★のびのびキッズ掲示板★
記事 | ||
---|---|---|
[585] | 地域の中学での支援の経験から(つづき) | mari-mori 03/28(木) 21:16 |
地域の中学での思いもしなかった学校全体での『チーム支援』。入学後今までの小学校の他に二校が一緒になっての中学。息子の事を全くしらない同級生と同様に、知らない顔の増えた環境に慣れない息子は緊張からか益々場面緘黙状態に輪をかけ、岩の様に瞬き一つしない休み時間を過ごしていた様です。この頃、学校とは別の居場所としてドラム教室とSSTの教室に通い、息抜きの場として活用していました。 ある時トラブルの対象が女の子ばかりから今度はある男子に。しかもよりによってケンカの強い体育会系の子。先生曰く、自分にない相手の持つ強さにどうも憧れているようだと(笑)それからはその子にケンカを売るならまだしも、鼻くそをつけては泣かされ、小学生でもしない低レベルの悪戯で相手に向かっていく息子に相手は何でこいつ何回言ってもしょうもない事するんや!!とブチ切れる毎日。チーム支援により、学年で機会あるごとに障害を伝えるのではなく、息子の苦手を伝えてくださり、でもしてはいけない事に関しては同じように守る。それを三年間一貫して下さったおかげで随分集団のルールを理解する経験がこの大切な思春期にできたと思います。 見かけからはその障害が見えにくい息子も外にでれば、みんなと同じ中学生。もし女の子に急に外で抱きついたりしたらたちまち痴漢だと言われてしまいます。 女の子とのトラブルの絶えない息子。そこで先生は『お母さん、彼が今一番学校でこれはダメと言われて困ることはある?』と。『先生、あります。停学と言う意味を彼に伝えてください!!』と母。時期が新学年になる前で、彼なりにみんなとなじんでる様子から、きっとみんなと同じ学年にあがれない事は嫌がるに違いない。停学処分があることを言ってもらおうとひらめきました。そこからは『チーム支援+校長先生』が加わって下さり、校長室に呼び出された私と息子は名俳優の校長先生に『女の子との接し方を守らなければ、停学だ』と。これは効果てき面でした(笑) まだまだエピソードは盛りだくさんですが、3年間一方的な指導ではなく、時には親にも参加する機会を与えて下さり、この時やっと子育てしている自分を意識できました。親の私自身が変わるきっかけになり、親の私が変わることで、何よりも息子が一番自尊感情を取り戻していたように思います。毎日絶えない色んなトラブルにも前向きな先生の連絡帳と中学での支援は宝物です。皆と同じルールの中、3年生では受験と言う経験もさせてもらい願書も自分で出せるように事前体験と電車の練習。運よく高等専修学校に合格し、それが成功体験になりました。(先生方、学校に感謝です!!) 上手くいかない時期があっても気付いた時点から始めれば決して遅い、取り戻せないと言う事はないし、必ず親も子も経験したことは次へ繋がるチャンスだとこの先もそう信じてやっていこうと思っています! 今年成人式場で、みんなに声をかけて貰う息子を見て地域の中学に行きもまれたからこそ、今の打たれ強い彼がいるんだと感じました。社会にでる前になり、学校と言う守られた城の安心感に気づく母ですが、この先彼が自分自身の城を創れるよう少しづつ社会の波にのっかっていければいいなぁと願っています。 |
||
コメント | ||
---|---|---|
[591] | 参考になりました | りんりん 04/15(月) 00:07 |
今年小六の息子がいます。進路をどうするべきか頭を悩ませています。 地元中学よりは手厚い私立中学へ、という話も聞くのですが、mari-moriさんのお子さんの地元中学でのチームKのお話を聞き、大変参考になりました。 ありがとうございました。 |
||
このレスは下記の投稿への返信になります。内容が異なる場合はブラウザのバックにて戻ってください。 |
---|