ＝マイケル・コルレオーネに見えて仕方がなかった。しかしその呉鎮宇が素晴らしい！！って言うかこの映画、どこにもそうは書いていないけど主役は呉鎮宇だよね〜？「１」にも出演する筈だったという呉鎮宇だがこの強烈な存在感は「１」では少々うるさく感じたかも、そう考えると「１」に出なかったのは正解だったか？？「這是最好的時代・・・這是最壊的時代・・・」なるコピーはディケンズ「二都物語」冒頭の引用だそうだが、映画全編が格調高めに作りましたという感じで「１」のような異様な緊張感は薄め。「サーガ」にしようなんて考えるとどうしても冗長になるんだよねー。クリスマスに公開予定の「３」に期待しよう！！！

　おっとまた忘れていた！！！今年こそ加入せねば。家族会員があればいいのにねー（笑）。

やっぱり無間道が騒がれるのって
『英雄』でのトニーさんの活躍と
日本で馴染みのケリーさんの効果なんでしょうかね。
アンディさんも日本とはいろいろお付き合いありますから。

でも今年はある意味
『少林サッカー』『英雄』の公開、そしてレスリーの件と、
日本にとってアジア映画が特別な影響を与えたように思います。
未公開作品もたくさん国内ソフト化されましたし。
また香港映画ブーム来るでしょうか？

　「無間道」が騒がれるのはＳＡＲＳによるダメージを払拭しようとする香港観光協会の強力なプッシュがあるからです。というのは半分冗談半分本当で、そもそも傑作だから話題になるのでしょうが、でもやっぱり今日のジャパン・プレミアも香港観光協会が押しまくり！！香港旅行はプレゼントするユーミンは出てくるでおそろしく力が入っていました。成龍も呼んでくれればなー。

　さてそのジャパン･プレミアだが東京国際フォーラムＡホールがほぼ満席（もっとも１階は前半分？がほとんどプレス席だった模様）、さすがに劉�ｺ華・梁朝偉・陳慧琳・陳冠希が来ただけのことはある。ただファンの方々は思ったより静か、まぁコアなファンは成田到着から追っかけていて今更騒ぐこともない？

　残念ながら今日の席は２階席の真ん中当たり、２階席とは名ばかりで実際には地上１０階から地上を見下ろしているくらいの距離で誰ひとり判別つかず、ちょっと会場広すぎ（笑）。顔は全然わからなかったが、明星の皆さんが結構日本語に堪能であることがわかっただけでも良しとしよう！！

　ともあれ２回目の「無間道」、やっぱりこの映画面白い！！････しかしラストというかオチの部分はどうもよく理解できん。なんで６ヶ月も梁朝偉の身分がわからんままだったのか。鄭秀文はその間何をやっていたのか（まさか留守電を聞いていなかったのか？）。そもそも陳慧琳はどうやって真実を突き止めたのか。梁朝偉の正体が判明したのなら劉�ｺ華は失脚したのではないのか。実は他にも変なところは多々あるのだが、このラストだけはどうしても気になるなぁ。もしかしてこれが「３」へ続く？？

　ところであのお墓の場所はなんだかビルの屋上に見えるのだが香港では普通のロケーションなんだろうか？？「天長地久」や「暗戦」を引っ張り出すまでもなく、香港映画は屋上が多いなぁ、というのが今日の最大の発見だったりして（笑）。