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[276] | 発達検査の代表格、新版K式の事例検討 | miyamokko 05/13(木) 12:39 |
wiscはいつもお馴染みの心理検査ですが、主に知的障害が重い方や、言葉でのやり取りが苦手な自閉症圏の方が対象の0歳から成人までの発達検査のプロフィールの見方を学習しました。 「発達検査の名のとおり、発達段階をまずは知るための検査ですが、発達数値だけでは、其の子のニーズに応じた支援の方向性を具体的に教えてはくれない。 また、診断名で個々の子どもの様子を判断することは意味がない。 (たとえば、授業中、課題に集中しないでウロウロするのは○○障害のせいだではなく、課題がその子に合っていないから) 結果にばらつきのある子は、wiscと同じように得意と不得意、弱さの中にもどこまで何が出来ているかを見きわめて、ストレングスとしてとらえて、教科学習などの出発点の判断材料にすること」 などの視点から、結果の解釈を事例を通して教えていただきました。 今回も、グループワークに35分間もとっていただき、各班ともにこれまで積み上げてきた「行動を科学的に分析する視点」を共有した議論が活発に行われていたと思います。 いつものグループごとの発表は取れなったのですが、安原ドクターも参加してくださり、最後の40分間は、ドクターならではの専門的知見も伺え、またまた医療と教育の連携の必要をガッテン。 最後に、ドクターが、 「意味はわからず、実際の文章に生かしきれていなくても、漢字そのものはちゃんと書けるのに、発達年齢が幼いと言う理由で、線引きだばかりくるひもくるひも学校でさせないでね。そんなことをしたら、親の子育てのモチベーションはすごく下がるし、先生に対する信頼ももてないよ」 この事は、検査による結果を個々のニーズにどう生かしながら、支援に役立てていくかを示唆した重要なコメントだと思いました。 つまり、発達年齢の結果だけが其の子の方向性を決めるわけではないことを、謹んで肝に銘じておくべきでしょう。 学校と家庭が連携をとるときに、大事な視点だと思いました。 |
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コメント | ||
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[277] | miyamokko 05/13(木) 12:42 | |
上記の書き込みは5月12日の行われた事例検討会の簡単な報告です。 詳しくは、伊丹先生が書いてくださるかもしれないです。 次回もK式の事例検討会をします。 おたのしみに。 詳細は追ってお知らせいたします。 日時は、2010年6月9日6時半から8時半です。 |
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