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[696] 11月先生学習会報告 宮本 11/26(火) 01:06
  事例生徒は、中学2年男子。

テーマは不登校支援です。



事例生徒の認知特性は、学習に必要なスキルは平均域にあり小学校時代

支援級の指導も丁寧だったのか、よく伸ばしていました。

記憶力は高く、推理を働かせないといけない理科よりも

社会が得意でした。

一方、一般知能がそれよりも低く、特に言語理解が低いです。

語彙の理解や言語表現が特に低く、思ったことや考えを適切に伝えることや

自分の感情表現も拙いことは察しられました。

このような場合、説明や指示は噛み砕いてわかりやすく伝えることが配慮になり、

学習課題は、発達年齢に即した自立課題が必要になります。

言語理解は低いのですが、「語の推理」は有意に高く、環境的には良い経験を多く積んでおり、

体験的な推理は得意だといえます。

また、ワーキングメモリー内の語音整列の有意な高さから、

動機付けが的確であれば、意欲をもって学習することが推察されました。

塾での背景情報でも好きなキャラクターを使った算数問題では意欲的にとりくみます。

易しい課題はプライドが許さず嫌がりますが、難しいと粘り強く取り組めずこれまた嫌がり、

指導上、工夫がいります。

また、周りの動きやルールに縛られ、自分がどうしたいかがつかめず、

行動を決められないことが多いときの支援に保護者は困っていました。

いずれにせよ、

中学の通常クラスで配慮がないと学びにくい状態で、

初めての場所や人、予定などに不安感を募らせる傾向も強く

クラスメートだけではなく、先生との関係性の中でも不全感を募らせた結果、

中2の9月から完全に不登校状態になったようです。

しかし、学校以外の塾、ソーシャルスキルクラスなどには、楽しくかよっており、

小さな子の面倒をよくみて、お家ではお手伝いもよくする子です。

本来は、人好きで、安心できる人とは、よくおしゃべりも愉しむことが出来る子ですが、

警戒心をもつと寡黙になり会うのをさけます。



さらに触覚過敏も最近は激しくなり、肩をさわれただけで「痛い!」と過敏な反応が多くなったようです。



現在、市の適応教室に週に数回通い始めています。

本人は、「学校に戻りたいけど、戻れない」「学校に行けない自分は弱い」と

言うそうです。適応教室に通うようになって、家でのイライラからくる暴言や暴力はうんと減ったそうです。



今後の対応は、

@言語理解の低さはあるので、わかりやすく噛み砕いて伝えること

Aただし、経験や知識からの推理力は高いので、指示は直接的ではなく、

間接的に伝える。たとえば、「○○しなさい」ではなく、「こういう場合は、どうするんだった?」

と言う具合です。生活に根差したイメージできるような伝え方も効果的。

それでも無理な場合は、2者択一で選ばせる。

自分で選べたことをしっかり評価し、成功体験として次につなぐ。

B学習には取り組みやすいように興味を持たすように動機付けを支える。

C被害意識や不安が嵩じてしまうと、すぐに修正は難しい。

登校出来ることをすぐに目指すのではなく、学校以外の

ところには問題なく行けているので、其のことでまずは良しと受け止める。

適応教室に週数回でも行けると花丸と捉える。

D小学校時代には、先生方が不安にはあらかじめ見通しを視覚的に示して新しいイベントや行事に

安心して参加できていた。この支援を中学でも実施できないか再度、相談する。

中学で好きな教科だけでも学習できる体制もとりたい。

スモールステップで中学が安心して過ごせる場所になるように必要な支援を講じる。



以上は、WISC−4の結果解釈から認知面の特性を考慮し、

各グループでの意見、最後の伊丹先生のアドバイスをまとめたものです
 
Pass


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